ステルスVAPING

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MK Lab【こいこい 青短 らむねソーダ】リキッドレビュー

MK LabさんはVape黎明期より国内リキッドメーカーの先駆けとして数々のリキッドをリリースしてきました。
また、時には有名アニメや人気Youtuberとのコラボリキッドをリリースするなど幅広い分野でVapeシーンを盛り上げてきました。

MK Labさんのリキッドにはいくつかのラインがあります。

「MK VAPE original」シリーズは日本にまだリキッドメーカーが存在しなかった頃からリリースされており、タバコ系から今や定番となったハニーデューなどオーソドックスなラインナップとなっています。

「CRITICAL MIDNIGHT」シリーズは香水をイメージに、デザインパッケージから一貫して独特の世界観を作り上げています。自分がVapeを始めた頃から目にする機会はありましたがド派手なイメージがありました。笑

その他にも「霧の雫」という海外向けパッケージもあるようで、恥ずかしながらこちらは初めて目にしました。人気商品を海外向けにピックアップしたものとのことで、海外限定フレーバーもあるそうです。

そして、なんといってもMK Labさんの看板といえば「こいこい(Koi-Koi)」シリーズではないでしょうか。
「こいこい(Koi-Koi)」シリーズは花札のこいこいをモチーフに、それぞれの役を擬人化した和風ラベルと濃厚な甘い味で男女問わず長く愛されているシリーズです。

自分もこのシリーズとはVapeを始めた初期に出会いました。
RDAにも慣れ、巷で人気のあるリキッドをいくつか試していたのですが、ちょうど「甘くてこってり」というリキッドを試してきたくなってきた時期でした。
いわゆるスイーツ系のリキッドを色々調べていたのですが、やっぱり始めたときってなんとなく国産を選んでしまいがちじゃないですか。なんとなく海外産に比べたら安全そうで。
今でこそ海外産も吸うようになりましたが、やっぱり「国産」という安心感やブランド力っていうのは健在だと思います。
なので国産リキッドに絞って探していたところ、とても評価の高かったこのシリーズに出会ったんですよね。
初めて吸ったのは【霧流れ】でした。バニラ&メロンなのですが、初めて吸ったときはあまりの濃さに衝撃を受けました。それまではやれ「さっぱり」とか「メンソール」とかばっかり吸ってきたのもあって、あまりのギャップに驚きました。「あぁ、Vapeって奥が深いんだな」と。
その当時からブログやレビューサイトはチェックしていたのですが、コメントには「味が濃い」とか「フルーツの味がよく出ている」とか書いてあるじゃないですか。当時ビルドも下手くそでクリアロマイザーも今ほど味が出なかったので、「味ってなんだ…?」と思っていた自分にはあまりにも衝撃的な出会いでした。
ちょうど抵抗値を少し落としたビルドを覚えて、アトマイザーを新調した相性もあったのかもしれませんが、自分にとってVapeに更にのめり込んでいくきっかけになったのは間違いありません。

お試しで買った20mlがあっという間に終わったので、次は【三光】にいってみました。
まずボトルを見て感心したのをよく覚えています。ガラスのスポイトボトルに和紙調のラベルが貼られており、美麗なイラストが描かれていました。吸い終わったボトルは今でも保存してあります。
味に関してもこれまた濃厚でした。フレーバーはアップル&キャラメル&バニラなのですが、ビルドや出力によってバニラが全面に出てきたり、香ばしいアップルパイになったり、色々勉強させてもらえました。

今回はそんな思い出のある「こいこい」シリーズの更なる新機軸「赤短・青短」シリーズの新作です。
赤短・青短も花札の役であり、短冊の絵柄を集めて点数にするものです。
シリーズのリキッドとしては第3弾であり、これまで既に赤青合わせて4種類がリリースされています。
「赤短・青短」シリーズの特徴としては、これまでの「こいこい」シリーズがバニラベースのスイーツ系だったのに対し、レモンティーやミックスジュースなどドリンク系にシフトしています。値段もだいぶリーズナブルになっており、リピートしやすくなりましたね。

ここ最近、リキッドの単価が以前より一回り落ちてきて、以前は60mlの相場が約3,000円くらいでしたが、最近は2,000円を切るようになってきました。消費者としてはありがたい限りで、メーカーの方には頭が下がります。

今回は新作の方でも青短の【らむねソーダ】を取り上げてみたいと思います。

 

この商品はMK Labさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

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出典:MK Lab

以下、商品紹介文。

名称 こいこい 青短
英名 Koi-Koi Blue Label
定価 1,980円 (税込み)
容量 60ml

花札のこいこいをモチーフに、それぞれの役を擬人化した和風ラベルと濃厚な甘い味で男女問わず長く愛されているKoi-Koiシリーズの新作を販売します。
『五光』役となる花見(オレンジクッキー&バニラ)、月見(コーヒー&チョコレート&バニラ)、雨流れ(濃厚バニラ&ドラゴンフルーツ)、霧流れ(濃厚バニラ&メロン)、三光(アップル&キャラメル&バニラ)は国産VAPEメーカーのシリーズとしては長く愛される人気シリーズとなっています。
この度、おもとめやすい価格帯で展開する新シリーズ『赤短・青短』の新作が発売となります!

今回、発売される商品『赤短・青短』は以下の商品ラインナップとなります。
新製法によりpodでも美味しく味わえる2種類のフレーバーをぜひお楽しみください。

--- こいこい青短シリーズ (清涼剤入り)
・らむねソーダ
夏の定番!スッキリした味わいで日本で昔から親しまれている"らむね"の味を追求したリキッドです。
ソーダ風にまとめた後味の爽やかさは今までにない清涼感になっています。
清涼レベル ★★★☆☆

pod〜80wまでのVAPEに適しています。

  

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 凝ったラベルですよね。
夏らしい爽やかな青を基調に、飲み物からタブレット、アイスまで様々な「ラムネ」が描かれています。
実はこの飲み物のラムネにはしっかりビー玉も描かれてますよ。
中心には青短シリーズおなじみ少女のイラスト。
【三光】とかに描かれている女の子より年齢が低めなので、正直、外でこれ見よがしにリキチャするのは少しためらわれますが、商品パッケージとしてはよく映えますし訴求力があっていいと思います。なんというか「所有欲」みたいなものが満たされるんですよね。冒頭にも【三光】のボトルを保存してあると書きましたが、リキッドという消耗品にもそういった気持ちを抱かせてくれるのってすごいと思います。
前も書いた気がしますが、リキッドのラベルって料理の盛り付けが大事なように、意外と視覚から味覚に影響を及ぼすものだと思っているので、ラベルにこだわっているのっていいですよね。

 

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ハッシュタグや諸元が記載されています。
Vapeリキッドでおなじみのこういったボトルのことを「ゴリラボトル」っていうんですが、キャップの部分が子どもには開けられないようチャイルドプルーフになっていますよね。その開け方も記載してくれています。
こういったブログをご覧くださるような方は問題ないと思いますが、詳しくない方が手に取ったときに開け方で難儀するっていうのも耳にしたことがあるので、こういった配慮は親切ですね。

         

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反対側にはフレーバーの説明文。
これもコロンブスの卵で、ラベルにこういった説明があったり、清涼感のレベルやおすすめセッティングを記載してあるものって少ない気がします。
ネットで購入する方などは色んな場面でフレーバーやセッティングは目にするでしょうが、実店舗の店頭などで購入する方にはいいヒントになりそうです。

容量は60mlで、VG:PG比は60:40。
ボトルは遮光性のものになっており、外から見るとリキッドがオレンジに見えますが、実際は透明です。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、イメージどおりのラムネが香ります。
個人的にはラムネアイスっぽく感じますね。あと柑橘系っぽい香りもします。

 

吸ってみる

環境

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高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w

中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w

低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w

 コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

 

高抵抗(MTL):1.12Ω 13w

甘さは控えめでラムネの酸味の部分が表に出てきています。
清涼感が思ったより出ていてメンソールじゃなくて清涼剤なので、メンソールとは違ったヒンヤリ感です。
香りからアイスをイメージしていたんですが、この清涼剤の効き方だと酸味も相まって「炭酸」って感じですね。
クドさがないのでさっぱりチェーンすることができます。

 

中抵抗(RDL):0.51Ω 30w

甘さが出てきてラムネっぽくなってきました。
清涼感も結構効いてきているのですが、酸味が奥に引っ込んだので炭酸っていう感じではなくなりました。自分のビルドだとミスト温度が高めなので「タブレット」のラムネなんですが、ミスト温度低めになるようなドリップチップを使ったら「アイス」になりました。味というよりは温度での感じ方の違いかな。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

清涼感かなり強い。
「清涼感レベル★★★☆☆」ってことだったんですが思ったより来ます。
吸い始めはちょっとアイスクリーム頭痛になりました。
甘さは中抵抗から据え置きなんですが、少し酸味っぽさがまた出てくるようになってラムネの「濃さ」が増したって感じです。より味の輪郭がクッキリしてきたというか。
高抵抗のときとは逆に、甘さが少しあとに残る感じなので人によってはチェーンは厳しいかも。水を飲みつつ吸うと口の中がさっぱりヒンヤリして爽快なので、飲み物と合わせるなら水ですね。

試飲まとめ

さすがにうまくまとまってます。
こういうソーダ系とかコーラ系とかって味がシンプルゆえに単調になりがちですし、一歩間違えるとケミカル感が強く感じてしまうのですが、ラムネ感の演出になっている酸味の部分や清涼剤がいい仕事をしてくれているのでグビグビ吸えちゃいます。
個人的には濃いラムネが美味しかったので低抵抗環境で運用してみようと思いますが、「PODタイプ~80wまで」とのことなので、PODでも吸ってみます。

 ということで今回の運用環境はこちら。

運用環境1

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POTENTO

 

いつも使ってたXROSのカートリッジを切らしてしまったので、ストックしてあったこちらを使います。
Xではないのでカートリッジの抵抗値は1.2Ω です。
Caliburn全盛期にひょこっと現れ、その当時としては出力調整付きのスティック型PODだったのですが、Favostixのようにはなれなかったやつです。
POTENTO Xがリリースされ、ほとんどの機能で上位互換になってしまったのでお蔵入りしていましたが、味はしっかり出してくれます。

 

こいつでいってみましょう!

 

・・・

 

あ、美味いっすね!

  

高抵抗の試飲環境では甘さ控えめ酸味強めって感じだったんですが、これで吸うとそれより少し甘みが出て酸味が引っ込んだ感じです。
清涼剤の「炭酸感」は健在で、さっぱりさは残しつつも甘さが出たことでラムネ感が強まって、吸ったときの満足感はアップしてます。
PODを使うときってあんまりガバガバ吸える状況じゃないので、少し吸って満足できるっていうのは割と正解な気がして、PODとの相性いいんじゃないかと思います。
ゆっくり吸えるなら甘さ控えめビルドでのんびりチェーンするのもアリなんですけどね。

運用環境2

やっぱり低抵抗でガバッと吸いたい!
そんなときはやっぱりコレ。

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KENNEDY 25mm RDA

低抵抗爆煙といったらコレですね。

 

ワイヤー:Ni80  24Ga 内径3mm スペースド 5巻×2 0.23Ω
コットン:KENDO GOLD EDITION
出力:4.2V×4.2V÷0.23=76.7W

 

こいつでいってみましょう!

 

・・・

 

正解!これ大正解!!

 

めちゃくちゃ美味いです。
低抵抗の試飲環境のときと比べると、味の濃さはそのままに、より酸味が強くなったのと、後味の甘さがなくなり「キレ」がよくなりました。
キーンとくる清涼感もこのキレに一役買ってます。
これはチェーンが捗りますねぇ。

ちなみに10mlほど吸ったときのガンクはこんな感じ。

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KENDO COTTONの後にCloud9でも試してみたら白かったので、黄ばみは元々の色ですね。
ガンクは付きやすいってほどではないです。スペースドだったのでなおさらですかね。
甘さもしっかりある中では持ちがいい方だと思います。

全体まとめ

【三光】以来のこいこいでしたが、路線が変わってもしっかり美味しいです。
高抵抗から低抵抗まで万人受けする味だと思いますし、ビルドによってさっぱり系からあと引く甘さまで変化するので、どこかに一人一人のスイートスポットがあると思います。
個人的には運用環境2の低抵抗高出力がアタリでした。
清涼剤が結構ガッツリ効いているので、まさにこの暑い夏ピッタリだと思います。
ラムネといえば夏祭りの屋台ですが、こういった昨今なかなかラムネ飲む機会も少ないですよね。そんなときはこのリキッドをプハーッとして夏を感じてみては?

 

【こいこい 青短 らむねソーダ】はMK Labさんから発売中です。

 

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