ステルスVAPING

レビューはいくらあっても困らない。非喫煙者がコソコソVAPEするためのブログ

MK Lab【こいこい 正月三光 2023 New Year Special Edition】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

「こいこい三光」といえば、この記事にも書いたんですが、自分がVAPEという沼にズブッとハマったきっかけにもなったリキッドです。
当時まだPODなんてものがなく、クリアロマイザーの性能も今ほど高くなく、美味しいミストを吸うためにはRBAのスキルが今よりも求められていた気がします。
そんな中で、VAPEを始めたばかりの自分にはとって「ミストの味ってなんだ…?」くらいのミストを吸っていたとき、このこいこいシリーズに出会ったんですよね。
まあ味の濃いこと濃いこと。煙吸って「あんま!!」ってなるのはなかなか衝撃的でした。
そうしてVAPEの奥深さに気付いてここまで沈められてしまったわけです。
罪深いリキッドですね。
そんな思い入れのある三光ですが、毎年お正月になるとSpecial Editionとしてアレンジされたフレーバーで発売されています。
恥ずかしながらこれまでSpecial Editionは吸ったことがありませんでしたので、今回が初めて。
比較となるとオリジナルの三光になってしまいますが、どのくらい変化があるのか楽しみにしていました。
フレーバーも「アップルキャラメルバニラ」から「アップルタルト」になっているのも気になるところ。
早速試していきましょう。

この商品はMK Labさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

・フレーバー名:アップルタルト
毎年恒例、今年で4回めの正月三光となります。
3種のリンゴが織りなす贅沢な風味が吸い始めの瞬間の華やかさを演出し、それらの風味を支えるように重ねられたクリームとタルト生地は、吸い終わりに上品なコクを残してくれます。
2023版も去年と同じく近年のpodタイプの使用率を考慮し、VG72:PG28のRDAメインからpodで使用しやすいVG60:PG40の比率で作成しております。
価格も据え置きの税込みで2480円となっております!
podタイプから高ワット帯まで独自の表現を見せるKoi-Koiシリーズの限定版 「正月三光」を是非お楽しみください。

美しすぎるラベル。
MK Labさんのリキッドラベルってどれもすごく綺麗で、所有欲を異様に満たしてくれます。
自分はラベルデザインとかまじまじと見るの好きなんですが、ほんと見てるだけで楽しい。世界観に惹き込まれます。
こういう独自の世界観を作ってると、「Vaping」という行為が一段上のステージに上がったように感じるから不思議なものです。


あとこれラベルが和紙っぽい質感なんですよね。模様や金箔っぽい演出もしてあって高級感がすごい。コレクションしておきたくなるラベル。

ハッシュタグや諸元や注意書きなど。

フレーバー名が書いてあります。
赤短・青短のような細かい説明は特にないですね。あえて省いたのかな。

VG:PG比は60:40。PODでも吸えるようなサラサラ感です。
「Koi-KoiといえばMAXVGとかVG比高め」なんていうイメージがいまだに頭にチラついたりするんですが、やはり時代はPODか。多くの人に手に取ってもらうには裾野を広げる必要があるんですね。

キャップを開けて香りを嗅いでみると、シナモンのようなキャラメルっぽさとりんごっぽい酸味を感じさせる香りがします。

吸ってみる

環境

高抵抗(MTL):Orbital RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.03Ω 13W
中抵抗(RDL):Requiem RDA(DL Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.47Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.03Ω 13w

吸い始めから吐き出すまで、終始シナモンが前面に立ってます。
そしてそれに乗っかるようにりんごの酸味が顔を出してきます。青っぽいりんごの感じ。
甘さはほんのり感じるかな?程度。
味というよりは香りを楽しむっていう環境ですね。
なんだろなー、「紅茶感」というかアップルティーをイメージさせる酸味と風味です。吐き終わりの余韻を残すところなんかが特に。

中抵抗(RDL):0.47Ω 30w

高抵抗の時とさほど印象は変わらないですね。
依然シナモン感が主導していてりんごの酸味が乗ってる 。
りんごは蜜入りの甘いものではなく、酸味が強く出る品種のやつっぽい。
特にクリーミーさとかはなく、甘さがもっと乗ってくるのかなとも思ってましたが、意外とあっさりすっきりで、ドリンク系リキッドみたいな感じです。
やっぱりイメージはアップルティーかなぁ。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

やはり紅茶…っ!!
それもりんごの皮のほんのりとした渋みを加えて、サッとシナモンを振りかけた大人の紅茶…っ!
味は若干濃くなりました。
アップルタルトの生地感は特にないですね。
オリジナルの三光は、このあたりの環境だと生地のもったり感にバニラの甘さとカラメルのコクが乗った甘々スイーツだったんですが、今回はかなり別物。
タルトはちょっと見つからなかったので、個人的には紅茶枠で扱いたい。

試飲まとめ

想像とだいぶ違いましたね。
オリジナルの三光のようなスイーツ系かと思いきや、すっきりさっぱり上品な紅茶系でした。
最初はギャップでちょっと面喰っちゃったんですけど、「そういう系統なんだ」と割り切ればこれはこれで。
味が濃いわけではないんですが、これは「香り高い上品さ」と捉えておきましょう。

「三光」ではなく、別ラインとして違う世界観を作り上げていくと、これまでのユーザーと違う層に刺さる気もします。
個人的にオリジナル三光に思い入れが強いからそう感じるのかもしれません。

運用環境

うまくやれば高抵抗~中抵抗環境くらいで香りを引き出しつつ燻らせるのが良さそうな感じなんですが、ちょっと自分のスキルが足らず…。
低抵抗で組むと分かりやすく味が乗ってきてくれたので、そっち方面で運用していきましょうか。

KENNEDY RDA 25mm

ワイヤー:Ni80  24Ga 内径3mm マイクロ 7巻 0.27Ω
コットン:COTTON BACON PRIME
MOD:KENNEDY Vindicator 21700
出力:4.2V × 4.2V ÷ 0.27Ω ≒ 65W

低抵抗環境代表。
実力以上にリキッドのポテンシャル発揮してくれたりするんで、とりあえずこれで組んでおけば安パイ。
これで試してみましょう。

・・・・

グッ!ときてキュッ!(?)

シナモンとアップルが同割合でブレンドされてきて、「お香」のような香り。
それで一気にフワァっと口の中が満たされたかと思うと、サッと渋みが舌の上に乗ってきて後味を引き締めています。
狙ってたよりずいぶん主張が強くなりました。
甘さはやはり控えめ。
個人的にはちょっと渋みを強く感じたので、あまりハードにチェーンはできなかったんですが、ケーキとかチョコみたいな甘いスイーツを食べてるときに吸うと、この渋みがすごくいい方向に作用して相性抜群でした。

全体まとめ

こってりスイーツ系からずいぶん変わったなぁという印象です。
というか完全に別物。
もしかするとこれまでのSpecial Editonで何かしらの変化の過程があったのかもしれませんが、それをすっ飛ばしてきた自分からすると大幅な変化に感じました。
正直、オリジナルの系統を期待するとガッカリするかもしれません。
でもちょっと待っていただきたい。
そう、こいつはもう「別物」なんですよ。
お上品なお嬢様の嗜むお紅茶なんですよ。
上品なスイーツと合わせてご覧なさいな。めくるめく上流階級のひとときに浸ろうじゃありませんか。
わたくし達の正月はまだ終わっちゃいない!

【こいこい 正月三光 2023 New Year Special Edition】はMK LabさんのYahoo!ストアからお値段税込み2,480円で発売中です。

YENHYPE【普通のメンソール/世知辛いメンソール/悪魔もビックリメンソール/ミントしか勝たん V2】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

YENHYPE一斉転生リキッドレビュー第3弾。

今回はドドッと4本同時。メンソール系カテゴリです。
「ミントしか勝たん」については以前レビューさせてもらいましたが、しっかりミントが主役にいて美味しかったやつです。かなり気に入ってリピートしました。
メンソール3種類については前作を吸ってないので初体験ですが、評判良かったようなので今回が楽しみです。
個人的には比較的メンソール耐性があると自負していますが、果たしてビックリメンソールに耐えきれるのか…。


早速試してみましょう!

この商品はYENHYPEさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

●普通のメンソール (旧 ICE3 V2)
名前は普通のメンソール、中身はガム系、甘い強メンソール。 
人気の定番メンソが転生した。いー感じを超えて超いー感じ!
メンソリキで迷ったら普通のメンソールでキマリ!? こーいうのでいいんだよ、こういうので。

●世知辛いメンソール (旧 ICE4 V2)
甘さカット大人の強強メンソール。 
もっと刺激が欲しい? おまえは何を言っているんだ
大変なこのご時世、刺激だらけだろ!? それでも不足って言うなら世知辛いメンソールがあるぜ。

●悪魔もビックリメンソール (旧 ICE6 V2)
最強メンソールのリキッドって何だ? 強さか?ウマさか?最高の原材料か?コスパか?
欲しけりゃくれてやるぜ! 探せ!悪魔もビックリメンソール!
改良した強強強メンソールの全てをそこにおいてきた!

●ミントしか勝たん V2
結局、ミントが優勝じゃね!?
むしろミントが敗北(まけ)た事あんの!?
改良を加えてV2と化した超濃厚海外系ミント、大人(キミ)には刺さるはずだ。
SNSで呟いてくれ、、ミントしか勝たん!V2!

ラインナップ通して統一感ありますね。

この辺も共通。
VG:PG比は55:45です。
これだけ気温が低くても全然固まらないですね。PODでの供給も余裕そう。

普通のメンソール吸ってみる

高抵抗(MTL):Orbital RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.03Ω 13w
中抵抗(RDL):Requiem RDA(DL Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.41Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

試飲環境は3種類どれも同じで統一して、なるべく香りなどを落としてから再セットアップするようにしてます。

高抵抗(MTL):1.03Ω 13w

「普通」とか言ってからに、しっかりキツめのメンソール。吸うときも吐くときも刺すような刺激です。
そのまま吸い続けていると、刺激に慣れてきてリキッドの甘みを感じられるようになります。
これならハードチェーンでも全然あり。ほどよい甘みとほどよい清涼感がちょうどいい。
嫌な雑味などは全くなしです。

中抵抗(RDL):0.41Ω 30w

うおぉ…。肺が痛ぇ…。
とはいえこちらも慣れてくればそこそこ吸えちゃいます。
甘みもより感じやすくなるし、口内を颯爽とメンソールが駆け抜けていくこの爽快感はいいですねぇ。
スペアミントの香りも強めに感じられます。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

意外と吸える…!全然吸える!!
思いっきり吸いすぎるとそら肺も痛くなりますが、肺手前で止めておくとメンソールの冷たさとミントの香り、甘みが存分に楽しめます。
この辺の抵抗値でも結構ハードめにチェーンしてもいけちゃいますね。
んまい。

普通のメンソール試飲まとめ

「普通のメンソール」は「ちょうどいいメンソール」でした。
添加用じゃなくて、単体で楽しめるリキッドです。
もちろん添加に使ったら使ったで、しっかりポテンシャルを発揮してくれます。
ミントの香りがしっかりあるので、フルーツ系のリキッドとの相性がいいですね。
試しにオレンジ味のリキッドと混ぜてみたら、オレンジの柑橘系の甘さにミントの爽やかさが加わってかなりアリでした。

世知辛いメンソール吸ってみる

続いては【世知辛いメンソール】いってみましょう。
やっぱりピリッと辛口なんですかね。

高抵抗(MTL):0.87Ω 14w

いてぇな!!

もうすでに口の中が痛い。これで中辛なの!?
かなりメンソールの刺激が強くて、苦手な人はこの辺でもダメかもしれないですね…。
商品名に偽りなく【普通のメンソール】に比べてかなり甘さが控えめなので、甘いの苦手な人な人にはこっちの方がいいかもです。
ミントの香りとかも同じように控えめで、あちらがミント主体だとすればこちらはメンソール主体。独特の鼻を刺激するメンソール特有の風味です。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

DLは1秒程度が限界っすね…。
肺の方は結構慣れてくるけど、喉への刺激が強い。
メンソール系のリキッドのレビュー書くと、「喫煙者も満足かも」なんて書きますが、喫煙者の方々はスロートキックがご所望の方が多いとかなんとか。
非喫煙者にとってもこういう刺激はなんとも「吸った感」が強いので、割とメリハリよく吸えますな。
この辺でも変な苦みはなし。クリアで雑味のないメンソールって感じ。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

普通にDLで吸うときを「スゥーーゥゥゥ………ハアァァァァ……」とするなら、今回は

「スー……痛ったぁ(怒)!!」って感じ。

ここを常用するような人がいたら世のほとんどのリキッドは物足りんでしょうな。
まともに吸えてるか怪しいけど、それでもやっぱり粗悪なメンソールにたまにあるエグみや雑味なようなものは全くと言っていいほど感じない品質の良さを窺わせます。

世知辛いメンソール試飲まとめ

メンソールリキッドはシンプルで各メーカー参入していますが、だからこそ難しいと思うわけです。
飲料水も別に水道水だっていいけど、これ美味しいなってミネラルウォーターとかあるじゃないですか。
そういうシンプルなものほど作りの差っていうのは出るのかもしれません。
たぶん全くこれ系を吸ったことがない人が初めて体験した場合、「そういうもんか」で終わってしまうんでしょう。
酸いも甘いも経験した人にこそ刺さるものがあるのかもしれません。
感想としては、まあメンソール強いっすね。常識の範囲内ではあるけどしっかり今日メンソールって感じ。
そのまま吸ってもよし、添加しても添加元の風味を損なわない縁の下の力持ち(自己主張強め)。
甘みをあまり感じないドライなテイストになってて、後味もほとんどなくサッと口の中が洗い流されるようなキレキレなリキッドをお求めであればぜひ。

悪魔もビックリメンソール吸ってみる

さて……。

高抵抗(MTL):0.87Ω 14w

辛……辛っ!!
もう吸い始めの段階で舌にビリビリと刺すような刺激があります。
喉を通って肺に入れると、ミストが通ったところがどこも同様にビリビリ。
ほんと極端に辛口です。甘みは全くなく、ドライな味わい。
キレキレすぎる。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

喉に火箸突っ込まれてるんか?

もうなんか1周回って熱い。脳が勘違いしてる。
かと思えばスゥー…と刺激が引いていきます。
この感覚がなかなかどうして病みつきになってくるような…。なにこれなんか目覚めそう。
相も変わらず甘みがほとんど出てこないドライさをキープ。
出力に応じてメンソールはますます凶暴さを増してきます。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

やるか…。やるぞ……。

スゥー…。

ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァァアア゛アァアアァ!!!

バカ。もうバカ。
やろうと思った自分のバカ。
もう喉元過ぎて肺が熱い。そして寒い。めちゃめちゃ寒い!!
肺ってここまで冷えるとお腹痛くなってくるんですね。
お味はというと、これだけ焚いても全く甘み出ないですね。
いや、もはや感じ取れてないだけかもしれん。
メンソールの暴力がすごい。過去出会ったメンソールで一番すごい。

悪魔もビックリメンソール試飲まとめ

中抵抗以降はもはやアレがコレでソレでしたが、高抵抗低出力環境であれば実用的なんじゃないでしょうか。
特に「メンソールが得意で甘いのが苦手」なんていう人にはありだと思いますね。
例によって添加した時の話ですが、やはりこれだけ清涼感が強ければ少量の添加で済みますし、少量であれば添加元のリキッドの味を邪魔しにくいです。
甘みを加えたくない場合にもちょうどいいです。
とにかくエッジが鋭すぎますが、うまく扱いこなすと自分の中の新しい一面に出会えるかもしれません。取扱注意ですが。

ミントしか勝たん V2吸ってみる

高抵抗(MTL):0.87Ω 14w

意外と口当たりの優しいミントが舌に当たります。
甘みがあるからかな?
そこそこ清涼感はあるものの、そこまでキツイ感じはしないです。
メンソール的なツンッとした刺激よりも、吐き出した後に残るヒヤッとした清涼剤っぽさが主体な印象。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

出力が上がって喉へのキックが強くなりました。
とはいえエアーも多く取り込んでいてあくまで口当たりはマイルド。
ミントの風味と甘みも強くなってきたことで、「味が濃くなってきた」ように感じます。
結構ヘビーにパカパカ吸っても肺が辛いとか言うほどでもないですし、甘すぎて吸い疲れするなんてこともありません。
個人的にはこの辺の環境が好きですね。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

おう。それなりに強いっすわ。
いうてもメンソール系リキッド。これだけ焚けば喉も肺も冷えるというもの。
決して全く吸えないというわけではないんですが、常人であればわざわざこの環境で吸うこともなかろうって感じ。
高抵抗環境の時と比べて、よりメンソール的な刺激が前面に押し出されてきました。
甘みも結構強く出てるんですが、なにせ刺激のおかげでそれどころじゃない。
メンソール耐性があればこの辺でも美味しく吸えちゃうとは思います。

ミントしか勝たん V2試飲まとめ

以前に吸ったV1のレビューと比べてみると、リキッド自体の違いなのか、アトマイザーの違いなのか、はたまた自分自身が変化したのか分かりませんが、かなり吸いやすく感じました。
V1も気に入ってリピートしたりしてたんですが、もっと強刺激だったような気がします。
V2ではそこがマイルドになって、よりミントの味が楽しめるようなテイストになってますね。そんな気がする。
「爆煙で吸えるメンソールリキッド」として方向性も含めて、相変わらずよくできてるので、「甘いの好き」「メンソール好き」だったらまず外れないと思いますね。

運用環境

今回は【普通のメンソール】を運用してみましょうか。
【ミントしか勝たん】はもともと吸ってましたし、他2本を日常的に使えるほどの耐性はないんで。

Bishop RTA

ワイヤー:Ni80 24Ga 内径3.0mm マイクロ 7巻 0.54Ω
コットン:COTTON BACON PRIME
エアフローピン:1.6mm×2
MOD:Easy Side Box
出力:26W

思ったより中抵抗環境が良かったんで、安定のBishopさんでいきます。
ダイレクトすぎるよりは少しエアーを多めに取り入れて、チムニー長めにとってマイルドなミントを楽しみたいところ。
ではいってみましょう。

・・・・

駆け抜けるミント!!

狙い通りの設定で、ダイレクト感をやや弱め、舌にピリつくような刺激を緩和しつつ、爽やかなミントの香りと程よい甘みが出ています。
ピリリとしたメンソール感も好みではあるんですが、日常的にダラダラ吸いたいときはこっちのマイルドな環境のほうが疲れないですね。
ほどよい清涼感とミントのおかげで吸い終わりもさっぱりして、次の一口へと自然に手が伸びます。
セッティング次第で爽快な気分転換リキッドにもなりますし、リラックスタイムに寄り添ってくれるリキッドにもなれる意外と幅の広い子です。

全体まとめ

生まれ変わって帰ってきたYENHYPEのリキッド紹介第3弾。
一個前の記事でも書いたんですが、「あえて冬場にメンソール」っていうのアリだと思うんですよね。
冬だって風呂上がりに飲むエクストラコールド美味しいじゃないですか。みんな大好きじゃないですか。一緒です!!
なんならビールやハイボールなんかの冷たいお酒と合わせるともうキンキン。
なんでもエクストラコールド。
メンソールなんかは特に得意不得意の個人差もあると思いますが、得意な人にはぜひ試していただきたい。
メンソール3種は自分のメンソール耐性や甘さの好みで選ぶといいと思います。
【普通の】は安定。「なんかミント系吸いたいなー。」だったら選んでおいて外れないやつ。
【世知辛い】はかなり甘さ絞ってるんで、「キレのあるメンソールが吸いたい」ってときにいいかも。
【悪魔もビックリ】を常飲できたら驚きですが、リフレッシュには最適。20wもかければ一発で目が覚めますわ。
【ミントしか勝たん】は「爆煙で甘いミントを味わいたい」なんてときに試してみるといいかもしれませんね。

仕事の息抜きによし、プライベートによし、酒にも合う。
お値段は60mlで1,980円(税込)。オフィスエッジさんにて販売中です。

 

YENHYPE【ブブブブルー V2/ググググリーン V2/ピピピピンク V2】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

YENHYPE一斉転生リキッドレビュー第2弾。

前回は復活リキッドレビュー第1弾として「毎日シャインマスカットだな V2」をレビューさせてもらったところですが、引き続き参りましょう。

今回はエナジードリンク系3本。
青いの緑のピンクのやつのV2バージョンですね。
この3本については、V1を吸ってませんでしたので比較はできませんが、実際のドリンクをイメージしながら吸ってみたいと思います。

エナジードリンク系といえば古来VAPEにおいても比較的メジャーなフレーバーです。
とはいえ、数多のメーカーがチャレンジしてはその独特すぎるケミカル感を制御しきれず、文字通り”モンスター”が生み出されてきた界隈でもあります。
それだけ難しいジャンルが、YENHYPEという魔術師の手によってどのように仕上がっているのか早速見ていきましょう。

この商品はYENHYPEさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

●ブブブブルー V2
ド定番!青系エナジーニキ!
細かな改良(ブイツー)は定番を超えた定番となる!? 基本の基。
照れるなよ、大抵原点は青系だろ?
●ググググリーン V2
V2で大きくレシピが変わったと噂、緑系エナジーニキ!
お家芸エナドリ風味は間違いない。 ググググリーンは、もはやV3の勢いだ。
進化して深化したリキッドだ。面構えが違う。
●ピピピピンク V2
“ピピピピンク”知らない奴いる? いねぇよなぁ!!??
バズりまくって超売れたピンク味。
YENJUICEは〇んでもピピピピンクは〇なねぇ!?
トロピカルとエナジーが対決(タイマン)して超トロピカル。
待ってたぜェ!?この色(ピンク)をよぉ!!

勢いがすごい。ほとばしるパッション。謎の説得力。
パッケージの基本はどれも同じですね。フレーバーごとに特徴のある色使いがされています。
そしてキャッチコピー。かなりキャッチー。

この辺は共通。
VG:PG比は55:45です。寒くてもタンクでの供給には困らなそう。
キャップを開けて匂いを嗅いでみると、もうどれも知った匂いがします。
缶のタブをカシュッと開けたときに香ってくるアレ。

ブブブブルー V2吸ってみる

環境

高抵抗(MTL):Orbital RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 0.87Ω 14w
中抵抗(RDL):Requiem RDA(DL Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.46Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

試飲環境は3種類どれも同じで統一して、なるべく香りを落としてから再セットアップするようにしてます。

高抵抗(MTL):0.87Ω 14w

吸い始めにピリッとした冷たさが来て、吸い終わりに酸味を感じさせる独特のフレーバーが乗ってきます。甘みは程々。
かなり再現度高いです。この手のエナドリ系ってある程度出力掛けないと味が乗ってこなかったりしがちですが、これはこの環境でもしっかり味が出てくれます。
清涼剤なのかな。結構冷たいので、既に満足度高めです。
ケミカル感というか香草感とかもうまく再現されていて、吸いづらさみたいなものはほぼないですね。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

甘みについては高抵抗環境からあんまり変わらず、より清涼感が増した感じ。
ケミカル感の部分がより押し出されてきてて、苦手な人はこの辺が限界かも。
ほんのり苦みっぽさも感じられるので、好きな人はより変化が楽しめます。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

香りがグッと強くなりました。
そして苦み部分がさらにアップ。たぶんメンソール部分の苦みだこれ。
甘みはここまで来ても甘ったるくならず、一定の「キレ」を保っています。
この「キレ」の感じも再現度高いんですよねぇ。

ブブブブルー V2試飲まとめ

再現度すごいな…。
ほんとまんまアレの味がするんですよ。
特に甘ったるさが少なく、程よい酸味を伴ってくるのが実にリアル。
個人的には高抵抗環境が好みです。
香り・甘さ・清涼感のバランスが一番良かったですね。
「焚けば焚くほど美味い」界隈だと勝手に思ってましたがこれは新たな発見。
これに対し、あと2本がどういったアプローチで来るか楽しみですね。

ググググリーン V2吸ってみる

高抵抗(MTL):0.87Ω 14w

うーん。ちょっとインパクト薄いかな。
香りは青い方としっかり差別化されてて、明確に緑に寄ってるのが分かります。
多少甘さも感じますが、この辺だと表面の部分をなぞってるような感じで、まだまだポテンシャルを発揮できていないような印象を受けます。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

おっ。いい感じになってきましたねぇ。
香りも味も濃く出始めました。
甘みもしっかり乗ってきている中で、酸味の先にほんのり苦みがいる感じ。
実際のドリンクほど甘ったるくはないんですが、もう脳みそにインプットされているせいなのか、香りが甘みの強い緑に寄っているせいなのか、同じように苦み部分が出てきているはずが方向性が違うように感じますね。青より甘い感じがする。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

中抵抗環境を進めた感じ。
味も香りも飛ぶことなく、むしろもっと焚いてもまだ伸びしろがありそう。
もっとベタベタする甘さになるかと思ったら意外とそこまで「あんめぇ!」とはならんですね。人工甘味料の甘さがほんとにそのまんまで、いかにもジャンクドリンク感があります。

ググググリーン V2試飲まとめ

香草感っていうんでしょうか。香りがよく表現されていて、青い方と明確に差別化されてます。
甘さは意外と青と同じくらいなので、ここがもっと甘ければより再現度が高かったかなぁといったところ。
こっちは高抵抗環境だと香りも味もまだまだ奥に引っ込んでいるので、中・低抵抗環境で使ってあげるといいかもしれません。
クセでいえばこちらの方が強いかな。その辺も好みの問題かもしれません。

ピピピピンク V2吸ってみる

高抵抗(MTL):0.87Ω 14w

グァバが一番主張してきます。ミストを吐き出した後にほんのりオレンジっぽい余韻が残りますね。
甘さは今のところ控えめで、清涼感はほんのりといったところ。
明らかにトロピカルフルーツ系なんだけど、それだけに終わらない香草感というかエナドリ感があります。
メンソールのおかげなのかな、エナドリ感のエッジが立って味のスパイスにキレが増してる印象です。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

本領発揮!ここがスイートスポット!
味がググッと濃くなってきました。
この濃くなってきた部分はなんでしょうねぇ。パッションフルーツなのかな。
それとオレンジピールのような苦みと風味が乗ってきているので、甘みが増してきているとはいえベタつくようなこともなく、ちょこっと増した清涼感も相まってスッキリとした吸い心地になってます。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

ここもありですねぇ。
かなりインパクトが強くなりましたね。パッションフルーツがガツン!とパンチを効かせてきます。
ミスト量もあってかなりドリンク感が増します。のど越しがいいってやつです。
「グビッ!グビッ!ブハァーッ!」みたいに吸いたくなりますね。
苦みの部分がより強調されてきて、全体を引き締めつつ、ひとクセある仕上がりになってます。

ピピピピンク V2試飲まとめ

パイプラインは以前に1度だけ飲んだ記憶がありますが、確かにこんな感じだったなぁと思い出すくらいに再現度は高いと思います。
「香り」って記憶と密接に紐付いていて、起爆剤となってその香りに関連した記憶が一気に記憶が蘇るなんてこともままあります。
昔好きだった人が付けていた香水の香りを嗅ぐとその時の気持ちが蘇ってきたり、試験勉強の時に特定の香りを嗅いでおいて、記憶を引き出しやすくするっていう工夫もあったりするみたいですし。
まあ後者はどこまで効くのか分かりませんが、ともかく今回のリキッドで1度しか飲んだことのないあの飲み物を思い出したのは確かです。
トロピカル感がありつつも、エナドリ感も芯にしっかりあるという独特の特徴がしっかり再現されてますね。

運用環境

今回の3本の中で一番気に入ったのが【ブブブブルー V2】だったので、これを運用していきましょう。

Hastur Mini RTA

ワイヤー:KA1 26Ga 内径2.5mm マイクロ 7巻 0.98Ω
コットン:COTTON BACON PRIME
MOD:IAIDO MOD
出力:14W

高抵抗で美味いRTAといったら、まあハイエンド帯含めて群雄割拠なんでしょうけど、自分の手持ちで一番好きなのはコレ。
キツキツドローは好みから外れるんですが、なぜかコレは結構好きなんですよね。
ボトムなんだけどエアーの抜け方が気持ちいい。
ローハイトなもんでそこそこダイレクトめな味を出してくれるのも高ポイント。
では、コレでいってきましょう!

・・・・

翼を・・・授かる・・・っ!!

別にカフェインが入ってるわけでもなんでもないんですけど、再現度のおかげかあの「グビッ!キュッ!」となる感覚がしてくるのが面白い。
普段自分の吸い方としてはかなりハードめにパカパカ吸っちゃうんですが、こいつに関してはちょっと感覚を置きながら吸った方が美味しく吸える感じがします。
というのも、エナドリ系独特のクセや香りに慣れてきちゃって感じにくくなるというか。いわゆる「ベイパーズタン」状態に早い段階になっちゃうんですよね。
この辺個人差があると思うんですが、自分的にはそんな感じ。
あとMTLの扱いがヘタなのか、MTLでハードチェーンしてるとどうしてもコイルとコットンにダメージが出やすい。そんな理由もあって、一息入れながらの方が楽しめるリキッドでした。

全体まとめ

生まれ変わって帰ってきたYENHYPEのリキッド紹介第2弾。
リリースからだいぶ間が空き、舞台がリリース当初の夏場から冬へと移りました。
「冬場にメンソールの入ってるリキッドってどうなん?」っていう意見もあると思います。
どうしても「あまあまのスイーツ系リキッド」を吸いたくなると思います。
それは正しい。間違いなく美味しく感じる季節ですからね。
でも個人的にはスースーするリキッドも冬の方が味わえると思うんですよね。
夏場ってどうしてもメンソール系の「メンソール」の部分のみに着目しがちじゃないですか。だからちょっと「甘さ」の部分が邪魔に思えてくる場面もある。
その点、冬であればメンソールも含めてリキッドの「味」に意識を持っていきやすくなるんですよ。
特にちょっと暖かい屋内だとか車内で吸うともうだいぶいい感じですね。
タツに入って食べるアイスって美味しいじゃないですか。アレみたいなもん。
だからこそ、冷え込みが増す今こそぜひ吸ってみてもらいたいですね。
味についてはもはや安定感すらあります。
そういう安定感があるのって大事。この界隈、冒険心も大事ですが自分のような保守的な人間にとっては安定感というのは代えがたい安心材料です。
「何かエナドリ系のものを吸いたい!」ってことであればとりあえず選んでおいて間違いないですね。おそらく期待どおりの味がすると思います。

お値段は60mlで1,980円(税込)。オフィスエッジさんにて販売中です。

 

YENHYPE【毎日シャインマスカットだな V2】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

あの!!YENJUICEが!!YENHYPEとして!!帰ってきた!!!

メーカー説明

"YENHYPE"(イェンハイプ) 

YENJUICEは成仏した。
だがしかしYENHYPEとして転生だ!
生きてりゃ何が起こるか分からない。
全力を注いで一生懸命育てた仕事が、ある日突然成仏する事もある。
新型のアレとか、超円安とか、流行り廃りとか、予想できないよな。
それでも頑張ろうぜ、それがYENHYPEだ。
地獄の底から舞い戻ったぜ。

YENJUICEは2020年に立ち上がり、エナジードリンク系をはじめ、各種リキッドをリリース。どのリキッドも大いにSNSを賑わせました。
そんなYENJUICEを立ち上げたやのるさん(@yanoru)による新ブランドの誕生です。

この方の作るリキッドって香料の使い方がめちゃくちゃ上手くて、味はしっかり出しつつ飽きにくい構成になってたり、フレーバーの再限度が高かったりで、まさに香料の魔術師。

既にYENJUICEから出ていた各ラインナップは、YENHYPEリリースとしてレシピが見直され、サンプルが先行販売されていました。
この辺りも大々的に宣伝していて、だいぶ話題になりましたね。
SNSを使った宣伝がすごく上手な印象を受けます。

今回はレビュー品としてラインナップ全種類をお送りいただきました。
カテゴリー的には、今回の「マスカット」、「メンソール系」、「エナジードリンク系」と分けられそうですので、3記事に分けてお届けしようと思います。

ということで、まずは【毎日シャインマスカットだなV2】。
これYENJUICEの頃から大好きで、ちょこちょこリピートしてましたしレビューもさせてもらいました。

なのでV2が出ると聞いた時は嬉しくてずっと楽しみにしてました。
この時とどう変化があったのか、その辺りにも触れながら吸っていきましょう。

この商品はYENHYPEさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

●毎日シャインマスカットだな V2
【#毎マス】の愛称でバズった伝説のシャインマスカットリキッド。
その昔、、、俺ならもっとウマいマスカット作れるのに、、、いつもそう思っていた。
大人の事情で叶わなかった、超(テラ?)マスカット爆誕!?
V2はもちろんさらにウマくなってるぞ! 伝説を超えるのは伝説だけだ。

ほんと特徴的な説明を書かれますよね!すき!
パッケージは以前のものと打って変わって、中央にYENHYPEのロゴマーク
デカデカと商品名とキャッチコピーが書かれてます。
コテコテに凝ったパッケージも大好物なんですが、この手作り感を感じさせるデザインもいいですね。
全体的な色使いは前作を彷彿とさせます。

「吸う前にボトルをよく振ってください!」
これ結構大事なんでちゃんと実践しましょうね。

サイドには日本語で分かりやすく諸元が書かれています。
この辺の分かりやすさは国産ならでは。

日本製!
VG:PG比が書かれていて55:45です。かなりサラッとしていますが、多少気温が高くてもRTAでの漏れに影響はありませんでした。
キャップを開けて匂いを嗅いでみると、かなりリアルなマスカットの香り。
これすごいですよ。実物と嗅ぎ比べてわかるリアルさ。
リキッドの色は透明です。

吸ってみる

環境

高抵抗(MTL):Orbital RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.07Ω 13w
中抵抗(RDL):Requiem RDA(DL Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):0.96Ω 13w

吸い始めにメンソールがドンッときて、吸い込むタイミングで舌が甘みを感じ始めます。
吐き出す際には厚みのあるマスカットの爽やかな香りが抜けていきます。
この辺りだとメンソールが主体でマスカットがそのアシストって感じ。
V1の時もそうでしたが、意外とメンソールが効いてるんですよね。
甘みも香りも弱いわけではないんですが強すぎず、穏やかな印象。
V1のときはこの辺の環境にもう少し厚みを感じたんですが、今回は控えめですな。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

おっ、ジュースみたいになってきました。
甘みがググッと前面に出てきながら、芳醇な香りもそれについてきます。
メンソールで口内が冷えるので、よく冷やしたジューシーなマスカットを頬張っているような気分。
吸い終わった後もしばらく冷たいので、清涼剤も入ってるのかな。
後味は清涼感のおかげでサッパリしてます。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

ここまでくると焚きすぎな感じ。
とはいえ、V1よりリキッドの強さを感じます。
味が飛び切るわけでなくある程度耐えてて、ミスト量も相まってジュース感があります。
甘みはそのまま残ってるんですが、香りが少し弱くなってきちゃいますね。
メンソールは依然はっきり感じるので、中抵抗よりサッパリ。

試飲まとめ

最近は巨峰やマスカットを食べる機会に恵まれているんですが、やっぱり美味しいですよね。
先日は巨峰種の「ナガノパープル」を初めて食べましたが、濃厚な甘みがたまらなかった。
「シャインマスカット」も人気ですよね。何粒食べても食べ飽きない芳醇な香りとほどよい酸味。
今回のリキッドは甘みの強い巨峰ではなく、爽やかさを感じる「シャインマスカット」です。
基本は"V2"と謳っているだけあって前作と共通なんですが、なんというかある程度の出力に耐えられるような"芯"が出てきたように感じます。
前作では高抵抗環境が一番味のノリが良くて、抵抗値を落として出力を上げるに連れてどんどん香りが飛んできてたんですよね。なのでほとんど高抵抗環境で運用してました。
ところが、今回はそれなりの出力にも十分耐えられる。その結果、ミスト量を稼げるのでよりマスカットらしいジューシーさを堪能することができます。

運用環境

Pioneer V1.5 RTA

ワイヤー:Ni80  26Ga 内径2.5mm マイクロ 7巻 0.67Ω
コットン:COTTON BACON PRIME
MOD:iStick Pico
出力:22W

最初はBishopで試してみたんですが、思ったような味が出てくれず、「じゃあエアフローの構造をサイドからボトムにしてみよう」ということで試したら美味しかったのでこちらで運用。
それではいってみましょう。

・・・・

マスカットいいなぁ…

決してズドンというようなインパクトがあるわけじゃないんですけど、マスカットはしっかり芯を持って立っていて、じんわりとした甘みとキレのあるメンソールがやってきます。
ほんと飽きずに吸えますコレ。
食後でもいいし、休憩の一服でもいいし、だいたい何の飲み物でも合っちゃう。
でも前作もそうだったんですけど、こう吸いやすいからってあんまりチェーンしちゃうと味を感じにくくなってきます。
香料の性格なのか、前作より高出力に耐えられるようになったといっても、薄くなりがちみたいなので、ほどほどに間隔を空けた方が良さそうです。
ガバガバ吸うよりは、ゆったりとくゆらせる方が楽しめると思います。

ちなみに、12ml(3タンク)ほど吸った結果がコチラ。

ちょっとガンクついちゃってますね。
2タンク目までは味に変化もなく美味しく吸えてたんですが、3タンク目の途中くらいに香ばしさが目立ってきちゃいました。
この手のフルーツリキッドは僅かなガンクも味に影響しやすいですからね。
付きやすいわけじゃないけど、付きにくいというほどでもないかな。

全体まとめ

生まれ変わって帰ってきたYENHYPE。
レシピにも手を加えているとのことで、若干違った顔を見せてくれました。
個人的には、高抵抗環境なら前作、中抵抗~低抵抗なら今作が好きですね。
とはいえ、大きく変わったかと言われると、「若干の変化」程度といったところですので、良くも悪くも前作経験者であれば想定内といったところ。
YENJUICEもいつまで在庫があるかわからないので、新ブランドに以降しても軸のブレない同様のリキッドを変わらずリリースしてくれたというのは歓迎したいです。

ガツンッとしたパンチがあるわけじゃないんですが、ついつい吸ってしまう「All Day Vape」を体現してくれたフルーツリキッド。
なくなると無性に吸いたくなるので、個人的に数少ない常飲リキッドと言えるのかもしれません。

YENHYPEさんは直販サイトを持たないそうなので、販売はオフィスエッジさんが担うとのこと。お値段は60mlで1,980円(税込)。
ということで、今回の【毎日シャインマスカットだな V2】は、オフィスエッジさんにて販売中です。

 

KAMINARI VAPE CO.【THE KAMINARI Cigar Mix Menthol】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

KAMINARI VAPE CO.さんからのタバコフレーバー第3弾です。
今回はメンソール入りということで、ちょっと自分には想像つかない感じです。
どんな感じなんだろう。
前回の「THE KAMINARI Cigar Deep Rich」はタバコ系苦手な自分でも美味しく吸えたんですが、今回は甘みを抑えたドライなテイストらしく、ちょっとドキドキです。
相変わらず非喫煙者目線になってしまいますが、とりあえず吸ってみましょう。

この商品はASTRALさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

甘みを抑えたドライなシガー。
軽いメンソールがアクセント。
シガーの良さを損なわない厳選した複数のメンソールをMIX。
ようやく実現できた一体感。
※清涼剤は含まれていません。

タバコ系とはめっきり無縁だったので、このメンソールがどう影響してくるのか分かりません…。
まあメンソールタバコっていうのは定番ですし、知り合いにも吸っている人が結構いました。
前回はコクのある甘さが自分に合ってたというのもあるので、ドライシガーがどう出るか。

今回はメンソール感を色で表現しているのか、背景のロゴが青色です。
色っていうのは直接感性に訴えかけてきますな。

この辺は「Cigar」シリーズでおなじみになってきた書体。

こちらは他のラインと同様に各種QRコードが掲載されています。

VG:PG比は60:40。他のラインが70:30なのに対し、こちらのラインはこの比率ですね。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、カラメルをイメージする香ばしい香り。
加えて、ほんのりとメンソールを感じます。
リキッドの色は薄茶色ですね。

吸ってみる

環境

高抵抗(MTL):Orbital RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.07Ω 13w
中抵抗(RDL):WRequiem RDA(DL Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

今回から試飲環境をちょっと変えてみました。
RDTAだと洗浄がめんどくさい!!
本当はPyro V3もRDAに変えたいんですが、手持ちでデュアルコイル使えるのがコレとKENNEDYくらいになってしまって…。
KENNEDYなら味は間違いなく出ますし、リキッドのポテンシャルを存分に発揮させてお伝えできるとは思うんですが、レビューであるならハイエンド製品じゃなくてなるべく入手性が高いマスプロ製品*1の方がいいのかなーと。
両方できるのがベストなのは重々承知…ッ!!
ハイエンド製品を使ったレビューは他の方にお任せいたす…ッ!!

高抵抗(MTL):1.07Ω 13w

メンソールが7割くらい。
甘さはほとんどなく、吸い初めに香ばしさ、肺に溜め込む際にメンソール独特の風味と冷たさ、吐き終わりにはタバコ部分の苦みが抜けていきます。
メンソールの出来の良さはこれまで何度も触れてきましたが、ここでもその本領は発揮。
ほどよい苦みに香ばしい香り、スッキリとしたメンソールのバランスが良く、自分にもスパスパ吸えます。

中抵抗(RDL):0.49Ω 30w

ほーん。これでもほとんど甘さが出てこないですね。
よりタバコ部分が強くなってきました。
香りは強く出てきているのに対し、甘みがほとんど出てきてないのでより苦みが引き立つような。
メンソールは清涼感ありつつも、裏方に回るように角が取れてる感じ。
清涼感自体はそんなに強くないです。
後味は香りも味も後引かない感じでスッキリしてるんで、この辺も全然余裕。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

苦いですねぇ…!!
これが俗に言う「灰感」ってやつなんですかね。
この環境でも香りはしっかり残ってるものの、やはり甘さはほとんどなし。
メンソールは中抵抗に比べれば強めになってますが、さほど強くはないです。
そして感じる苦み。
自分のようなタイプだとおそらくメンソールなしだったら吸えてない気がします。
お子様舌なんです!!
なのでメンソールがいい仕事してくれるんですよね。
苦み自体はもったりとしたものではなく、舌を引き締めるように「キュッ」とくる感じなんですが、これがずっと残るわけではなく、メンソールがサッと洗ってくれます。

全体まとめ

今回は運用環境カットさせてもらっちゃいます。
試飲程度であれば全然余裕なんですが、運用するとなるとなかなか相性が…。
なんで、まとめに入っちゃお。

いやしかしメンソールがいい仕事するなぁ…。
やっぱりフレーバーとしてはどちらかというと苦手な部類に入るタバコ系。
色んな先入観があるからかもしれません。
とはいえ苦手ながらも香りや味のバランスの良さは感じますし、メンソールの使い方がうまい。
単純に「タバコ!そのあとスーッとする!」ってわけじゃないんですよね。
フレーバーと清涼感が混ざり合いながら颯爽と駆け抜けていくような感じ。
タバコ自体は吸ったことないんでよくわからないんですが、フレーバーはズンッと重たく乗ってくるというよりは、口当たりがライトっていうのかな?キレがいいです。

Cigarシリーズ第1弾「Basic Flavor」や第2弾「Deep Rich」と比べると明らかに甘みが抑えられており、喫煙者には更にとっつきやすくなってるんじゃないでしょうか。
ラインナップにますます広がりを見せるCigarシリーズ。
お値段も相変わらず手頃な税込1,320円ですので、気になる方は是非。

ということで、今回の【THE KAMINARI Cigar Mix Menthol】は、ASTRALさんにて販売中です。

*1:VAPE界隈だと商品サイクル早すぎて、マスプロ製品も最新じゃないと入手性高いとは言えないんですよね…。

KAMINARI VAPE CO.【THE KAMINARI MINT/THE KAMINARI MINT INTENSE VER.】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

新生KAMINARI VAPE CO.さんのリキッドは再出発してからいくつか吸わせてもらってますが、まあクオリティの高いこと高いこと。
特にメンソールリキッドにこだわりを感じます。
大体がメンソール入りなんですが、粗悪なメンソールにありがちなエグみもなくクリアな爽快感が得られます。

今回はメンソールリキッドでありながら、どちらかといえば「ミント」に主眼を置いたリキッドのようです。
通常バージョンとインテンス(強烈)バージョンの2種類同時リリース。
せっかくなので比較しながら同時にレビューしちゃいますかね。
決してこの前置きを書くのが大変だとかそんなことはうんたらかんたら。

ミント系いいですよね。通年で吸えますし、飽きにくいのも好きです。
そんなメンソールリキッドの雄が繰り出すミントリキッド、試してみましょう。

この商品はASTRALさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

●THE KAMINARI MINT (ザ カミナリミント)
甘みを極力抑え、爽やかでピリッと刺激の大人ミント。
1度吸えばきっとクセになる爽快感。
オリジナルブレンドしたミントのまとまりある味わいをお楽しみください。
※清涼剤は含まれていません。

●THE KAMINARI MINT INTENSE VER. (ザ カミナリミント インテンス)
刺激の一線を越えた猛者へ送る、超刺激ミント。
ドライで超刺激でありながら味に一切の妥協無し。
オリジナルブレンドしたミントの超刺激が新たな爽快感への扉を開く。
※清涼剤は含まれていません。

おぉう…。つよそう…。
インテンスバージョンは色味を変えてもっとつよそう。

お馴染みのロゴ。
やっぱこれカッコいいですよね。下地がこのカラーだとスポーツブランドっぽさがありますな。

反対側もお馴染みのQRコード

VG:PG比は70:30。粘度は特に固くもなく、やわらかすぎることもなくって感じ。
タンクで漏れやすいってことはないですね。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、グリーンガムですわこれ。
インテンスバージョンの方はイメージのせいかもしれませんがよりスース―さが強い気がする。
リキッドの色は透明です。

ノーマルMINT吸ってみる

環境

f:id:pucapucavape:20210922164644j:plain

高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 0.96Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA(末広Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.46Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):0.96Ω 13w

ほほぅ。
最初にリキッドの香りを嗅いだ時は、グリーンガムのあの甘さを想像してましたが、これがなかなかにドライな感じ。
紹介文のとおり甘さが抑えられていて、爽やかなミントが駆け抜けていきます。
メンソール特有の苦みは少なく、舌に若干ピリッとくるドライなミントを楽しめますね。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

ここ!!グリーンガムここ!!
そこそこ甘みが出てきたと同時に、舌にピリッとくるような辛みは身を潜めたので、ずいぶん口当たりがまろやかになりました。
甘みといっても「甘ったるさ」ではなく、「自然な甘み」といった表現の方が近く、吸い始めから肺に溜めるあたりで感じるので、後味はメンソールの清涼感と相まってかなりサッパリです。
メンソールリキッドはこの辺の環境だと喉とか肺が痛くなってきてチェーンはできないんですが、このリキッドだと余裕ですね。なんなら高抵抗より吸いやすい感じ。
あくまで「ミントリキッド」ってことですね。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

ここまでくるとさすがに効いてきます。メンソールが。
喉と肺に結構な刺激です。
甘みは更に増してきており、ミントの風味もしっかり残っているので、「味が濃くなった」と感じます。
刺激はあるんですが、チェーンしてくると慣れてくるのか、次第にマイルドに感じてくるので、濃いミントを集中的に堪能できますね。
後味はやっぱりメンソールがさらっと流してくれるので飽きにくく、吸い続けやすいです。

ノーマルMINT試飲まとめ

相変わらずよくできてます。
KAMINARI VAPE CO.さんのリキッドっていつも思うんですが、どの抵抗値でもしっかり味が出てくるんですよね。
味の出方の違いはあれど、この「抵抗値だとちょっと…」みたいなのが少ない。
今回のものは、高抵抗だと甘みが抑えられてドライなミントが楽しめるので、甘いのが苦手な人にはこの辺がおすすめ。
逆に、中抵抗から低抵抗だと甘みが結構出てくるので、グリーンガムみたいな甘めなミントを感じたいのであれば焚いちゃいましょう。
いやぁ、美味いなこれ…。

INTENSE VER.吸ってみる

環境

環境はノーマルのときと一緒。
コイルごとアトマイザーを洗浄してコットンを新しくしています。

高抵抗(MTL):0.96Ω 13w

あっ。想像どおりメンソールマシマシですね。
清涼感はかなり強まっていて、この時点でかなりの刺激があります。
清涼剤は入っていないとのことですが、後に残るスース―さがすごいですねぇ。
メンソールが強くてミントは奥の方に引っ込んでます。
ミント2:メンソール8くらいな感じ。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

肺が痛ェ!!
この時点でノーマルバージョンの低抵抗に匹敵するレベルです。
そのためか、甘みは多少出てきているもののノーマルバージョンほどじゃないですね。
チェーンしていると清涼感に慣れてくるためか、よりエッジの効いたミント感を味わうことができます。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

肺が…痛ェ…!!!
もうそのままっすね。中抵抗をそのまま押し進めましたって感じ。
相当強めの刺激ですが、メンソーラーなら余裕で吸えると思います。
かくいう自分も刺激は感じるものの、吸い続けるうちに慣れてきちゃって割とチェーン余裕でした。
こちらもノーマルバージョン同様に味の濃さを感じるんですが、どうしてもメンソールの苦みのようなものが介入してきますね。
「ミントは清涼感と同居してなんぼ」という人にはいいかもしれません。

INTENSE VER.試飲まとめ

甘さが得意じゃなく、メンソールが大丈夫であればこちらの方がいいかもしれません。
甘みを抑えめにしようという意図を感じますし、事実だいぶ抑えられていると思いますが、その辺の感度は人それぞれか。
自分は普段そこそこ甘みのあるフルーツリキッドを常用しているので特にそう感じるのかもしれません。
メンソールの苦みは決して嫌なものでなく、ミントの風味と合わさって、ひとさじのアクセントになってくれています。
清涼感は確かに強めですが、以前の「THE KAMINARI MENTHOL INTENSE VER.」ほどではないですね。

運用環境

個人的にはノーマルバージョンが気に入ったので、タンクに入れて使ってみました。

Bishop RTA

ワイヤー:Ni80  26Ga 内径2.5mm マイクロ 7巻 0.7Ω (←2022.10.5修正しました)
コットン:COTTON BACON PRIME
MOD:iStick Pico
ドリップチップ:SPICE
出力:18W

いわずもがな名作で、見事なロングセラー商品になりました。
だって「美味い、ビルド簡単、お手入れ楽」の3拍子なんですもの。
同じアトマイザー買ったのコレくらい。
このアトマイザー、ショートバージョンだとチムニーの短さとか太さとかが関係するのか、リキッドにもよるんですが、比較的甘みが出やすいんですよね。
今回は甘みを出していきたかったのでこれをチョイス。

それでは吸ってみましょう!

・・・・

グリーンガムうめぇ…。

環境で言えば高抵抗と中抵抗の間くらい。
なーんかこの辺の抵抗値好きなんですよねぇ。なんかオールマイティーな感じがして。
実際、今回のリキッドでもミント感はしっかり感じられつつも甘さが割りとガッと出てきてくれてます。
コンセプトの意図とは異なっちゃっているのかもしれませんが、これはこれで非常によろしい。
懐かしのグリーンガムそのまんまです。
ちなみに1月ほどノーメンテでダラダラ運用してきて20mlほど吸った結果がコチラ。

ほとんど付かないんですよねぇ...。KAMINARIVAPECO.さんのリキッドって出る味の割にガンクの付きが少ない。

全体まとめ

やっぱり良く出来てる。
先に価格から言ってしまうと、今回もこの厳しいご時世の中、税込1,320円です。
毎度思うんですが、このクオリティをこの金額で出してしまって利益出てるんですかね。
メーカーさんからは、

納得のいくリキッドを作ると、完成したときに原価計算して青ざめています。
でも、ユーザーさんには思いっきり吸いまくってほしいし、高い金額では販売したくないですね。

というお話もいただいてますし、企業努力のたまものなんでしょう。

で、言いたかったのは、「この金額の割にはよくできている」とかではなくて、「リキッドとして純粋によくできている」ってことなんですね。
クリアなキレのあるメンソールと、爽やかなペパーミントがしっかり両立しています。
これも好みの話になってきちゃうんですが、合わないリキッドを吸ったときって必ずどこか違和感があるんですよね。味も当然そうなんですが、香料のバランスだったりメンソールの質感だったり。
自分がいいリキッドだなって思うのは、それが特別に秀でているか、「違和感がない」か。より自然に吸えるってことなんでしょうね。
このリキッドも後者で、「美味ぇ!!!」よりは「…美味ぇな…。」みたいなニュアンス。伝わるかこれ。
価格にせよ、品質にせよ、味にせよ、VAPE初心者でも気兼ねなく手に取れるリキッドという立ち位置です。こういうリキッドはユーザーの裾野を広げるにはとても大事。
昨今ますます風当たりが厳しくなるVAPEシーンにもぜひ根付いていってもらいたいところ。

ということで、今回の【THE KAMINARI MINT/THE KAMINARI MINT INTENSE VER.】は、ASTRALさんにて販売中です。

 

 

MK Lab【赤短・乳酸菌ドリンク風味/青短・乳酸菌ソーダ風味】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

毎年おなじみとなったMK Labさんの赤短・青短シリーズですが、今年の題材は「乳酸菌ドリンク」です。
「乳酸菌ドリンク」といえば色々ありますが、なんといっても想像するのはあの薄オレンジ色のあれですね。そうですヤクルトです。

個人的にはヤクルト系のリキッドは大好物でして、今でこそ手に入らなくなってしまったリキッドもいくつかありますが、割とあれこれ手を付けてきました。
ヤクルトフレーバーって実はかなり繊細で、一歩間違えるとものすごくケミカル臭くなったり、変な乳臭さが出たりしてしまうので、当たればめちゃめちゃ美味いけど、外すとそれはそれは悲惨というものであります。
ですので、国内メーカーの雄であるMK Labさんが手掛けたとなれば自然と期待値は爆上がり。めちゃめちゃ楽しみにしてました。

今回の赤短・青短はこれまでのものと異なり、赤・青ともに似通ったフレーバーでしたので記事は1本で行こうと思います。そうです。記事がまとまっていた方がきっと見やすいのです。同一フレーバーでこの前文を2種類書けないわけではないのです。

ということで、自分のこれまでの経験と比較しながら、どうなのかを吸っていきましょう。

この商品はMK Labさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

--- こいこい赤短シリーズ (清涼剤なし)
・乳酸菌ドリンク風味
日本人に馴染みのある、うすオレンジ色の乳酸菌ドリンク風味です。
VAPEでは重くなりがちな甘さのある乳酸菌ドリンクに、さっぱりとしたフルーツを軽く乗せることで毎日の習慣として吸える優しい味に仕上げました。
pod〜80wまでのVAPEに適しています。

 

--- こいこい青短シリーズ (清涼剤入り)
・乳酸菌ソーダ風味
日本人に馴染みのある、うすオレンジ色の乳酸菌ドリンク風味にソーダを効かせたさわやかな味わいです。
吸いごたえがある甘さとコクに後味の爽やかさを加え、スッキリと吸える新しい夏の定番をお楽しみください。
【清涼レベル】★★☆☆☆
pod〜80wまでのVAPEに適しています。

すっかりおなじみとなってきたパッケージです。
一目で「このシリーズだな」と分かるっていうのはそれだけ根付いてきてる証拠です。
今回は背景に分かりやすくアレが描かれていますね。

ハッシュタグや諸元や注意書きなど。
この辺のデザインもシリーズで統一されています。

フレーバー説明。
やっぱりここまで細かく書いてもらえると味のイメージが分かりやすいですし、それを念頭に置くとミストの味も感じやすくなったりするんですよねぇ。
いい意味で先入観を利用しているというか。
そういう面ではメーカーさんや販売店さんのプロモーションも重要になるでしょうし、こういったレビューというのもそれなりに影響を及ぼすものだとは思ってます。

VG:PG比は50:50です。ここ何回かの記事で書いてきた、「必ずしもVG:PG比が粘度を表すものではない」とはいえ、実際サラッとしてますね。
開発者の国吉さんが「最近のPODで20Wくらいで吸うのが好き」とおっしゃっているように、PODでの運用を想定してるみたい。

キャップを開けて香りを嗅いでみると、赤・青ともにお馴染みの香りがしますよね。
個人的には、より酸味を持たせたヨーグルトっぽく感じます。

赤短吸ってみる

環境

f:id:pucapucavape:20210922164644j:plain

高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.03Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA(末広Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.47Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.25Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.03Ω 13w

この環境だとかなり味までの距離が遠く感じます。
香りの再限度が高い分、そこに期待する甘さとか味が追い付いてきてないというか。
「もっとこっちおいで~」って感じ。
この環境で吸うもんじゃないのかもしれん。

中抵抗(RDL):0.47Ω 30w

お!良くなってきました!
味が徐々に表に出てきて、明確にドリンク感があります。
パンチがあるというよりは、サラッとしていて優しい味わい。
フルーツが入っているってことですが何でしょうねぇ…。
柑橘っぽい爽やかさもあれば完熟マンゴーのようなクリーミーさもあり…。
はっきり表立ってくるわけじゃないので「隠し味」みたいな感じですね。
そして香りと調和を取るようにふわっとした甘さが広がります。
ほうほう。まさにコンセプトどおりといったところ。

低抵抗(DL):0.25Ω 50w

若干香りが弱くなりましたが、それでもヤクルト感はしっかり感じられますし、この辺が一番ドリンク感を感じます。中抵抗環境の感想と似ちゃいますね。
引き続き、「ガツン」というよりは「ふんわり」という表現が似合うような味の出方です。
ただこれだけミストが出ると、喉に直接当たるミストが増えるからか「ゴクゴク」と飲んだ気になるんですよね。

赤短試飲まとめ

想像していたよりマイルドなテイストでした。
自分がこれまで試してきた乳酸菌系リキッドはだいたいマレーシア産で、「清涼剤ドーン!」「甘味料ドカーン!!」みたいなのが多かったのでこれは新鮮です。
このタイプだと何が良いかというと、まず「飽きにくい」んですよね。
上記マレーシア系も「濃い!美味い!」って吸えるんですけど、長時間とか長期間吸ってるとどうしても飽きが来ちゃうんですよ。その場では美味しいし、そういうのを欲するときもあるんですけど、今回のものは常にそばで「そっと寄り添ってくれる」感じ。吸い疲れしないんですね。この辺も狙い通りなんだと思いますし、もちろん味が薄いわけではないので、方向性の違いってやつですね。
スーッと馴染んでいくので延々吸えちゃうやつです。

青短吸ってみる

環境は赤短のときと同様です。
コイルは洗浄してからドライバーンして、なるべく香りを残さないように汚れを取り除くようにしてます。

高抵抗(MTL):1.03Ω 13w

赤短同様に少し遠い感じはするんですが、ソーダ部分の清涼剤と酸味がうまく機能してくれて、ここでも結構満足度は高いです。
ソーダの香りや酸味が清涼感とともに抜けていくので、味をグッと引き締めてくれてまとまりが出てます。

中抵抗(RDL):0.47Ω 30w

ソーダ感も前面に出てきました。
これ、他のレビュアーさんと国吉さんのやりとりを拝見してしまって答え合わせは済んじゃったんですが、このソーダ部分は前回の青短である「らむねソーダ」なんですね。酸味を感じたのはそのためか。
まずヤクルトっぽさを感じる嫌味のないフルーティーさから、らむねソーダへ移行していきます。割合としてはヤクルト3:ソーダ7って感じ。
主役はソーダに取られちゃった感はありますが、後味はそれぞれがミックスされたようにうまく混じり合ってます。ビックルソーダだこれ。
清涼感はそこまで強くないです。ちょっとひんやりするなーくらい。

低抵抗(DL):0.25Ω 50w

ソーダが主役!
前作の主人公が最新作の主人公のポジション食べちゃったときのような気持ち。
まあそれはそれで。元のリキッドも美味しいし。
ただせっかくの新作の調整だからこの環境で吸わなくてもいいかなって…。
単体で考えればこの環境も全然ありです。

青短試飲まとめ

「赤短に清涼剤加えただけかなぁ」とか思ってましたが結構差別化図られてますね。
赤短が包み込むような優しさだったのに対し、青短の方は少しだけ主張が強めになってます。
上でもちょっと書いたように出力上げていくと主役がソーダに取られ気味になったのですが、決して単に混ぜたような焼き増しではなく、しっかり調整が図られているのが分かります。
こちらも味が濃いっていうわけではないんですが、かといって薄いわけでもなく、吸い疲れしないながら満足感もある絶妙なバランスですね。

運用環境1(赤短青短

国吉さんいわく、「最近のPODで20Wくらいが美味い」とのことらしいのですが、あいにく手持ちで細かく出力調整できるPODがないので、とりあえずフルーツ系が美味しく吸えるPOTENTO Xで吸ってみます。

・・・

あ、両方ともいいかも。
感覚としては試飲の高抵抗と中抵抗環境の間くらい。
差別化が図られているといっても2本とも似たリキッドなので両方とも同じ環境で美味しく感じます。
高抵抗メッシュコイルのおかげなのか、風味に加えてしっかり甘みも乗ってきます。
上でも述べたように「優しい味わい」のリキッドなので、超低抵抗のメッシュコイルというよりはこういった環境の方が似合っている気がします。

運用環境2(青短

青短は性格的にもうちょっと強めに出力を掛けてもよさそうです。
メッシュコイルの味の出方が相性良さそうだったのでミストが細かい方がいいのかな?
ということで、今度はクラプトンワイヤーで組んでみます。
あんまり抵抗値は低くなりすぎない感じで。

909dotRBA

ワイヤー:NiFe48  26Ga 内径3mm スペースド 7巻 0.3Ω
コットン:TITANIUM FIBER COTTON
MOD:TITA AIO
出力:22W

もうちょっと抵抗値高めならdotshellとかいいのかもしれませんが、この太さで中抵抗くらいだとすると今回のこちらをチョイス。RDLで吸うとめちゃめちゃ美味しいやつです。
想定はPOD運用時の方向性のまま出力アップ。
それでは吸ってみましょう!

・・・・

フフ…想定どおり…

やっぱり狙い通りいくとたまりませんね。VAPEの醍醐味ですな。
単線の時よりも密度のあるミストが口の中に飛び込んできて、風味や甘みが濃くなりました。
ソーダ感も当然あるんですが、ヤクルト結構前面に出てきてて、その裏にフルーティーさが見え隠れしています。赤短環境でも書きましたがこのフルーティさは何でしょうねぇ。「青短・らむねソーダ」の話題が出たので、どうしてもそれと同時に発売された「赤短・パイントロピカル」をイメージをしてしまいますね。

ちなみにガンクは10ml(5回タンク分)吸ってこんな感じ。

味の変化もないし、付きにくいと言ってもいいと思います。
ヤクルト系のリキッドでここまで少ないのはかなり驚異的。
ガンク処理がめんどくさくて吸い続けるの辞めてしまうなんてリキッドもありましたので、こういうのはありがたいですねぇ。

全体まとめ

乳酸菌飲料系って日本人なら誰でも口にしたことある味だと思いますが、いざ文章でその味を表現するのって難しいんですよね。
ヤクルトで言えば、海外では何年か前に認知度が広まったみたいで、その時にも「表現の仕方がわからん」みたいなコメントを見かけた記憶があります。
今回のものは自分の中だと、ヤクルトというよりはヨーグルト寄りのイメージでした。
ただ、ヨーグルトリキッドも結構色々ありますが、それらよりはヤクルトに寄っているというか。中間くらいのイメージ。
赤短と青短でも清涼剤のありなしだけじゃない差別化がしっかり図られてて、受ける印象が結構違うのもよかったです。
最初は「パンチのある酸味・甘み」みたいなのをイメージしてたんで、「ちょっと肩透かしだったかなぁ」なんて思ってたんですが、吸い続けてると”飽きにくさ“だったり”ガンクのつきにくさ”だったりと、巧妙に調整されてるのが分かります。
個人的には青短が刺さりました。でも冬には「赤短がいい」とか言ってそうです。
いずれにせよ国内メーカー産というだけあって日本人好みに仕上がってますし、これが苦手という人はあまりいなそうな気がします。

なお、

・価格および発売日
非常に心苦しいのですが、昨今の原材料の高騰などによる生産原価の上昇のため、今回より価格の改定を行います。
過去の『赤短・青短』シリーズに関しては、しばらくは現状の価格での販売予定です。
今後ともご愛顧の程よろしくお願いいたします。

とのことで、昨今の物価高の影響はモロにVAPE界に打撃を与えています。
とはいえ、金額は税込み2,200円とのことですので、60mlとしては未だお求めやすいところ。

【赤短・乳酸菌ドリンク風味/青短・乳酸菌ソーダ風味】はMK LabさんのYahoo!ストアから発売中です。