KAMINARI VAPE CO.よりフルーツ系第3弾です。
フルーツ第1弾はこちら。
フルーツ第2弾はこちら。
前回(第2弾)の【THE ORANGE & ICE】は吸いごたえのある清涼感控えめのオレンジでしたが、個人的にかなり気に入っていて、「とりあえず何か吸うか」っていうときはついついコレになってたりします。
今回のフレーバーはアップルということで、清涼感は今回も控えめなようです。
アップルといえば食品界でもVAPE界でもメジャーな存在ですが、KAMINARI VAPE CO.の手によってどのように仕上がっているのでしょうか。
この商品はASTRALさんより御提供いただきました。ありがとうございます。
※電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。
リキッドスペック
以下、商品紹介文。
リンゴとアップルが混ざり合い、程良きメンソと清涼感が爽快感を加速!
コスパとうまさを兼ね備えたハイブリッドカミナリアップルに、キミもバシっとハマるはず。
リンゴとアップルの違いは分かりませんが、言いたいことはなんとなくわかる気がします。
ここでの使い分けとしてはあくまで個人的な印象ですが、
リンゴ→赤リンゴ。蜜入りのもので「ふじ」に代表されるように甘みが強い。
アップル→青リンゴ。酸味が強く、香りが強い。
っていうことなんじゃないかなぁと思っています。記事での使い分けは特に意識してません。雰囲気です。
ちなみに赤リンゴと青リンゴの違いは、基本的に若いうちはどちらも青ですが、その後「日光に当てたときに赤くなるのが赤リンゴ。赤くならないのが青リンゴ」らしいです。皮が黄色になる黄色リンゴっていうのもありますね。
個人的には「ぐんま名月」が甘さと酸味のバランスが良くて好きです。
ラベルはまさにリンゴの皮の赤と果肉の黄色っぽい白を連想させます。
VG:PG比は70:30です。いつもどおり。
キャップを開けて香りを嗅いでみると、リンゴジュースのような甘酸っぱい香りがします。結構果汁多めに入ってるタイプのやつ。
リキッドの色はほぼ透明です。
吸ってみる
環境
高抵抗(MTL):Ammit RDA カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
高抵抗(MTL):1.12Ω 13w
リアルなリンゴの果実感があります。
果汁があふれるようなジューシーさを感じます。
ジュースっぽさとかお菓子っぽさとかではなくて、リアルなリンゴですね。
自分が食べたことのある品種だと「ジョナゴールド」みたいな酸味。
メンソールと清涼剤が入ってますが、効きとしてはほんのり。
このあたりの抵抗値と出力だと、甘みと酸味がほどよいです。
中抵抗(RDL):0.51Ω 30w
甘みが増しました。
高抵抗の時はリアル寄りだったのが、ジュースっぽい感じに変化してきました。
メンソールの味がより表に出てきて、リンゴとメンソールがそれぞれ独立してきた感じです。
低抵抗(DL):0.32Ω 50w
中抵抗を更に顕著にした感じになってきました。
味的にはより甘さが増して、酸味が控えめになりました。
リンゴの味としては青っぽさがある感じです。青臭さってほどではないんですが、少しクセが出てきた印象ですね。皮食べたときに近いかな。
メンソールと清涼剤は更に強まったものの、吸うのがつらいとかそういうレベルではなく、「あー清涼感あるなー」くらい。
むしろアクセントとしてはちょうどよく、冷たい喉越しとジュース感が相まって、よく冷えたリンゴジュースを飲んで「プハァ!」ってなるときの感じです。
まとめ
実はシンプルなアップル系のリキッドってそこまで多くは吸ったことなくて、アップルティーだとかそういう系統が多かったんですよね。そっちだとあくまでベースが他にあって風味付けだったり、アクセントだったりといった感じでは美味しいなーとは思っていて、VAPEとアップルの相性的にはもともと良い印象がありました。
とはいえ、過去に吸ったことのあるシンプル系のアップルリキッドは、後味がちょっと甘ったるかったり、キャンディーっぽい味だったりで、飽きずに吸えるかと言われると「うーん…」という感じでした。
しかし今回の【THE APPLE & ICE】に関しては、シンプルなアップルフレーバーとしてかなり完成度が高くて、リキッド自体は甘いものの、ほどよい清涼感が後味をずいぶんスッキリさせてくれますし、なんというか「味の厚み」みたいなのがあって、シンプルだけど多層になってるイメージです。
抵抗値によって結構味の方向性に違いが出ますし、ある程度焚き気味に使っても味が飛ぶことなくしっかり出てくれます。
「ICE」という名前が付けられているものの、そこは前回と同様そこまで清涼感は強くなく、メンソールや清涼剤が苦手な人でも十分吸えるレベルだと思います。
運用環境
Wasp Nano RDTA with 末広トップキャップ
ビルド自体は試飲環境のままです。
そのまま吸ってもリンゴのジューシーさが表現されていて美味しかったんですが、エアーを少し絞った時にちょっと酸味が強まる感じが好きだったので、ドローをタイトにしてミストをギュッと凝縮してくれるFlavor Kitchenさんの末広トップキャップで運用してみます。
これ既に販売していないので、オススメしづらいのがつらいところ。
ワイヤー:Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω
出力:30w
単純に試飲環境で美味しかったので、そこまで感想に変化はありませんが、いってみましょう!
・・・
スッキリ!サッパリ!リンゴジュース!!!
試飲環境より更にギュッっと凝縮されて味が強調されてます。
普段は頻繁にリキッドを変えるのでRDTAなんですが、基本的にはタンクを使わないんですよね(Wasp Nano RDTAはタンク上部のシャッターを閉めるとRDAライクな使い方ができます)。
ですが、今回はガッツリ使いたかったので久々にRDTA運用されてます。
とりあえず5mlほど吸ってガンクはこんな感じ。
コイルに少し見える感じがしますが、味に変化はほとんどありません。
コットンもきれいです。もっとガンクついてもおかしくないとは思ったのですが、比較的つきにくい方だとは思います。
ちなみに、KAMINARI VAPE CO.さんのリキッドってPODに入れても美味しくて、よくXROSで吸ってるんですが、今回は0.8Ωカートリッジに入れて吸ってみました。
感想としては、めちゃくちゃよく味が出てくれててRBAのときとはまた違う味わいでした。
0.8Ωのためか、試飲の中抵抗くらいの印象で、リンゴを皮ごと齧ったときのような青っぽさがありました。
この辺は低抵抗の時に近いのかな?
ただ味は更に濃く出ていて、リンゴを丸ごと食べるような満足感があります。
PODでもしっかり味が出せるし、低抵抗で焚いても風味が飛ばない。しかもリーズナブルっていうのは、VAPE初心者がリキッドに求める大体の要素が詰まってると思います。
万人受けするアップルフレーバーですし、海外リキッドのようなクセものない日本人に馴染みのある味ですので、これはほんとお勧めしたいですね!
【THE APPLE & ICE】はASTRALさんから発売中です。