ステルスVAPING

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KAMINARI VAPE CO.【THE MONSTER HYPER】リキッドレビュー

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KAMINARI VAPE CO.さんによるリキッドですが、新シリーズに突入です。
これまでは「THE KAMINARI 〇〇」みたいなリキッド名でしたが、今回からは「THE 〇〇 HYPER」って感じで行くんでしょうか。

新シリーズ第1弾はKAMINARI VAPE CO.さんお得意のエナドリ系です。
VAPEってなぜかエナドリ系のフレーバーが定番みたいになってますよね。
なんか前も書いた気がするんですけど、エナドリ系って外すとかなりダメージが大きいフレーバーなんですよね。
ケミカル感こそが売りなのに、悪い方向にクセが出てきちゃうとなかなか悲惨。
そんなわけで、定番な割に意外と難しいフレーバーだったりするんですよね。

そんな中でエナドリリキッド界の雄であるKAMINARI VAPE CO.さんによってどう仕上がったのか、試していきましょう!

この商品はASTRALさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

KAMINARIリキッド代表作。
リアルなアイツが「HYPER」になって降臨。
限界を超え、リアルの向こう側へと進化した。
本能で分かる「うまさ」がそこにある。
※清涼剤は含まれていません。

確かに「KAMINARI = エナジードリンク」みたいな謎の方程式ありますわ。
そんなアイツがパワーアップして帰ってきたらしいですよ。

ラベルデザインが刷新されました。
THE MONSTER HYPERって2回書いてあるのは自信の表れだと思います。
いかにもエナジー感じられそうなデザインです。

めっちゃわかりやすく3つ目書いてありました。
下段にはしっかりと「KAMINARI HYPER SERIES」の文字。今後のラインナップも予定されているようです。

こちらは他のラインと同様に各種QRコードが掲載されています。
VG:PG比は60:40。比率もこれまでと同じですね。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、フルーティーで濃厚な甘さを予感させる、まさにアレの香りです。既に再現度が高いですわ。

吸ってみる

環境

の1つで、濃厚なバニラとアップルタルトが楽しめるスイーツリキッドなんですが、その人気から毎年特別バージョンが作られています。

毎回若干フレーバーが変わってるみたいなんですが、今回のものは前回と比べてどう変わってるんでしょうか。
試してみましょう!

この商品はMK Labさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

・フレーバー名:アップルタルト
毎年恒例、今年で5回めの正月三光となります。
3種のリンゴが織りなす贅沢な風味が吸い始めの瞬間の華やかさを演出し、それらの風味を支えるように重ねられたクリームとタルト生地は、吸い終わりに上品なコクを残してくれます。
2024版も去年と同じく近年のpodタイプの使用率を考慮し、podで使用しやすいVG60:PG40の比率で作成しております。
価格も据え置きの税込みで2480円となっております!
podタイプから高ワット帯まで独自の表現を見せるKoi-Koiシリーズの限定版 「正月三光」を是非お楽しみください。

ラベルデザインは2023Ver.と同じですね。
ほんとこのラベル好きなんですよね。絢爛なイラストに加えて質感が和紙っぽくなってて高級感があるし、こういう世界観があるとよりそのリキッドにのめり込めるようになるんで、個人的にラベルはめっちゃ重要だと思ってます。

ハッシュタグや諸元や注意書きなど。
この辺も含めてひっくるめて一緒ですね。
キャップを開けて香りを嗅いでみると、シナモン感とアップル感。
香りは前回とほぼ一緒。違いは分かりません。

吸ってみる

環境

高抵抗(MTL):Troy V3 RDA カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.13Ω 13w
中抵抗(RDL):Requiem RDA(DL Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.43Ω 30w
低抵抗(DL)  :Kennedy25 RDA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.25Ω 50w


コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.13Ω 13w

一口目から実家のような安心感。
吸い始めから早速例の香草感というかケミカル感というか、独特の香りが口の中に広がって、ミストを吐くときにしっかりした甘みを感じます。
やっぱり再現度は高いですね。明らかにブルではなくエナジー
強めの甘さとフルーティー感で脳が「エナジーッ!!!」って言ってます。
それと、清涼剤は入っていないってことなんですが、口の中に炭酸を飲んだ時のような「ひんやり感」が残るんですよねぇ。清涼剤ってほどはっきりしているわけではないですし、メンソールのような刺激があるわけでもないんですが、なぜか「ひんやり感」があるんですよ。そういう香料でもあるのかしら。

中抵抗(RDL):0.43Ω 30w

香りと酸味が濃くなりました。甘みがそこまで増してないから、フルーティーさが際立って酸味が強くなる感じ。キレが増したというかなんというか。
ここにきても相変わらず「ひんやり感」がすごい。清涼剤なしでこれなら表現力すんごい。よく炭酸ドリンク感が演出されてますわ。

低抵抗(DL):0.25Ω 50w

酸味と香りがちょっと強くてエッジが立ちすぎてしまってる感じ。
濃いのは濃いんだけど、ちょっとバランスが崩れちゃってますね。
香りは間違いなくエナジーなんだけど、甘みがこの環境についてきてないから、キレでいうとブルに近くなってるみたいな。

試飲まとめ

エナドリ系も色々出てますが、これまで自分が経験したものでいくと、「めっちゃ焚いて甘さ出した方が美味しい系」と、「高抵抗でバランスを取った方が美味しい系」の2択だったんですけど、今回は後者ですな。
味の話をすると、鼻に抜ける独特の風味やフルーティーさなどの再現度は高いと思います。バランスが取れている領域であれば甘さもしっかりあります。
あとは、「ひんやり感」ですよ!「ひんやり感」!!
吸うときはほとんど感じないんですが、ミストを吐き出し切ったときに口内に残るほんのりとした「ひんやり感」のおかげで、本当に冷えた炭酸ジュースを「ぷはーっ!」って飲んだ時のような余韻が残ります。あくまで余韻を残す程度なので、清涼感が苦手な人でもほとんど問題なさそう。

運用環境

Troy x1 V3 RDA

ワイヤー:KカンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.13Ω
コットン:クレド・ポー・ボーテ
MOD:iStick Pico
出力:13W

そのまんま試飲環境です。
なんでこのRDAを試飲環境に持って行ったかっていうと、もうそのまんま運用するくらいに

・・・・

ほぅ…これはこれは…。

やっぱりこの環境が一番しっくりくるなー。
試飲環境の時はMTLとしてエアフローかなり絞って使ってましたが、ちょっと開けて吸ってみると甘みが乗ってきます。
こっちの方がよりリアルに感じられていいですね。

ちなみに、低抵抗環境で「甘みが追い付いてこない」って書いたんですけど、これたぶんそこまで甘味料が多くはないんじゃないんですかね?
これ割とよく書いてるんですけど、KAMINARI VAPE CO.さんのリキッドってガンクが付きにくいんですよね。その割には味も甘さもしっかりしてることが多くて、今回のものもそれです。
それと、これまでの傾向で行くとデュアルコイルの爆煙で焚くよりクラプトンコイルのシングルとかで吸った方が甘みが出そうです。
その辺はお好みですな。

全体まとめ

エナジードリンク系リキッドという、VAPE界隈においては定番のフレーバーに差し込む堂々たる王道の仕上がりって印象です。
ともすればケミカルさが道を外して一気に吸いづらくなるのがこのフレーバーですが、変なクドさもなく、うまくバランスもとれていて、明らかに「緑のエナジー」って分かるように「青いブル」との差別化も図られています。
あまり古参ユーザーでもないので、そもそもなんで初心者が目にしそうなVAPEの基本フレーバーにエナドリがいるのかは謎なんですが、普段エナドリを飲むような人であれば、VAPE初心者であろうと玄人であろうと納得できるレベルになっていると思います。
それだけ忠実に再現してるってことですな。

お値段は、これまでのシリーズから若干上がりまして税込1,760円となりました。

ということで、今回の【THE THE MONSTER HYPER】は、ASTRALさんにて販売中です。