ステルスVAPING

レビューはいくらあっても困らない。非喫煙者がコソコソVAPEするためのブログ

YENHYPE【ブブブブルー V2/ググググリーン V2/ピピピピンク V2】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

YENHYPE一斉転生リキッドレビュー第2弾。

前回は復活リキッドレビュー第1弾として「毎日シャインマスカットだな V2」をレビューさせてもらったところですが、引き続き参りましょう。

今回はエナジードリンク系3本。
青いの緑のピンクのやつのV2バージョンですね。
この3本については、V1を吸ってませんでしたので比較はできませんが、実際のドリンクをイメージしながら吸ってみたいと思います。

エナジードリンク系といえば古来VAPEにおいても比較的メジャーなフレーバーです。
とはいえ、数多のメーカーがチャレンジしてはその独特すぎるケミカル感を制御しきれず、文字通り”モンスター”が生み出されてきた界隈でもあります。
それだけ難しいジャンルが、YENHYPEという魔術師の手によってどのように仕上がっているのか早速見ていきましょう。

この商品はYENHYPEさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

●ブブブブルー V2
ド定番!青系エナジーニキ!
細かな改良(ブイツー)は定番を超えた定番となる!? 基本の基。
照れるなよ、大抵原点は青系だろ?
●ググググリーン V2
V2で大きくレシピが変わったと噂、緑系エナジーニキ!
お家芸エナドリ風味は間違いない。 ググググリーンは、もはやV3の勢いだ。
進化して深化したリキッドだ。面構えが違う。
●ピピピピンク V2
“ピピピピンク”知らない奴いる? いねぇよなぁ!!??
バズりまくって超売れたピンク味。
YENJUICEは〇んでもピピピピンクは〇なねぇ!?
トロピカルとエナジーが対決(タイマン)して超トロピカル。
待ってたぜェ!?この色(ピンク)をよぉ!!

勢いがすごい。ほとばしるパッション。謎の説得力。
パッケージの基本はどれも同じですね。フレーバーごとに特徴のある色使いがされています。
そしてキャッチコピー。かなりキャッチー。

この辺は共通。
VG:PG比は55:45です。寒くてもタンクでの供給には困らなそう。
キャップを開けて匂いを嗅いでみると、もうどれも知った匂いがします。
缶のタブをカシュッと開けたときに香ってくるアレ。

ブブブブルー V2吸ってみる

環境

高抵抗(MTL):Orbital RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 0.87Ω 14w
中抵抗(RDL):Requiem RDA(DL Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.46Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

試飲環境は3種類どれも同じで統一して、なるべく香りを落としてから再セットアップするようにしてます。

高抵抗(MTL):0.87Ω 14w

吸い始めにピリッとした冷たさが来て、吸い終わりに酸味を感じさせる独特のフレーバーが乗ってきます。甘みは程々。
かなり再現度高いです。この手のエナドリ系ってある程度出力掛けないと味が乗ってこなかったりしがちですが、これはこの環境でもしっかり味が出てくれます。
清涼剤なのかな。結構冷たいので、既に満足度高めです。
ケミカル感というか香草感とかもうまく再現されていて、吸いづらさみたいなものはほぼないですね。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

甘みについては高抵抗環境からあんまり変わらず、より清涼感が増した感じ。
ケミカル感の部分がより押し出されてきてて、苦手な人はこの辺が限界かも。
ほんのり苦みっぽさも感じられるので、好きな人はより変化が楽しめます。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

香りがグッと強くなりました。
そして苦み部分がさらにアップ。たぶんメンソール部分の苦みだこれ。
甘みはここまで来ても甘ったるくならず、一定の「キレ」を保っています。
この「キレ」の感じも再現度高いんですよねぇ。

ブブブブルー V2試飲まとめ

再現度すごいな…。
ほんとまんまアレの味がするんですよ。
特に甘ったるさが少なく、程よい酸味を伴ってくるのが実にリアル。
個人的には高抵抗環境が好みです。
香り・甘さ・清涼感のバランスが一番良かったですね。
「焚けば焚くほど美味い」界隈だと勝手に思ってましたがこれは新たな発見。
これに対し、あと2本がどういったアプローチで来るか楽しみですね。

ググググリーン V2吸ってみる

高抵抗(MTL):0.87Ω 14w

うーん。ちょっとインパクト薄いかな。
香りは青い方としっかり差別化されてて、明確に緑に寄ってるのが分かります。
多少甘さも感じますが、この辺だと表面の部分をなぞってるような感じで、まだまだポテンシャルを発揮できていないような印象を受けます。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

おっ。いい感じになってきましたねぇ。
香りも味も濃く出始めました。
甘みもしっかり乗ってきている中で、酸味の先にほんのり苦みがいる感じ。
実際のドリンクほど甘ったるくはないんですが、もう脳みそにインプットされているせいなのか、香りが甘みの強い緑に寄っているせいなのか、同じように苦み部分が出てきているはずが方向性が違うように感じますね。青より甘い感じがする。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

中抵抗環境を進めた感じ。
味も香りも飛ぶことなく、むしろもっと焚いてもまだ伸びしろがありそう。
もっとベタベタする甘さになるかと思ったら意外とそこまで「あんめぇ!」とはならんですね。人工甘味料の甘さがほんとにそのまんまで、いかにもジャンクドリンク感があります。

ググググリーン V2試飲まとめ

香草感っていうんでしょうか。香りがよく表現されていて、青い方と明確に差別化されてます。
甘さは意外と青と同じくらいなので、ここがもっと甘ければより再現度が高かったかなぁといったところ。
こっちは高抵抗環境だと香りも味もまだまだ奥に引っ込んでいるので、中・低抵抗環境で使ってあげるといいかもしれません。
クセでいえばこちらの方が強いかな。その辺も好みの問題かもしれません。

ピピピピンク V2吸ってみる

高抵抗(MTL):0.87Ω 14w

グァバが一番主張してきます。ミストを吐き出した後にほんのりオレンジっぽい余韻が残りますね。
甘さは今のところ控えめで、清涼感はほんのりといったところ。
明らかにトロピカルフルーツ系なんだけど、それだけに終わらない香草感というかエナドリ感があります。
メンソールのおかげなのかな、エナドリ感のエッジが立って味のスパイスにキレが増してる印象です。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

本領発揮!ここがスイートスポット!
味がググッと濃くなってきました。
この濃くなってきた部分はなんでしょうねぇ。パッションフルーツなのかな。
それとオレンジピールのような苦みと風味が乗ってきているので、甘みが増してきているとはいえベタつくようなこともなく、ちょこっと増した清涼感も相まってスッキリとした吸い心地になってます。

低抵抗(DL):0.32Ω 50w

ここもありですねぇ。
かなりインパクトが強くなりましたね。パッションフルーツがガツン!とパンチを効かせてきます。
ミスト量もあってかなりドリンク感が増します。のど越しがいいってやつです。
「グビッ!グビッ!ブハァーッ!」みたいに吸いたくなりますね。
苦みの部分がより強調されてきて、全体を引き締めつつ、ひとクセある仕上がりになってます。

ピピピピンク V2試飲まとめ

パイプラインは以前に1度だけ飲んだ記憶がありますが、確かにこんな感じだったなぁと思い出すくらいに再現度は高いと思います。
「香り」って記憶と密接に紐付いていて、起爆剤となってその香りに関連した記憶が一気に記憶が蘇るなんてこともままあります。
昔好きだった人が付けていた香水の香りを嗅ぐとその時の気持ちが蘇ってきたり、試験勉強の時に特定の香りを嗅いでおいて、記憶を引き出しやすくするっていう工夫もあったりするみたいですし。
まあ後者はどこまで効くのか分かりませんが、ともかく今回のリキッドで1度しか飲んだことのないあの飲み物を思い出したのは確かです。
トロピカル感がありつつも、エナドリ感も芯にしっかりあるという独特の特徴がしっかり再現されてますね。

運用環境

今回の3本の中で一番気に入ったのが【ブブブブルー V2】だったので、これを運用していきましょう。

Hastur Mini RTA

ワイヤー:KA1 26Ga 内径2.5mm マイクロ 7巻 0.98Ω
コットン:COTTON BACON PRIME
MOD:IAIDO MOD
出力:14W

高抵抗で美味いRTAといったら、まあハイエンド帯含めて群雄割拠なんでしょうけど、自分の手持ちで一番好きなのはコレ。
キツキツドローは好みから外れるんですが、なぜかコレは結構好きなんですよね。
ボトムなんだけどエアーの抜け方が気持ちいい。
ローハイトなもんでそこそこダイレクトめな味を出してくれるのも高ポイント。
では、コレでいってきましょう!

・・・・

翼を・・・授かる・・・っ!!

別にカフェインが入ってるわけでもなんでもないんですけど、再現度のおかげかあの「グビッ!キュッ!」となる感覚がしてくるのが面白い。
普段自分の吸い方としてはかなりハードめにパカパカ吸っちゃうんですが、こいつに関してはちょっと感覚を置きながら吸った方が美味しく吸える感じがします。
というのも、エナドリ系独特のクセや香りに慣れてきちゃって感じにくくなるというか。いわゆる「ベイパーズタン」状態に早い段階になっちゃうんですよね。
この辺個人差があると思うんですが、自分的にはそんな感じ。
あとMTLの扱いがヘタなのか、MTLでハードチェーンしてるとどうしてもコイルとコットンにダメージが出やすい。そんな理由もあって、一息入れながらの方が楽しめるリキッドでした。

全体まとめ

生まれ変わって帰ってきたYENHYPEのリキッド紹介第2弾。
リリースからだいぶ間が空き、舞台がリリース当初の夏場から冬へと移りました。
「冬場にメンソールの入ってるリキッドってどうなん?」っていう意見もあると思います。
どうしても「あまあまのスイーツ系リキッド」を吸いたくなると思います。
それは正しい。間違いなく美味しく感じる季節ですからね。
でも個人的にはスースーするリキッドも冬の方が味わえると思うんですよね。
夏場ってどうしてもメンソール系の「メンソール」の部分のみに着目しがちじゃないですか。だからちょっと「甘さ」の部分が邪魔に思えてくる場面もある。
その点、冬であればメンソールも含めてリキッドの「味」に意識を持っていきやすくなるんですよ。
特にちょっと暖かい屋内だとか車内で吸うともうだいぶいい感じですね。
タツに入って食べるアイスって美味しいじゃないですか。アレみたいなもん。
だからこそ、冷え込みが増す今こそぜひ吸ってみてもらいたいですね。
味についてはもはや安定感すらあります。
そういう安定感があるのって大事。この界隈、冒険心も大事ですが自分のような保守的な人間にとっては安定感というのは代えがたい安心材料です。
「何かエナドリ系のものを吸いたい!」ってことであればとりあえず選んでおいて間違いないですね。おそらく期待どおりの味がすると思います。

お値段は60mlで1,980円(税込)。オフィスエッジさんにて販売中です。