ステルスVAPING

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MK Lab【こいこい 赤短 パイントロピカル】リキッドレビュー

MK Labさんによる新作リキッドです。
前回記事にした青短の【らむねソーダ】と同時に発売されている赤短【パイントロピカル】になります。
青短シリーズがミックスジュースやアイスレモンティーなど清涼剤入りのラインナップであるのに対し、赤短シリーズははちみつレモンやミルクティーなど清涼剤なしのラインナップとなっています。

今回発売された両リキッドとも「夏」をイメージしているようで、【らむねソーダ】は結構清涼剤が効いていて、ラムネ感がしっかり感じられるまさに夏っぽいリキッドでしたが、今回の【パイントロピカル】では清涼剤なしでどのくらい夏を感じられるか試してみましょう。

 

この商品はMK Labさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

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出典:MK Lab

以下、商品紹介文。

名称 こいこい 赤短
英名 Koi-Koi Red Label
定価 1,980円 (税込み)
容量 60ml

花札のこいこいをモチーフに、それぞれの役を擬人化した和風ラベルと濃厚な甘い味で男女問わず長く愛されているKoi-Koiシリーズの新作を販売します。
『五光』役となる花見(オレンジクッキー&バニラ)、月見(コーヒー&チョコレート&バニラ)、雨流れ(濃厚バニラ&ドラゴンフルーツ)、霧流れ(濃厚バニラ&メロン)、三光(アップル&キャラメル&バニラ)は国産VAPEメーカーのシリーズとしては長く愛される人気シリーズとなっています。
この度、おもとめやすい価格帯で展開する新シリーズ『赤短・青短』の新作が発売となります!

今回、発売される商品『赤短・青短』は以下の商品ラインナップとなります。
新製法によりpodでも美味しく味わえる2種類のフレーバーをぜひお楽しみください。

 --- こいこい赤短シリーズ (清涼剤なし)
・パイン トロピカル
ギュッと詰まった果実の味が層をなすトロピカルジュース!
パインを中心にマンゴー、洋梨、りんごをMIX。仕上げにみかんをトッピング。
クセになるしっかりとした甘さと、吸い続けられる後味を両立したフルーツドリンク風味になっています。

pod〜80wまでのVAPEに適しています。

  

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青短もそうでしたが、こちらもとても凝ったラベルになっています。
シリーズを通して女の子のイラスト自体は共通ですが、その背景に描かれているものがリキッドによって異なってきます。
今回は商品説明にもあるように使用されているフルーツが描かれていますね。
なんというか、女の子のイラストの造形というか細かい部分にただならぬこだわりを感じますな。

 

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ハッシュタグや諸元が記載されています。
基本スペックは青短と同じです。ただハッシュタグの色が青から赤に変わっているなど、ラベル全体の雰囲気は細かいところまで統一されています。

         

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反対側にはフレーバーの説明文。
やっぱりここに説明があるとわかりやすいですよね。
リキッド名自体が割とダイレクトに味を表しているので、このリキッドだと迷うことはなさそうですが、【三光】とか【霧流れ】とかだと名前から味の推測って難しいですもんね。
保管しておいてちょっと時間が経ってしまったときとか、どういうリキッドを吸おうか悩んでいるときとかちょっとしたことでも便利です。

容量は60mlで、VG:PG比は60:40。
ボトルは遮光性のものになっており、外から見るとリキッドがオレンジに見えますが、こちらも実際は透明です。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、フルーツカクテルのような香りがしますね。
パイナップルとピーチっぽさを感じます。

 

吸ってみる

環境

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高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w

中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w

低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w

 コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

 

高抵抗(MTL):1.12Ω 13w

トロピカル感ありますねぇ。
パイントロピカルとは言うものの、いろいろなフレーバーが入っているんですが、どれかが突出せず割とまとまった味になってます。
この環境だと甘さは控えめだけど、ミックスフルーツの濃い香りを楽しむことができます。
味はひとクセあって、マンゴーか洋梨あたりがアクセントになっています。
グアバっぽくも感じるんですよね。

これなんかあと引くやつですね。ついつい吸っちゃう系。

 

中抵抗(RDL):0.49Ω 30w

甘さと酸味が表に出てきました。
パインをベースにみかんが乗ってきた感じかな?
プラムのような甘酸っぱさも感じられますが、これマンゴーですね。
甘さが出てきたものの、後味はスッキリしているので比較的さっぱり吸えます。
高抵抗のときに感じていたクセは少し落ち着いてきた様子。爽やかさもありますし、この辺りだいぶ吸いやすいです。

 

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

もっと甘くなって、デュアルコイルによってミストの密度も増しているので、まさにトロピカルジュースといったところ。
味的にはやっぱりマンゴー強めに感じるんですよね。パイン+マンゴー。
それと、後味はやっぱりスッキリしてて、なぜかミストを吐き出すときに鼻からアルコールっぽさが抜けていくんですよね。
これがまた妙にクセになって、ジュースって言うよりカクテルかな。

 

試飲まとめ

夏向けだけど清涼剤なしということで、どんなものかと思っていたら、いやはやさすがです。
フレーバーのみで見事に夏向けというのを実感しました。
でも冷たさを感じるわけではないのでオールシーズンで吸えるやつです。

自分は基本的にお子さま舌なので、フルーツ系だとしても複雑系のリキッドとかあんまり得意じゃなくて、細かいフレーバーを分析したりするのも苦手です。なので正直、最初にテイスティングしたときには「う、結構クセ強いぞ…」って思ったんですが、吸い続けていくうちに「もう一口だけ…」ってなってました。
クセが魅力になるのもVAPEのいいところ。

味を表現するのが結構難しくて、なるべく「トロピカル」で済ませたくないところだったんですがやっぱり使っちゃってますね。
リキッド名に「パイン」とは付くものの、あくまでベースというレベルに留まっていて、あまり表に出てくる感じじゃないです。

3つの環境で吸ってみたんですが、表に出てくるフレーバーに多少違いはあるものの、まとまって「1つのフレーバー」といった印象でした。
一番クセが出てくるのが高抵抗のときで、抵抗値落としていくごとにクセが落ち着いて吸いやすくなりましたね。
意外と高抵抗環境も好きだったのですが、やっぱり夏なので爆煙でさっぱりいきたいところ。

ということで今回の運用環境はこちら。

 

運用環境1

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KENNEDY 25mm RDA

低抵抗爆煙といったらコレですね。

 

ワイヤー:Ni80  24Ga 内径3mm マイクロ(オフセット) 5巻×2 0.2Ω
コットン:Cloud9
出力:4.2V×4.2V÷0.2=88.2W

今回は結構さっぱりめに感じていたので、スペースだと味が物足りなくなりそうなのでマイクロコイルにしました。ついでにオフセットビルドにしてみたり。
こいつでいってみましょう!

 

・・・

 

やっぱりさっぱり!

 

低抵抗の試飲環境のときとあんまり変わらないですね。
むしろちょっと香り飛んじゃったかな?
単純にビルド失敗してる可能性もあるけど、うーん...。

あくまで個人的な感想ですが、このリキッドについては50Wくらいまでのほうがいいのかな。
「クセ」が魅力のリキッドですし、高抵抗と中抵抗の間くらいを狙ってみましょう。

 

運用環境2

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Bishop RTA

相変わらず高抵抗~中抵抗が美味いやつです。

 

ワイヤー:DEMON KILLER FLAME WIRE Ni80 30ga*2+40ga 内径2.75mm 5巻 0.62Ω
コットン:KENDO COTTON GOLD
出力:24w

フルーツ系を吸うときの鉄板ビルドです。
リキッドの芯というか味を結構はっきり出してくれるようになるんですよね。
クラプトンの力ってすごい。

これでいってみましょう!

 

・・・

 

ア"ァ"~美味イィ...

 

甘さとフレーバーのバランスがちょうどいい感じです。
全体的にはやっぱりマンゴーが結構効いていて、完熟の甘々って感じではなく、少し青っぽい感じがあと引くアクセントになります。
ちょこっと清涼剤加えてみましたが、吸い終わりにスーッと来るのでサッパリさも加わりますし、明確に「ドリンク感」出てきて、暑いときなんかはこっちのほうが好きです。
「甘っ!うまっ!」っていうインパクトとは違うんですが、気づけば吸っちゃってて、ドライヒットしてリキッド切れに気づくこともしばしばでした。

 

全体まとめ

【らむねソーダ】に引き続きのこいこいシリーズでしたが、面白いリキッドでした。
色々試したところ、個人的なスイートスポットは0.6~0.7Ωくらいでしたね。
クセを残しつつも爽やかさも相まって、ついついチェーンしたくなってしまう魅力がありました。
清涼剤なしというのは清涼剤苦手な人にとっては嬉しいでしょうし、自分のように好みに応じて添加するのもありです。フルーツ系やドリンク系は清涼剤入れて外すことはまずないと思うので、こっちもおすすめしたいですね。

赤短・青短ともに試させていただきましたが、どちらも美味しく吸えました。
当初は「青短がわかりやすくて好きだなぁ」と思っていたんですが、いざ赤短も吸ってみると「なんかやめられないのは赤短」って感じで、どっちも甲乙つけがたい結果でした。

ちなみに、今後のMK Labさんの展開としては以下のようにおっしゃっています。

○ --- 今後の展開
2021年、秋に新しい こいこい『猪鹿蝶』がスタートします。
複雑なフレーバーが織りなす繊細な表現をお楽しみいただける新シリーズにご期待ください。
既にフレーバーは完成しているので、季節に合わせた味を順に出していきます!

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赤短・青短以外のこいこいシリーズは2019年の【霧流れ・雨流れ】夏バージョン以来です。
イラストのシルエットを見る感じ、左は侍、右は花魁ですね。中央は何でしょう。振り袖っぽい?

今秋からのスタートとのことなので、今後の展開も楽しみですね。

 

 

【こいこい 赤短 パイントロピカル】はMK Labさんから発売中です。

 

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