ステルスVAPING

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KAMINARI VAPE CO.【THE KAMINARI MINT/THE KAMINARI MINT INTENSE VER.】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

新生KAMINARI VAPE CO.さんのリキッドは再出発してからいくつか吸わせてもらってますが、まあクオリティの高いこと高いこと。
特にメンソールリキッドにこだわりを感じます。
大体がメンソール入りなんですが、粗悪なメンソールにありがちなエグみもなくクリアな爽快感が得られます。

今回はメンソールリキッドでありながら、どちらかといえば「ミント」に主眼を置いたリキッドのようです。
通常バージョンとインテンス(強烈)バージョンの2種類同時リリース。
せっかくなので比較しながら同時にレビューしちゃいますかね。
決してこの前置きを書くのが大変だとかそんなことはうんたらかんたら。

ミント系いいですよね。通年で吸えますし、飽きにくいのも好きです。
そんなメンソールリキッドの雄が繰り出すミントリキッド、試してみましょう。

この商品はASTRALさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

●THE KAMINARI MINT (ザ カミナリミント)
甘みを極力抑え、爽やかでピリッと刺激の大人ミント。
1度吸えばきっとクセになる爽快感。
オリジナルブレンドしたミントのまとまりある味わいをお楽しみください。
※清涼剤は含まれていません。

●THE KAMINARI MINT INTENSE VER. (ザ カミナリミント インテンス)
刺激の一線を越えた猛者へ送る、超刺激ミント。
ドライで超刺激でありながら味に一切の妥協無し。
オリジナルブレンドしたミントの超刺激が新たな爽快感への扉を開く。
※清涼剤は含まれていません。

おぉう…。つよそう…。
インテンスバージョンは色味を変えてもっとつよそう。

お馴染みのロゴ。
やっぱこれカッコいいですよね。下地がこのカラーだとスポーツブランドっぽさがありますな。

反対側もお馴染みのQRコード

VG:PG比は70:30。粘度は特に固くもなく、やわらかすぎることもなくって感じ。
タンクで漏れやすいってことはないですね。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、グリーンガムですわこれ。
インテンスバージョンの方はイメージのせいかもしれませんがよりスース―さが強い気がする。
リキッドの色は透明です。

ノーマルMINT吸ってみる

環境

f:id:pucapucavape:20210922164644j:plain

高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 0.96Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA(末広Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.46Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):0.96Ω 13w

ほほぅ。
最初にリキッドの香りを嗅いだ時は、グリーンガムのあの甘さを想像してましたが、これがなかなかにドライな感じ。
紹介文のとおり甘さが抑えられていて、爽やかなミントが駆け抜けていきます。
メンソール特有の苦みは少なく、舌に若干ピリッとくるドライなミントを楽しめますね。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

ここ!!グリーンガムここ!!
そこそこ甘みが出てきたと同時に、舌にピリッとくるような辛みは身を潜めたので、ずいぶん口当たりがまろやかになりました。
甘みといっても「甘ったるさ」ではなく、「自然な甘み」といった表現の方が近く、吸い始めから肺に溜めるあたりで感じるので、後味はメンソールの清涼感と相まってかなりサッパリです。
メンソールリキッドはこの辺の環境だと喉とか肺が痛くなってきてチェーンはできないんですが、このリキッドだと余裕ですね。なんなら高抵抗より吸いやすい感じ。
あくまで「ミントリキッド」ってことですね。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

ここまでくるとさすがに効いてきます。メンソールが。
喉と肺に結構な刺激です。
甘みは更に増してきており、ミントの風味もしっかり残っているので、「味が濃くなった」と感じます。
刺激はあるんですが、チェーンしてくると慣れてくるのか、次第にマイルドに感じてくるので、濃いミントを集中的に堪能できますね。
後味はやっぱりメンソールがさらっと流してくれるので飽きにくく、吸い続けやすいです。

ノーマルMINT試飲まとめ

相変わらずよくできてます。
KAMINARI VAPE CO.さんのリキッドっていつも思うんですが、どの抵抗値でもしっかり味が出てくるんですよね。
味の出方の違いはあれど、この「抵抗値だとちょっと…」みたいなのが少ない。
今回のものは、高抵抗だと甘みが抑えられてドライなミントが楽しめるので、甘いのが苦手な人にはこの辺がおすすめ。
逆に、中抵抗から低抵抗だと甘みが結構出てくるので、グリーンガムみたいな甘めなミントを感じたいのであれば焚いちゃいましょう。
いやぁ、美味いなこれ…。

INTENSE VER.吸ってみる

環境

環境はノーマルのときと一緒。
コイルごとアトマイザーを洗浄してコットンを新しくしています。

高抵抗(MTL):0.96Ω 13w

あっ。想像どおりメンソールマシマシですね。
清涼感はかなり強まっていて、この時点でかなりの刺激があります。
清涼剤は入っていないとのことですが、後に残るスース―さがすごいですねぇ。
メンソールが強くてミントは奥の方に引っ込んでます。
ミント2:メンソール8くらいな感じ。

中抵抗(RDL):0.46Ω 30w

肺が痛ェ!!
この時点でノーマルバージョンの低抵抗に匹敵するレベルです。
そのためか、甘みは多少出てきているもののノーマルバージョンほどじゃないですね。
チェーンしていると清涼感に慣れてくるためか、よりエッジの効いたミント感を味わうことができます。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

肺が…痛ェ…!!!
もうそのままっすね。中抵抗をそのまま押し進めましたって感じ。
相当強めの刺激ですが、メンソーラーなら余裕で吸えると思います。
かくいう自分も刺激は感じるものの、吸い続けるうちに慣れてきちゃって割とチェーン余裕でした。
こちらもノーマルバージョン同様に味の濃さを感じるんですが、どうしてもメンソールの苦みのようなものが介入してきますね。
「ミントは清涼感と同居してなんぼ」という人にはいいかもしれません。

INTENSE VER.試飲まとめ

甘さが得意じゃなく、メンソールが大丈夫であればこちらの方がいいかもしれません。
甘みを抑えめにしようという意図を感じますし、事実だいぶ抑えられていると思いますが、その辺の感度は人それぞれか。
自分は普段そこそこ甘みのあるフルーツリキッドを常用しているので特にそう感じるのかもしれません。
メンソールの苦みは決して嫌なものでなく、ミントの風味と合わさって、ひとさじのアクセントになってくれています。
清涼感は確かに強めですが、以前の「THE KAMINARI MENTHOL INTENSE VER.」ほどではないですね。

運用環境

個人的にはノーマルバージョンが気に入ったので、タンクに入れて使ってみました。

Bishop RTA

ワイヤー:Ni80  26Ga 内径2.5mm マイクロ 7巻 0.7Ω (←2022.10.5修正しました)
コットン:COTTON BACON PRIME
MOD:iStick Pico
ドリップチップ:SPICE
出力:18W

いわずもがな名作で、見事なロングセラー商品になりました。
だって「美味い、ビルド簡単、お手入れ楽」の3拍子なんですもの。
同じアトマイザー買ったのコレくらい。
このアトマイザー、ショートバージョンだとチムニーの短さとか太さとかが関係するのか、リキッドにもよるんですが、比較的甘みが出やすいんですよね。
今回は甘みを出していきたかったのでこれをチョイス。

それでは吸ってみましょう!

・・・・

グリーンガムうめぇ…。

環境で言えば高抵抗と中抵抗の間くらい。
なーんかこの辺の抵抗値好きなんですよねぇ。なんかオールマイティーな感じがして。
実際、今回のリキッドでもミント感はしっかり感じられつつも甘さが割りとガッと出てきてくれてます。
コンセプトの意図とは異なっちゃっているのかもしれませんが、これはこれで非常によろしい。
懐かしのグリーンガムそのまんまです。
ちなみに1月ほどノーメンテでダラダラ運用してきて20mlほど吸った結果がコチラ。

ほとんど付かないんですよねぇ...。KAMINARIVAPECO.さんのリキッドって出る味の割にガンクの付きが少ない。

全体まとめ

やっぱり良く出来てる。
先に価格から言ってしまうと、今回もこの厳しいご時世の中、税込1,320円です。
毎度思うんですが、このクオリティをこの金額で出してしまって利益出てるんですかね。
メーカーさんからは、

納得のいくリキッドを作ると、完成したときに原価計算して青ざめています。
でも、ユーザーさんには思いっきり吸いまくってほしいし、高い金額では販売したくないですね。

というお話もいただいてますし、企業努力のたまものなんでしょう。

で、言いたかったのは、「この金額の割にはよくできている」とかではなくて、「リキッドとして純粋によくできている」ってことなんですね。
クリアなキレのあるメンソールと、爽やかなペパーミントがしっかり両立しています。
これも好みの話になってきちゃうんですが、合わないリキッドを吸ったときって必ずどこか違和感があるんですよね。味も当然そうなんですが、香料のバランスだったりメンソールの質感だったり。
自分がいいリキッドだなって思うのは、それが特別に秀でているか、「違和感がない」か。より自然に吸えるってことなんでしょうね。
このリキッドも後者で、「美味ぇ!!!」よりは「…美味ぇな…。」みたいなニュアンス。伝わるかこれ。
価格にせよ、品質にせよ、味にせよ、VAPE初心者でも気兼ねなく手に取れるリキッドという立ち位置です。こういうリキッドはユーザーの裾野を広げるにはとても大事。
昨今ますます風当たりが厳しくなるVAPEシーンにもぜひ根付いていってもらいたいところ。

ということで、今回の【THE KAMINARI MINT/THE KAMINARI MINT INTENSE VER.】は、ASTRALさんにて販売中です。