ステルスVAPING

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MK Lab【こいこい 正月三光 2023 New Year Special Edition】リキッドレビュー

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「こいこい三光」といえば、この記事にも書いたんですが、自分がVAPEという沼にズブッとハマったきっかけにもなったリキッドです。
当時まだPODなんてものがなく、クリアロマイザーの性能も今ほど高くなく、美味しいミストを吸うためにはRBAのスキルが今よりも求められていた気がします。
そんな中で、VAPEを始めたばかりの自分にはとって「ミストの味ってなんだ…?」くらいのミストを吸っていたとき、このこいこいシリーズに出会ったんですよね。
まあ味の濃いこと濃いこと。煙吸って「あんま!!」ってなるのはなかなか衝撃的でした。
そうしてVAPEの奥深さに気付いてここまで沈められてしまったわけです。
罪深いリキッドですね。
そんな思い入れのある三光ですが、毎年お正月になるとSpecial Editionとしてアレンジされたフレーバーで発売されています。
恥ずかしながらこれまでSpecial Editionは吸ったことがありませんでしたので、今回が初めて。
比較となるとオリジナルの三光になってしまいますが、どのくらい変化があるのか楽しみにしていました。
フレーバーも「アップルキャラメルバニラ」から「アップルタルト」になっているのも気になるところ。
早速試していきましょう。

この商品はMK Labさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

・フレーバー名:アップルタルト
毎年恒例、今年で4回めの正月三光となります。
3種のリンゴが織りなす贅沢な風味が吸い始めの瞬間の華やかさを演出し、それらの風味を支えるように重ねられたクリームとタルト生地は、吸い終わりに上品なコクを残してくれます。
2023版も去年と同じく近年のpodタイプの使用率を考慮し、VG72:PG28のRDAメインからpodで使用しやすいVG60:PG40の比率で作成しております。
価格も据え置きの税込みで2480円となっております!
podタイプから高ワット帯まで独自の表現を見せるKoi-Koiシリーズの限定版 「正月三光」を是非お楽しみください。

美しすぎるラベル。
MK Labさんのリキッドラベルってどれもすごく綺麗で、所有欲を異様に満たしてくれます。
自分はラベルデザインとかまじまじと見るの好きなんですが、ほんと見てるだけで楽しい。世界観に惹き込まれます。
こういう独自の世界観を作ってると、「Vaping」という行為が一段上のステージに上がったように感じるから不思議なものです。


あとこれラベルが和紙っぽい質感なんですよね。模様や金箔っぽい演出もしてあって高級感がすごい。コレクションしておきたくなるラベル。

ハッシュタグや諸元や注意書きなど。

フレーバー名が書いてあります。
赤短・青短のような細かい説明は特にないですね。あえて省いたのかな。

VG:PG比は60:40。PODでも吸えるようなサラサラ感です。
「Koi-KoiといえばMAXVGとかVG比高め」なんていうイメージがいまだに頭にチラついたりするんですが、やはり時代はPODか。多くの人に手に取ってもらうには裾野を広げる必要があるんですね。

キャップを開けて香りを嗅いでみると、シナモンのようなキャラメルっぽさとりんごっぽい酸味を感じさせる香りがします。

吸ってみる

環境

高抵抗(MTL):Orbital RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.03Ω 13W
中抵抗(RDL):Requiem RDA(DL Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.47Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.03Ω 13w

吸い始めから吐き出すまで、終始シナモンが前面に立ってます。
そしてそれに乗っかるようにりんごの酸味が顔を出してきます。青っぽいりんごの感じ。
甘さはほんのり感じるかな?程度。
味というよりは香りを楽しむっていう環境ですね。
なんだろなー、「紅茶感」というかアップルティーをイメージさせる酸味と風味です。吐き終わりの余韻を残すところなんかが特に。

中抵抗(RDL):0.47Ω 30w

高抵抗の時とさほど印象は変わらないですね。
依然シナモン感が主導していてりんごの酸味が乗ってる 。
りんごは蜜入りの甘いものではなく、酸味が強く出る品種のやつっぽい。
特にクリーミーさとかはなく、甘さがもっと乗ってくるのかなとも思ってましたが、意外とあっさりすっきりで、ドリンク系リキッドみたいな感じです。
やっぱりイメージはアップルティーかなぁ。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

やはり紅茶…っ!!
それもりんごの皮のほんのりとした渋みを加えて、サッとシナモンを振りかけた大人の紅茶…っ!
味は若干濃くなりました。
アップルタルトの生地感は特にないですね。
オリジナルの三光は、このあたりの環境だと生地のもったり感にバニラの甘さとカラメルのコクが乗った甘々スイーツだったんですが、今回はかなり別物。
タルトはちょっと見つからなかったので、個人的には紅茶枠で扱いたい。

試飲まとめ

想像とだいぶ違いましたね。
オリジナルの三光のようなスイーツ系かと思いきや、すっきりさっぱり上品な紅茶系でした。
最初はギャップでちょっと面喰っちゃったんですけど、「そういう系統なんだ」と割り切ればこれはこれで。
味が濃いわけではないんですが、これは「香り高い上品さ」と捉えておきましょう。

「三光」ではなく、別ラインとして違う世界観を作り上げていくと、これまでのユーザーと違う層に刺さる気もします。
個人的にオリジナル三光に思い入れが強いからそう感じるのかもしれません。

運用環境

うまくやれば高抵抗~中抵抗環境くらいで香りを引き出しつつ燻らせるのが良さそうな感じなんですが、ちょっと自分のスキルが足らず…。
低抵抗で組むと分かりやすく味が乗ってきてくれたので、そっち方面で運用していきましょうか。

KENNEDY RDA 25mm

ワイヤー:Ni80  24Ga 内径3mm マイクロ 7巻 0.27Ω
コットン:COTTON BACON PRIME
MOD:KENNEDY Vindicator 21700
出力:4.2V × 4.2V ÷ 0.27Ω ≒ 65W

低抵抗環境代表。
実力以上にリキッドのポテンシャル発揮してくれたりするんで、とりあえずこれで組んでおけば安パイ。
これで試してみましょう。

・・・・

グッ!ときてキュッ!(?)

シナモンとアップルが同割合でブレンドされてきて、「お香」のような香り。
それで一気にフワァっと口の中が満たされたかと思うと、サッと渋みが舌の上に乗ってきて後味を引き締めています。
狙ってたよりずいぶん主張が強くなりました。
甘さはやはり控えめ。
個人的にはちょっと渋みを強く感じたので、あまりハードにチェーンはできなかったんですが、ケーキとかチョコみたいな甘いスイーツを食べてるときに吸うと、この渋みがすごくいい方向に作用して相性抜群でした。

全体まとめ

こってりスイーツ系からずいぶん変わったなぁという印象です。
というか完全に別物。
もしかするとこれまでのSpecial Editonで何かしらの変化の過程があったのかもしれませんが、それをすっ飛ばしてきた自分からすると大幅な変化に感じました。
正直、オリジナルの系統を期待するとガッカリするかもしれません。
でもちょっと待っていただきたい。
そう、こいつはもう「別物」なんですよ。
お上品なお嬢様の嗜むお紅茶なんですよ。
上品なスイーツと合わせてご覧なさいな。めくるめく上流階級のひとときに浸ろうじゃありませんか。
わたくし達の正月はまだ終わっちゃいない!

【こいこい 正月三光 2023 New Year Special Edition】はMK LabさんのYahoo!ストアからお値段税込み2,480円で発売中です。