ステルスVAPING

レビューはいくらあっても困らない。非喫煙者がコソコソVAPEするためのブログ

KAMINARI VAPE CO.【THE KAMINARI Cigar Deep Rich】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

 

今回も引き続き、KAMINARI VAPE CO.さんによるタバコ系のリキッドです。
前回の「THE KAMINARI Cigar Basic Flavor」では葉巻感を強く感じすぎてしまい途中リタイアとなったものの、図らずも割り材としてのポテンシャルを発見することができました。
今回も「Cigar」の名を冠したリキッドですが、どこが「Deep」になっているのか、どう変化が付いているのか気にしながら吸っていきたいと思います。

引き続き今回も「タバコ苦手な非喫煙者目線」でお送りいたします。

この商品はASTRALさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

濃厚なのはもちろん、より深みとコクを追求したシガー。
芳醇で優しい甘みがうまみを引き立てる。
ベーシックとは一味違うシガー体験を。

外観は「Basic Flavor」とほぼいっしょ。
ホワイトだったロゴがグレーになってます。そのくらい。

同じですな。

こっちもロゴ同様にグレーになってますね。

VG:PG比も同じく60:40。粘度も同じくらい。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、ナッツ感がより強まったような。
洋酒感は身を潜めた感じです。

吸ってみる

環境

f:id:pucapucavape:20210922164644j:plain

高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA(末広Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.12Ω 13w

前回より甘みが抑えめになり、香ばしさが増しています。よりスモーキーになり苦みも感じるようになりました。「コク」というか、商品名どおり「深み」をイメージさせる仕上がりになっています。
ミストを吸い込むときには苦み、そして肺に溜め込むときの優しい甘み、吐き出し終わりには甘さはスッと消え、キレの良さを感じさせます。

中抵抗(RDL):0.49Ω 30w

甘いです!!!!
エアフロー全開で吸ったら独特の香りはほとんど飛んでしまい、甘さだけが残ってしまいました。やはりエアーを少し絞った方がいいのかもしれん。
ということで半開で吸ってみたところ、香りが戻ってきました。
この環境だと、すごく「和」の雰囲気を感じます。葉巻というよりは白檀っていうんですかね、お寺とかで嗅ぐ香木を連想しますねぇ。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

今回はいけそうな気がしたので低抵抗でもチャレンジ。
とりあえずエアー全開で吸ってみたところ、もうめちゃめちゃ甘い。
口の中にコーヒー風味の綿あめ突っ込まれたのかっていうくらいシュガーっぽい甘さ。
この環境で使えば変化球スイーツ系でもいけるのでは…?
後味はそこまでベタつかないです。
エアーを半閉で吸ってみても、やっぱり香りはちょっと飛び気味になっちゃいますね。

試飲まとめ

いや……これ……吸える!!
非喫煙者の自分でも美味しく吸えます!!特に高抵抗!
Basic Flavorだとちょっと甘さが出っ張っていて気になっちゃったところもあったんですが、今回の高抵抗環境は甘さを引いて香りを深めたことでかなりバランスが良くなりました。
ほんのりした苦みとキレのいい甘さがついつい後引く構成になってます。
自分がタバコ系に慣れただけのか、今回のリキッドとの相性が良かっただけなのか分かりませんが、とにかくガチッとはまった感覚がありました。

運用環境

前回同様「THE APPLE & ICE」を混ぜてみたいところだったんですが、リキッドを切らしてしまっていますし、今回は単体で吸いたい気分でしたのでそのまま使います。

いくつかRTAでも吸ってみたのですが、香りのカドが取れてまろやかになり、甘みがさらに抑えられた結果、個人的なスイートスポットから外れました。
なので、結局試飲での高抵抗環境に帰ってきました。
この甘みと香りがそれぞれ順番に主張してくる感じが好みのようです。

全体まとめ

「前回とベースは一緒だろうし感想も同じかな?」

なんて考えはいい意味で裏切られました。
確かに基本的な構成は変わっていないとは思うんですが、香りの奥行きが変わり、甘さとのバランスが変わると、こうも違うとは。
リキッドの調香がそれだけ微妙なバランスで成り立っているというのが実感できて面白いですね。
どのバランスが合うのかっていうのは人によって違うでしょうし、「甘さが不要」っていう方もいらっしゃると思いますので、その辺りはビルドを変えて試してみると好みに合わせられそうです。
個人的なオススメは「高抵抗エアーも出力も少なめ」ですね。
この辺はタバコ系のビルドでよく目にするので、タバコ香料自体がそういう傾向にあったりするんですかね。

タバコ系苦手ってことで避けてきたジャンルでしたが、今回2種類をお試しさせていただいて新たな扉を開いてもらいました。
もともと食わず嫌いの気があるんですが、やっぱり自分でいろいろ体験した方がいいってことですね。引き出しは多いに越したことないですね。
VAPEの界隈でもいろんな味に触れることで自分の物差しを定めやすくなると思いますし、よりVAPEが楽しめるようになるんじゃないかと思います。

ということで、今回の【THE KAMINARI Cigar Deep Rich】は、ASTRALさんにて販売中です。