ステルスVAPING

レビューはいくらあっても困らない。非喫煙者がコソコソVAPEするためのブログ

KAMINARI VAPE CO.【THE KAMINARI Cigar Deep Rich】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

 

今回も引き続き、KAMINARI VAPE CO.さんによるタバコ系のリキッドです。
前回の「THE KAMINARI Cigar Basic Flavor」では葉巻感を強く感じすぎてしまい途中リタイアとなったものの、図らずも割り材としてのポテンシャルを発見することができました。
今回も「Cigar」の名を冠したリキッドですが、どこが「Deep」になっているのか、どう変化が付いているのか気にしながら吸っていきたいと思います。

引き続き今回も「タバコ苦手な非喫煙者目線」でお送りいたします。

この商品はASTRALさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

濃厚なのはもちろん、より深みとコクを追求したシガー。
芳醇で優しい甘みがうまみを引き立てる。
ベーシックとは一味違うシガー体験を。

外観は「Basic Flavor」とほぼいっしょ。
ホワイトだったロゴがグレーになってます。そのくらい。

同じですな。

こっちもロゴ同様にグレーになってますね。

VG:PG比も同じく60:40。粘度も同じくらい。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、ナッツ感がより強まったような。
洋酒感は身を潜めた感じです。

吸ってみる

環境

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高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA(末広Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.12Ω 13w

前回より甘みが抑えめになり、香ばしさが増しています。よりスモーキーになり苦みも感じるようになりました。「コク」というか、商品名どおり「深み」をイメージさせる仕上がりになっています。
ミストを吸い込むときには苦み、そして肺に溜め込むときの優しい甘み、吐き出し終わりには甘さはスッと消え、キレの良さを感じさせます。

中抵抗(RDL):0.49Ω 30w

甘いです!!!!
エアフロー全開で吸ったら独特の香りはほとんど飛んでしまい、甘さだけが残ってしまいました。やはりエアーを少し絞った方がいいのかもしれん。
ということで半開で吸ってみたところ、香りが戻ってきました。
この環境だと、すごく「和」の雰囲気を感じます。葉巻というよりは白檀っていうんですかね、お寺とかで嗅ぐ香木を連想しますねぇ。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

今回はいけそうな気がしたので低抵抗でもチャレンジ。
とりあえずエアー全開で吸ってみたところ、もうめちゃめちゃ甘い。
口の中にコーヒー風味の綿あめ突っ込まれたのかっていうくらいシュガーっぽい甘さ。
この環境で使えば変化球スイーツ系でもいけるのでは…?
後味はそこまでベタつかないです。
エアーを半閉で吸ってみても、やっぱり香りはちょっと飛び気味になっちゃいますね。

試飲まとめ

いや……これ……吸える!!
非喫煙者の自分でも美味しく吸えます!!特に高抵抗!
Basic Flavorだとちょっと甘さが出っ張っていて気になっちゃったところもあったんですが、今回の高抵抗環境は甘さを引いて香りを深めたことでかなりバランスが良くなりました。
ほんのりした苦みとキレのいい甘さがついつい後引く構成になってます。
自分がタバコ系に慣れただけのか、今回のリキッドとの相性が良かっただけなのか分かりませんが、とにかくガチッとはまった感覚がありました。

運用環境

前回同様「THE APPLE & ICE」を混ぜてみたいところだったんですが、リキッドを切らしてしまっていますし、今回は単体で吸いたい気分でしたのでそのまま使います。

いくつかRTAでも吸ってみたのですが、香りのカドが取れてまろやかになり、甘みがさらに抑えられた結果、個人的なスイートスポットから外れました。
なので、結局試飲での高抵抗環境に帰ってきました。
この甘みと香りがそれぞれ順番に主張してくる感じが好みのようです。

全体まとめ

「前回とベースは一緒だろうし感想も同じかな?」

なんて考えはいい意味で裏切られました。
確かに基本的な構成は変わっていないとは思うんですが、香りの奥行きが変わり、甘さとのバランスが変わると、こうも違うとは。
リキッドの調香がそれだけ微妙なバランスで成り立っているというのが実感できて面白いですね。
どのバランスが合うのかっていうのは人によって違うでしょうし、「甘さが不要」っていう方もいらっしゃると思いますので、その辺りはビルドを変えて試してみると好みに合わせられそうです。
個人的なオススメは「高抵抗エアーも出力も少なめ」ですね。
この辺はタバコ系のビルドでよく目にするので、タバコ香料自体がそういう傾向にあったりするんですかね。

タバコ系苦手ってことで避けてきたジャンルでしたが、今回2種類をお試しさせていただいて新たな扉を開いてもらいました。
もともと食わず嫌いの気があるんですが、やっぱり自分でいろいろ体験した方がいいってことですね。引き出しは多いに越したことないですね。
VAPEの界隈でもいろんな味に触れることで自分の物差しを定めやすくなると思いますし、よりVAPEが楽しめるようになるんじゃないかと思います。

ということで、今回の【THE KAMINARI Cigar Deep Rich】は、ASTRALさんにて販売中です。

 

KAMINARI VAPE CO.【THE KAMINARI Cigar Basic Flavor】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

昨年、低価格なのに吸いごたえ抜群なリキッドを一気呵成にリリースした新生KAMINARI VAPE CO.より、新作の誕生です。
これまではフルーツ系やエナジードリンク系がメインのラインナップでしたが、今回は本格派タバコ系とのこと。

これまで少しだけ触れてきたことなんですが、自分は喫煙歴がなく、なんならタバコの匂いもそんなに得意じゃないので、タバコ系のリキッドって敬遠してました。今回お声掛けいただいたときも結構身構えたところ、「苦手だったとしても素直な感想を書いてほしい」と寛大なお言葉をいただけたので、「こういった機会でもないとなかなか試さなそう」ということでご提供いただけることとなりました。

そんな感じなので、今回は「タバコ苦手な非喫煙者目線」でお送りいたします。

この商品はASTRALさんより御提供いただきました。ありがとうございます。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

以下、商品紹介文。

芳醇な香りと甘み、スモーキーで後を引くすっきり感がマッチング。
濃厚なのにずっと吸っても飽きないよう隠し味をMIX。
カミナリシガーでキミもチルしよう!

これまでのシリーズのデザインとは趣向を変えてきましたね。
KAMINARI VAPE CO.さんの新ロゴを正面に据えて、デザインの主張が強めになりました。背景には従来のカミナリマークがいっぱい。

フォントもいつもと違う感じ。

QRコードがプリントされていて関連サイトにアクセスしやすくなっています。
意外とVAPE関係って公式サイトとかにアクセスしづらかったり、そもそも海外製品だと公式サイトすらないのとかザラですからね。
この辺りが丁寧なのも、初心者にとっては安心感につながると思います。

VG:PG比はこれまでのシリーズと異なり60:40になりました。
粘度はそこまで固くなくサラッとしてる方だと思います。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、ナッツのような香ばしさを感じます。
それとほんのり洋酒っぽさ。

吸ってみる

環境

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高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA(末広Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.12Ω 13w

まず感じるのはナッツのような香ばしさ。そこからメープルシロップを思わせるほんのり甘めの香りに変わっていき、洋酒のような芳醇さを含んで鼻から抜けていきます。
抜けていく香りの中に「煙っぽさ」があるので、これが葉巻っぽさなんでしょうか。

中抵抗(RDL):0.49Ω 30w

かなり甘みの部分が強くなってきます。
肺に溜め込んで吐き出したあと、喉や肺にズシッと残るものがありますね。ヒット感ってやつなのかな。
香りもかなり強くなってきて、香ばしい葉っぱを燻したような香りが鼻から抜けていきます。
おぉ…。かなりインパクト強い…。正直、自分にはこの辺が限界かもしれません…。
低抵抗に行く前に試しに出力を上げてみたら、より濃厚さが増してクラッとしそうでした。
これどんどん濃くなるのかもしれん。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

ごめんなさい。断念してしまいました。
でも自分が断念したということは…?

試飲まとめ

これがタバコリキッドか!って感じでした。いや、タバコというよりは葉巻なのかな?両方吸ったことないから分からんけど。
高抵抗環境ならば、甘さもほどほどで香り高く芳醇な葉巻感が自分でも楽しめるって感じでしたが、中抵抗までいくとちょっと吸い続けるのが辛いかなぁって感じになってきてしまいました。
自分が断念してしまったのは、香りと甘みが強くなってきて、より「葉巻感」を強く感じてしまったからなのかもしれません。再現度というとやはり比較ができないのですが、「吸い応え」としてはかなりあると思います。
ちなみに、この甘みを利用して自分が吸いやすい環境にしてみました。

運用環境

同じKAMINARI VAPE CO.さんから発売されている「THE APPLE & ICE」を混ぜてみます。

シンプルだけど多層的に感じる個人的に大好きなリキッドです。

環境は試飲の高抵抗環境と同様です。
だいたい1:1くらいで割ってみました。
これで吸ってみましょう。

・・・・

 

これは・・・!!!!

めちゃくちゃ吸いやすくなりました。
先に今回の【THE KAMINARI Cigar】をドリップしておき、その上に「THE APPLE & ICE」をドリップ、というようにしてみたのですが、まずジューシーなアップル感が舌にあたり、吐き出すときにフルーティーな香りとともにメープル感と洋酒感が抜けていきます。吐き出し終わった後には、ほんのりとした清涼感が口内をさっぱりとさせてくれるので、単体で感じていたボディ感がかなり軽減されます。

いわゆる「アイスアップルタバコ味」って感じでしょうか。この系統も吸ったことないのですが、ひとクセあるアップルを吸いたいのであればかなりアリだと思います。

全体まとめ

味の好みは置いといて、どのレンジの抵抗値でもしっかりと味を出してくるのはさすがですね。
高抵抗で全体のバランスをとった味わいだけでなく、ある程度出力を掛けても掛けた分だけしっかり味が乗ってきます。今回は乗りすぎてギブアップ。
「THE APPLE & ICE」と混ぜてみたのは正解でした。
このリキッド好きでよく吸ってるんですが、ちょっと味変したいときなんかに混ぜてみると趣向が変わります。アップルとタバコ風味ってよく見かけますがやっぱり相性いいんでしょうか。
最初から混ぜるために2本買っても1本あたり1,320円なので、120mlが2,640円で買えちゃいますね。やっぱりコスパおかしい。

単体で吸っても刺さる人には刺さるはず。
刺さらなかった人にも割材として可能性広がる今回の【THE KAMINARI Cigar Basic Flavor】は、ASTRALさんにて販売中です。

 

909MODIFY【909dotRBA】アトマイザーレビュー

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909MODIFYによるdotAIOのコンパチカトマイザーです。
AIOのカートリッジ型アトマイザー=カトマイザーという認識なんですが、合ってるんですかね。
昔eGo系が流行っていた頃、リキッドが入るカートリッジとアトマイザーが一体となったものをカトマイザーと呼んでいたようなことを聞いたことがあります。もはやRTAとも言えるし今でいうPODとも言えそうで、結局なんだかよく分かりませんでした。
そんな折、BBに代表されるようなAIO系も流行を迎えている昨今ですが、そこで用いるアトマイザーのことをカトマイザーと表記しているものもよく目にします。
個人的には上記の認識が勝手にしっくり来ているので、その表記で行きたいと思います。

909MODIFYというメーカーは初めて聞きました。製造は中国のようですが、メーカー自体はアメリカのカリフォルニアにあるようです。
まだラインナップはこれだけなのかな。

VAPE SHOP 遊人さんが仕入れてTwitterにて告知をしていたのを目にし、その構造に一目惚れしてしまい、ついつい衝動買い。

dot系のRBAカトマイザーといえば既に色々なプロダクトがありますが、今回はその最新版ということになりそうです。
自分はdot系初期の頃にリリースされた「dotshell」を使っていますので、部分的にそちらとの比較にも言及しながら見ていきたいと思います。

スペック

(一部本家ストアページから引用)

・DotAIO V1&V2互換
・DotAIO V2 タンク搭載
・チムニー構造がフレーバーを強化
・M2.5×3.5ポストスクリュー
・デッキは内径3.0mmまでのクラプトンに対応
・調整が簡易な1ピースエアフローリング
・14×1 Oリング
・ポジティブポストは電導性の良いゴールドメッキ
・ステンレス製
・510接続アダプタ付き

パッケージ

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缶のパッケージです。
中部が密接しないデザインになっていてなかなかカッコイイ。

サイドにはスクラッチコード。
なんですが削ったらこんなんになりました。

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なんやねん。
もし無事な方は本家ストアからチェックできるようです。

Authentication – 909modify

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輸入品だと裏側とかに潰れがあるのはもはやお決まりですね。潰れてないのを見る方が珍しいまであるかもしれん。この辺はもうしょうがないですね。
付属品は結構充実しています。特にシリコン関係が多いのは嬉しいですね。

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あとは説明書。分解図があるので、バラして洗浄した後組み直すときに助かります。

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外観

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まず目を引くのはチムニーの入り口にかけての極端なテーパー構造。
カトマイザーはdot系もBORO系も構造としてはチャンバー上部がフラットだったり、少しアールがかっている程度のものが多いと思いますが、今回のものはこれでもかとガッツリテーパーになっています。
ここまでのものってRTAでもあまり見た記憶がありません。
これがどの程度まで美味しさに寄与するのかとワクワクしてしまい、ポチッてしまった最大の要因です。

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タンク自体はdotAIO V2付属のものと全く同じのようです。
シリコンキャップを開けると内側に漏れ防止の弁がありますが、ガラススポイトだったりボトルノズルが太いものだとちゃんと入らず漏れますし、粘度が柔らかいリキッドでもボトルを引き抜いた際に一緒に漏れてきます。
これ地味に嬉しかったのは、TITA AIOを使ってもキャップがカバーに干渉しないんですよね。TITAのパネルってTITAのタンクに合わせて溝が彫ってあるんですが、dotAIO V1のタンクだとキャップが干渉しちゃってちゃんとパネルが閉まらないんですよ。V2も溝の位置はズレているんですが、厚さの問題なのかちゃんと閉まってくれました。

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エアフローコントロールはダイヤルによる無段階の調整式。
動きは少し固めですが、爪を少し引っ掛ければスッと回るので、調整にそこまでストレスはないです。
全開だと結構引っ掛かりのあるDL、RDLでも真ん中くらい。
全閉だとほんのわずかに吸えるくらい。
調整幅としてはすごく広いとまでは言えないものの、しっかりと効いてくれます。
効いてくれはするんですが、1/3程度まで絞ると少し笛鳴り音がするのは気になりますね。半分くらいまでなら大丈夫。

ポジピン部分はデッキとほぼフラットになっており、全長自体もdotshellより少し短いからか、MODとの着脱がかなりスムーズで楽です。
dotshellの場合だと、タンクの爪に引っ掛けて取るとき、タンクの後ろの方が本体に引っ掛かり、タンク全体を平行気味にスライドさせないと脱着できなかったのですが、909dotRBAの場合は変な引っ掛かりもなく、ストレスフリーです。
自分はすぐにコイル状態とか気になってデッキ部分見たくなっちゃう人間なので、着脱がスムーズに行えるのは結構嬉しい。

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リキッドの供給方式は滴下式。
上部からリキッドが垂れてコットンに供給するのを勝手に「滴下式」と呼んでいますが、これもなんか正式名称とかあるんですかね。
カトマイザーは構造上、多くがこの方式になってると思います。
ジュースホールはそこそこ大きくて、少し粘度が柔らかめなリキッドであれば、デッキを外して立てた時にダバァと漏れてくるくらいの大きさです。

デッキ構造

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複数の細長いエアホールが、ボトム~サイドにかけてどんと設置されています。
「3Dエアフロー構造」と呼んでもよさそうな出で立ち。いかにも中~低抵抗向きっぽい感じがするが果たして。

一応ウェルというか、コットンの足を入れる部分もあります。
最初は「コレいるんか」と思っていましたが、これがあることでコットン量が増やせますし、コットン量が増えるということはリキッドの保持量が増えるということなので、低抵抗でコイルを組んだ際にもイガりにくくなります。
今回のような滴下式だとどうしても供給スピードにはある程度限界があるので、いかにコットンにリキッドを溜めておけるかというのは、ハードチェーンする場合には結構重要ポイントになります。まあそれと漏れの危険性はトレードオフなので、バランスは大事だと思いますが。
なにより足の収まりってあると安心する。「入れとけばいいんだー」みたいな。

ビルド

ファーストビルド前は切削油とか残ってる可能性があるので、お湯や中性洗剤で洗浄しておきましょう。

ビルド自体は超シンプル。
コイルの足をポストの横から通して、イモネジを閉め、コイル足をカットするだけ。
めちゃくちゃオーソドックス。

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コイルジグを置くガイドもあるので、それに合わせて置けば高さもOK。
dotshellの場合、ネジにコイル足を巻き付けながらネジを締める必要があったのですが、これは壁があり、コイル足が逃げないようになっているのでかなり楽です。

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しかもネジと壁のクリアランスはほぼないし、反対側には返しがあるので、細い単線であっても足が逃げてしまうことはなさそうです。

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ガイド通りにコイルを設置すると、ポスト部分が結構高い壁のように見えます。
これがミストに指向性を持たせてくれるのでなんか美味しそうに見えます。

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ちなみに、ビルドする際は510接続アダプタを付けるんですが、この手のものってオームメーターとかから外そうとするとカトマイザーだけ取れてアダプタだけ残っちゃったりするじゃないですか。それがまぁ取りづらいのなんのって。

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ですが今回のアダプタはアダプタ自体に高さがあり、ローレット加工もされているので指の引っ掛かりもよく、単体での取り外しがかなり楽でした。

今回試飲で使うリキッドはBREWERYの「APPLE TEA」。

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レビューしてないやつなんですが、ほんのり清涼剤の入っている甘いアップルティーという感じで美味しいやつです。そのうちレビューするかもしれません。

まずは単線の中抵抗から組んでみます。

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ワイヤー:Ni80 24Ga
内径:2.5mm
巻数:7巻
抵抗値:0.62Ω
コットン:COTTON BACON PRIME

スペックでは内径3.0mmのクラプトンまで対応となっていたんですが、結構ギリギリっぽかったし、供給的にコットン量をこのくらいまでにしときたかったので2.5mmで組んでみました。
20~24Wくらいで吸ってみます。

柔らかめなミストが出てきます。
もっとガツンとした味わいのミストかと思ったんですが、味の角が取れたようなふわっとした感じです。
これがRTAっぽさというやつか。
りんごの風味は出ていますが、甘さはかなり抑えめで、吐き終わりに若干の紅茶っぽい渋みを感じる程度。
ダイレクト感とは逆に、味を少し離れたところから俯瞰している感じ。
ミストがややドライ気味に感じたのはたぶんコットンワークのせいですね。ちょっと供給が足りていないような感じになってしまいました。
そこそこ梳いたつもりだったんですが、まだ足りなかったようです。

次に高抵抗を組んでみます。

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ワイヤー:Ni80 26Ga
内径:2.5mm
巻数:9巻
抵抗値:0.90Ω
コットン:Cloud9

さっきの反省を活かし、コットンワークを少し工夫してみます。

コットンワークについてですが、まずコットン自体に求められるのは「吸水性」と「保持量」。自分の手持ちでこれらをハイレベルで満たすのは「KENDO COTTON GOLD」と「Cloud9」でしたが、KENDOの方は保持力が圧倒的過ぎてRTAで使うとエアホールからの漏れの恐れがあるため、今回は「Cloud9」をチョイス。
こちらも両方がトップクラスで、KENDOほどではないもののRTAで漏らす可能性があるんですが、なにより吸水性がすごいというところに期待。味の面でいえばCloud9かな。とにかく澄んでいてクリアな味が出る印象。
このCloud9をコイルに通し、デッキの角くらいでカット。

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思いっきりふわっとさせます。

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コイルの高さちょい上くらいを水平にカットします。

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それをさらに梳きます。ガッツリ梳きます。

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これで、ただでさえ吸水オバケのポテンシャルをさらに引き上げていく。結局漏れ覚悟。

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ですがリキチャしてみたり、ハードチェーンしてみたり、1日放置してみたりしましたが、特に漏れることなく維持できていました。
「2~3秒パフを5回」という1セットでも供給の問題はありませんでした。ジュルりもなし。

12W~18Wくらいで吸ってみた高抵抗ですが、案の定「ちょっと違うなぁ…」という感じ。

とにかく味の輪郭がぼやけてしまいます。
まとまりがなくて何を吸っているのかよくわからない。
エアーを絞ってみても入り口の流入量が減るだけで、コイル自体には拡散して当たるので流速が足らない感じです。

やはり中抵抗以下のほうがいいのかも。ということで今度はクラプトンで組んでみます。

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ワイヤー:Ni80 23Ga
内径:2.5mm
巻数:5巻
抵抗値:0.51Ω
コットン:Cloud9

22W~26Wくらい、エアフロー全開で吸ってみます。

うおっ!!めちゃめちゃ濃い!!
ハードチェーンしても供給に問題なく、シルキーで密度の高いミストが余すところなくシュゴォー!と口の中に入ってきます。
りんごの蜜のような甘さが飛び込んできて、紅茶らしい高貴な風味と一緒に抜けていく感じ。紅茶の渋みっぽさはなくなって、りんごジュースに近づきました。

かなりハードに吸った直後にデッキを見てみましたがこの状態。

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供給力も保持力もバッチリ。漏れもなし。

フィッティング

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まとめ

いいですね!
正直、美味しそうな気はしても「期待」というよりは「好奇心」で買ったので、どっちに転ぶかなーって感じだったのですが、良い方向だったようです。
ビルドしてみた感じ、個人的には中抵抗がいいかなーというところ。
特にクラプトンで組んだ時はめちゃめちゃ濃厚でかなり好みな味の出方でした。
ドロー感としてはボトムエアフローですし、エアホールの形状も形状なので、「引っ掛かりのないキレイな」とはいきませんが、面でコイルに当てて、それをチムニーでギュッとまとめ上げているのが伝わってきます。
低抵抗で組んでみたんですが、ちょっとミストが熱かったので、やはり中抵抗がベストでした。

この手のカトマイザーにしては値段が7,980円と安価な方ですし、「AIOでも高抵抗だけじゃなくてそれなりの煙量ほしい」という方にはオススメできますね。

↓こちらで購入しました。


HUSSAR VAPES【HUSSAR RDTA+】アトマイザーレビュー

HUSSARといえば言わずと知れたポーランドのハイエンドブランドですね。
名前くらいはどこかで目にしたことあるんじゃないでしょうか。
かく言う自分も名前だけ知ってて、なんとなく「高そうなアトマイザー出してるとこ」くらいの印象でした。

常用できるメカニカルチューブを入手したとなると、それに合わせるアトマイザーを探したくなるというのがベイパーの性(さが)というもの。
個人的な嗜好では、やっぱりチューブだとそれなりの煙量で「プハーッ!」とやりたくなるので狙い所は中~低抵抗向きのアトマイザー。
チューブ経に合わせて22mmで探すとなると、爆煙向きのRTAって最近だとなかなか手に入りません。となるとRDAかRDTA。
RDAもありなんですが本命で狙っていたものが手に入らず、爆煙用ということでリキチャ頻度を考えるとRDTAかなぁとか考えていました。

そんな折、M5+さんが倉庫移転に伴う超特価セールを開催されていることを知り、今回の【HASSUR RDTA+】もセール対象になっているということで初めて利用させていただきました。
こんなん普段じゃまず買おうと思わない(買えない)価格帯なので、セール価格見たときにはびっくりして衝動買いしていました。
というわけで図らずもご縁があって我が家にやってきたRDTAです。
もともと無印版があって、かなり評判が良かったみたいなんですが、それのタンク容量アップバージョンということになるようです。
無印版は見た目RDAだけど実は0.5mlくらいリキッド入るよ、みたいな子だったみたい。
そろそろこのブログでもアトマイザーレビューしようかなぁと考えていたところだったので、せっかくの機会ということでレビューしてみたいと思います。

このアトマイザー自体が出たのは結構前だったはずなので、既にレビュー記事もいくつかあると思いますが、そこは「レビューはいくらあっても困らない」の精神でガッツリ被せていこうと思います。

スペック

(M5+さんの商品ページから引用)
コイル:シングル
素材:SUS316(キャップ)・PEI(タンク)
タンク容量:約2ml
外径:22mm外径
高さ:27.3mm(ドリップチップ含まず)
付属品:シリコン 17×1 Oリング
    NBR70 17×1 Oリング
    NBR70 18×1 Oリング
    NBR70 3×1 Oリング
    セットスクリュー
    BFピン
    Custom Wood製 アトマイザースタンド

パッケージ

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付属品として、イモネジやOリングのスペア、BFピン、シリアルナンバーの記入されたワランティカードが入っています。
ドリップチップは付属されていません。
アトマイザーは木製のスタンドに乗せられています。
これちゃんと510接続になってます。なんだか高級感がすごい。

外観

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目を引くのは独特のヒートシンクのあるトップキャップ。
上部にかけて緩くアールがついており、全体的に丸みを帯びたデザインになっています。
あとこのヒートシンク部分は一体型じゃなくてスレッドで外れます。あんまり意味はなさそうですがオプションパーツでも想定してたのかな。

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両側には1つずつエアホールがあります。これまた独特の形状で真円じゃなくて楕円っぽい感じ。下部は後述するデッキ構造に合わせた形になってるのでエアーの通りを良くする工夫なんでしょう。
直径はだいたい3mmくらいです。
ドローは全開にすると中くらいのDL。スッカスカってほどじゃない。
全閉にするとほとんど吸えなくなります。
AFC(エアフローコントロール)はしっかり機能してくれますね。無段階調整です。
AFCはトップキャップごと回すんですが、Oリングがキツすぎず緩すぎないので、デッキごと回ったりとかスッポ抜けたりすることもなく気持ちよく使えます。

キャップの内側はこんな感じ。

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長方形っぽいくぼみが気になりますね。これ、くぼんでいるところ以外はデッキにくっつくので実際のキャップ内の空間、チャンバーと言っていいのか分かりませんが、この長方形のくぼんでいる部分だけになります。めちゃめちゃ狭い。すんごい熱くなりそうだけど大丈夫なんですかね。
横にちょこっとだけあるくぼみはデッキについているイモネジが引っかかってトップキャップが空転するのを防いでくれます。
これが片側にしかない割に特に目印とかないので、都度都度位置の確認が必要です。RDTAなんで頻繁にリキッドチャージしないし、そんな手間でもないんですけどね。

デッキの裏側にはシリアルナンバーとか書いてありますが、問題なのはこのスレッドとポジピン。

ポジピンはこれだけしか出てません。

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さすがにハイブリッドで使うのはやめた方がいいですね。
ハイエンドアトマイザーはそこまで多く見たことあるわけではありませんが、こんな感じにポジピン出てないのが多いみたいですね。なんでなんですかね。
もともとはこれをメカチューブで運用したくて買ったのに使えないなんて…。
ということで調べたところ、ポジピンを少し伸ばす方法があるとのこと。
それがこちら。

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Oリングを噛ませるわけですね。
ポジピンはデッキ部分まで貫通してこのように出っ張っています。

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Oリングなしで緩めてしまうと、しっかり最後までスレッドが噛んでいないことになるので、不意なショートや、緩めた部分からのリキッドの侵入の可能性があります。
そこでOリングを噛ませることで、しっかりとデッキに固定しつつリキッドの侵入を防ぐわけです。
自分はとりあえずGaralaxies RDTAに付属していたOリングを使用しました。たぶん微妙にサイズ合ってなくてちょっと潰れてはみ出してきてますが、役割が果たせているのであればOK。むしろはみ出したところが絶縁してくれそう。
その結果、このくらいにはなりました。ギリギリかな。

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載せるMODは「Revolver H」です。

これでやっと乗りますわーとか思っていたら再び問題発生。

アトマイザー側とMOD側双方のスレッドが浅すぎて噛み合わない!!

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最後の締め込む「ギュっ」ができないんですよね。ちょっとグラグラしちゃいます。
さすがにこの状態でバッテリー入れるの怖いので、対応策を検討します。
とりあえず手元にあったのはヒートシンク
ポジピンも出てくれてますし、スレッドもしっかり切られているのでちゃんと乗せられます。
ただね、これだとちょっと長い!!

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アリっちゃアリかもしれませんが、やっぱり気になってしまう。22mmチューブはコンパクトに使いたい。
ということでまた頭をひねったところ、次はヒートインシュレーターに辿り着きました。
幸い、フレーバーキッチンさんが取り扱ってくれていたので試してみました。

黒いのもあったけどそちらは厚み0.3mm。
今回の目的はスレッド補完なので厚さ1.0mmのウルテムをチョイス。
ちょうどタンクもウルテムなので色味も合いそう。

挟んでみたところこんな感じに。

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無事に乗りました!!!
微妙に色味は違ったけどそこは妥協しよう。

BFで使用する場合はこんな感じでタンクに直接供給されます。
今のところBF運用する予定はないかなぁ。

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デッキ構造

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2022年現在こそトンデモデッキが色々出てるので取り立てて物珍しいと思うほどのものではありませんが、リリース当時はなかなか衝撃的なデッキだったようです。
ビルドに慣れている方であればどうコイルを設置するかとかはすぐにイメージできると思います。
ただ、コイルを留めるネジなんですが、横の壁とのクリアランスがほぼないです。金メッキ側なんてネジ頭の方がでかいんじゃないかってくらいゴリゴリに当たっちゃってます。コイルを設置する際はコイル足を間に入れるんですが、ネジ横の壁が結構高くて太めのワイヤーを使ってると入らなかったりします。入るくらいネジを緩めるとネジが抜けちゃうくらい。
なので、パッと見て「イージービルドっぽいな」って思っていたんですが、太めのワイヤー使うときは意外と手間がかかります。

デッキ部はハーフパイプのように湾曲しているのでコイル位置なんかはほとんど決め打ちになりそう。
単線26gaなら内径3.5mm、クラプトンなら内径3mmくらいまでなら置けそうです。
チャンバー部もかなり狭いのであまり大きいコイルだと接触リスクがありそうかな。

大きく空いている穴はリキッドチャージホールです。結構大きめなのでそこそこ太めのボトルノズルでもしっかり挿さってくれます。

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これかなり使いやすいです。RDAのドリップみたいな感覚で気軽にリキチャできちゃいます。
小さいほうの穴はリキチャ時の空気抜き用ですね。これがないと空気の逃げ場がなくなってしまうのでリキチャがうまくできません。
両方の穴にキャップ的なものはないんですが、前述のとおりトップキャップはチャンバー以外はフラットになっていてデッキと接するので、それが蓋になってくれます。
横にしてみてもトップキャップをしている限り、ここから漏れるってことはなさそうでした。ただ、当然トップキャプ側にリキッドが付着するのでそれが漏れ出す可能性はあります。

ビルド

ビルド自体は超シンプル。
デッキが湾曲しているので、ここに合わせてコイルジグをポン置きすればOK。ただし、デッキ部分にピーク材が使われているっぽいので焦げ付き対策と、あまりにビタ付けだとデッキとのショートも怖いので、ポン置きから少しだけ上に上げるといいかもしれません。

コットンについては、ジュースホールが大きいこともあってとんでもなく供給が良いので、もともと供給が良いコットンを使用してしまうとすぐジュルジュルになってしまいました。
端をほとんど梳かずにしっかりホールを埋めるのはもちろん、あえてあまり供給の良くない格安コットンを使用しても良いかも知れません。
自分はリキッドの試飲で使用している「クレ・ド・ポー ボーテ」を使用したらちょうどよかったです。

ドリチはGRAMのMt.Fujiをつけて、リキッドはMONSTA VAPEの「Wick Kiwwie」を吸ってみます。

まずは単線の高抵抗気味から組んでみます。

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ワイヤー:Ni80 26Ga
内径:3mm
巻数:7巻
抵抗値:0.81Ω

ミストについてはややウェット気味でシルキーなミストが出てきます。
18W~26Wの間で吸ってみましたが、エアフロー全開だとエアーの量とミストの量が合ってないですね。思った以上にしっかりコイルが冷却されるみたいで、かなりクールミストです。
キウイの風味をなんとか感じられるってくらい。
エアフロー絞ってみてもイマイチ。なんていうか「ただ絞れるだけ」って感じで、絞ったときのドローが気持ち良くないんですよね。アトマイザーとしてMTL向きじゃないんだと思います。

次は単線の低抵抗気味。

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ワイヤー:Ni80 23Ga
内径:3mm
巻数:7巻
抵抗値:0.39Ω

35W~40Wくらいで吸ってみます。

コレですね!
これくらいミストが出てくるとちょうどよくなってきました。
供給がよくて基本的にコットンはヒタヒタの状態なので、ミストはかなりウェッティ。
完全に個人的な好みですが、ドライなミストよりウェッティなミストのほうが好きです。フルーツ系なんかはジューシーさと認識して美味しく感じます。
キウイとイチゴのジューシーさがガツンと出てくれます。
ダイレクトな味わいでフレーバーの輪郭をしっかり表現してくれますね。
ちょっとびっくりしたのが、このくらいのビルドだと前述のトップキャップ構造も相まって結構熱めなミストが出てくると思っていたんですが、これでもかなりクールミストなんですよね。
しばらくチェーンしててもほとんど熱くなりません。ただ、トップキャップ自体はかなりアチチになっているので、上部のヒートシンク部分が機能してくれているのかも知れません。

せっかくなんでクラプトンでも組んでみます。

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ワイヤー:Ni80 28Ga*2+38Ga
内径:3mm
巻数:4巻
抵抗値:0.41Ω

上と同じく35W~40Wくらいで吸ってみます。

ヒタヒタコットンにクラプトンだと結構荒目なミストになりました。
ミスト1粒1粒の体積が大きくなって、よりリキッドの味をダイレクトに感じられますね。
この辺はその時その時の気分なんですが、この環境だと味が濃すぎてちょっと吸い疲れしますね。リキッドにもよるんでしょうけど、スピットバックまではいかないものの粒の大きなミストが舌に当たり続けるわけなので、短時間の満足度は高いんですが、長時間吸うとなるとちょっとしんどいなぁと。
単線でもあれだけ味が出るならわざわざクラプトン使わなくてもいいかなって感じ。

「濃ければ濃いほどいい」なんて言ってたこともありましたが、好みなんて時と環境で変わりますからね。

驚くべきはこれでも依然クールミストをキープしているということ。
爆煙=熱い!!ってイメージが合ったんですけどいい意味で裏切られました。
ホットミストでは感じ取りにくかったフレーバーも発見できたりするので面白いですね。

使用感

上でもちょっと書きましたが、供給が良すぎます。
これはメリットとデメリットがあって、デメリットから書くと、やっぱり持ち運ぶと少しだけ漏れちゃってました。横にならないように持ち運べれば大丈夫なんでしょうが、そこまで気にして持ち歩くのも面倒なもの。
もともと家用と割り切っていたので想定内というところでしょうか。
それと結構ジュルジュルしやすい。
メリットは、ハードチェーンしやすいということ。
自分の吸い方は「2~3秒くらいのパフを5秒間隔くらいで5回くらい吸う」っていうのが1セットなんですが、これでも余裕で耐えられますね。
ハードチェーンってあんまり良いことなくて、コイルの温度が上がりすぎちゃってイガったりガンクが付きやすかったりしちゃうんですが、ついつい「美味…ッ!美味…ッ!!」てなっちゃいがちなもんでして。
ただこれもやりすぎると、リキチャ穴と空気抜き穴のところにリキッドが吸い上げられちゃって表面張力で蓋されちゃいます。そうするとまたジュルジュルの原因になるので、やっぱり吸いすぎには注意が必要ですね。
ジュルって来たらだいたいそこが原因なので、キャップを外してそれぞれ穴の上から息を吹きかけてあげると改善されます。

フィッティング

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Revolver H

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Cthulhu TUBE MOD 2

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Aster

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IAIDO

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Easy Side Box

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Kudos

まとめ

味とミストに関しては文句なしです。
フルーツ系のように「ストレートに美味い」を感じられるリキッドであればかなり相性がいいと思います。
結構出力掛けてもビックリするくらい冷えたミストを楽しむことができます。
反対に、複数の味が複雑に構成されているものや、繊細な香りを楽しむようなリキッドだとそこまでかな?
スイーツ系もホットミスト向けのやつだとあんまり相性が良くないかもしれません。

運用面に関して言えば、とにもかくにもジュルジュルとどう付き合っていくかですかね。
あんまりガツガツ吸わなければ大丈夫なのかもしれませんが、MTLならともかくDLならやっぱりガツガツ吸いたい。「その気」にさせるアトマイザーなんですよね。
でもいざ吸うとジュルジュルと…。
ビルドも一見簡単そうに見えて意外と手間が掛かったりと、見た目は素直そうなのになかなかのじゃじゃ馬でした。
そんなじゃじゃ馬を乗りこなしてこそ愛着が湧くっていうのもまたVAPEの醍醐味ですね。

SKULLORIGINAL【シャインマスカットヨーグルト】リキッドレビュー

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「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

SKULLORIGINAL【モッコリヨーグル】
商品名だけ見るとどうにもイロモノっぽく感じてしまいますが、蓋を開けてみればしっかり美味しいヨーグルトリキッドでした。あっという間に吸いきっちゃった。

stealthvaping.hatenablog.com

今回はその【モッコリヨーグル】とVAPEショップ「オフィスエッジ」さんのコラボリキッドです。

オフィスエッジさんはこれまでもQUEENS LABから「岡山のシャインマスカットをイメージ!」ということで【無氷結プレミアム ホワイトグレープ】を販売していますので、どうやらそれぞれの看板リキッド同士のコラボレーションということのようです。

stealthvaping.hatenablog.com個人的には無氷結もかなり好きで、短期間に120mlボトル×2本吸いきった頃もありました。

うまい × うまい = めっちゃうまい

なんていう図式が今回あてはまるかどうか。
だいぶ期待しながら吸っていきたいと思います。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

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出典:オフィスエッジ

以下、販売サイトから商品紹介文。

日本で最も歴史のあるvapeショップ
VSCのブランドスカルオリジナルリキッド

オフィスエッジとコラボしちゃいました!

伝説的リキッドスカルヨーグルトと
岡山名産のシャインマスカットが合体!

すっきりした味わいで
今までになかったフレーバー!!
この味わいは癖になるッ!

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圧がすごい。

最初コレ見たときは商品名が「エッジのマスカットwithスカルのヨーグルト」だと思ってたんですが、販売ページには【シャインマスカットヨーグルト】となっていたので記事でもそちらを採用しています。

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右上の「頂」「煌」の文字。意味は分かりませんがすごみは感じる。
シンプルで洗練されたデザインのラベルが好きなんですが、こういうコテコテなのも嫌いじゃない。なんかこう謎のパワーを感じますよね。

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サイドは大きくVG:PG比。
全体的なレイアウトは【モッコリヨーグル】を踏襲しています。
70:30ってことなんですが、今回のものも結構サラッとしてる感じしますね。
タンク系で使用の際は少し注意が必要かもしれません。

※コレ自分も最近Twitterでフォローさせていただいている方のタイムラインで紹介されていた動画で知ったんですが、必ずしもこの割合で粘度は測れないみたいなんですね。
ちょうど紹介されていた動画というのがVSCMODjapanさんの動画でした。

すごく参考になるので、今後のリキッド選びの際も思い出してみるといいかもしれません。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、アロエヨーグルトっぽい香りがしますね。
あれもアロエとか言いつつ味はマスカットなので、今回も実質マスカットヨーグルトの香りってことですな。
もしかしたら人によってはケミカルっぽく感じるかも。

吸ってみる

環境

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高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA(末広Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.12Ω 13w

薄く感じちゃいますね。
ベースは確かにヨーグルトを感じるんですがだいぶ薄い。
それとマスカットのケミカル感が表に出てきちゃってて、個人的に「ここじゃないな」って感じ。
高抵抗だったら【モッコリヨーグル】に軍配が上がりますね。

中抵抗(RDL):0.49Ω 30w

グッとフレーバーが濃くなってきます。
甘みも乗りはじめ、吸い初めにヨーグルトの甘酸っぱさ、吐き終わりにマスカットの香りが鼻奥を抜けていきます。
傾向としてはやはりお菓子やアロエヨーグルトといった方向性。
「リアルなヨーグルト」というのはなかなかおかしな表現ですが、マスカットは良い意味でお菓子系
高抵抗で感じていたケミカル感がマイルドになってヨーグルトとうまくマッチしています。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

マスカットがずいぶん表に出てくるようになり始めました。
吸い初めから吐き終わりまで、終始ヨーグルトの下地の上にマスカットがいる感じ。
甘みはあって香りは濃厚に感じるけど後味はさっぱり、べたつくような残り方はしません。
マスカットのケミカル感はほとんどなくなって、甘酸っぱく香りのいい部分だけが残ってくれています。

試飲まとめ

傾向としては【モッコリヨーグル】と似てますね。低抵抗が好きかな。
それぞれの味が別方向にいるというよりは、同じ方向を向いてうまく混ざり合っているという感じです。混ぜ混ぜしたアロエヨーグルト。
今回はマスカットが加わりましたが、個人的にはケミカル感を感じなくなる中抵抗~低抵抗がストライクゾーンですね。

運用環境

ということで運用はこんな感じにしてみました。

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Kennedy RDA 25mm

ワイヤー:Ni80  23Ga 内径3.5mm  5巻 0.21Ω
コットン:COTTON BACON PRIME
出力:4.2V×4.2V÷0.21Ω≒84W

モッコリヨーグル】の時のまるまる使いまわし。
コレですごく美味しかったので、傾向が同じならコレで美味しく吸えるはず!

 

・・・・

 

これが正解か!!

めちゃめちゃ美味い。
全体を通して下地にどっしり構えるヨーグルトの上をコクのあるマスカットの風味が駆け抜けていきます。
余韻には次の一吸いを誘うようなヨーグルトの風味が残ってついついチェーンしちゃいます。
フレーバーの濃さがしっかりあるんですけど、やっぱりベタつかない甘さでスッと消えてくれるので吸い疲れはないです。
そしてメンソールや清涼剤を加えてもこれまた美味い…!!

ガンクなんですが、15mlくらい吸ってもこんなもんです。
かなり少ないんじゃないかな。
相変わらず味も落ちませんし、これだけ吸ってもこれくらいで済むのはメンテナンス減って楽です。

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全体まとめ

自分のリキッドの嗜好としては「フルーツ系(特にマスカット系)」「ヨーグルト系」「ヤクルト系」なんですが、もうねドンピシャでした。
うまい×うまい=めっちゃうまい だった…!!

ケミカル感が気になる人はぜひ低抵抗で出力高めで吸ってみていただきたい。
上記ジャンルが苦手じゃなければまず外さないと思います。
吸った後の部屋の残り香を嗅いで、家族が「いいにおいがする…!!」と言っていたので周囲への攻撃性も低そうです。
ヨーグルト系ヤクルト系って吸ってる本人は「おいしー^^」って吸ってますけど、周りには「甘ったるい」とか「なんかくっさ」と思われてることもある意外と攻撃力高いジャンルだったりするので、自分のようなコソコソベイパーにはありがたいです。
メンソールや清涼剤入れたのが個人的にかなりヒットだったので、オールシーズン楽しめるリキッドだと思います。

 

SKULLORIGINAL【モッコリヨーグル】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

伝説のリキッド

なんという心躍る響きでしょう。
もともとSKULLORIGINALというブランドで2014年頃に発売したリキッドのようで、当時世界初のヨーグルトリキッドだったようです。
いわく「究極のヨーグルトフレーバー」。

自分がVAPEを始めたのは2018年で、当時は既に様々なリキッドが発売されていましたが、2014年ともなるとまだまだ黎明期、当時はとても革新的だったんですね。
販売元のVSCMOD japanさんがその復活を告知したところ大きな反響があったようで、自分もその動きの中で存在を知った形です。

復活した際の名称は発売当初と同様の「premium YG」で、30mlのスカルが刻印されたガラスボトルとして販売開始されました。一部の熱狂的ユーザーがTwitterのタイムラインにやれ「うまいうまい」と投稿していたのを見て、自分もそろそろ購入してみようかと思った矢先、その名を【モッコリヨーグル】と変えてリニューアルされることが発表されました。

モ ッ コ リ ヨ ー グ ル

当初、その字面を見たときは「ネタリキッドかな?」とか思っていましたが、よくよく調べてみると「あの伝説のリキッドが復活!」とのことで、オフィスエッジさんが楽天で取り扱いを始めたのを知って思わず飛びついてしまいました。ヨーグルトだとかヤクルトだとかってフレーバーに弱いんですよね。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

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以下、本家サイト(YENCRAFT JAPAN)から商品紹介文。

2014年に世界初のヨーグルトJUICEとしてグラスボトルで発売して以来、SKULLORIGINALの看板ジュースとしてコアなVAPERに愛されてきたプレミアムヨーグルトが現代のVAPEシーンに合わせリニューアル!
よりリッチに、より手軽に生まれ変わりました★

RTA,RDTAは勿論、PODでもストレスなく使って頂ける粘度に調整されています。

「駄菓子屋さんのあの木のスプーンのヨーグルトに似てる」との声からリスペクトを込めてパロディーラベルを採用しています。

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キャッチーな色使いです。
ヨーグルト風味ってなぜか青色っぽいイメージありますよね。
わかりやすくていいですね。

昭和世代に刺さると思われる「アレ」です。
商品紹介文にも書いてありますね。
なんですが、自分はアレほとんど食べたことないんですよね。1回あったかな?ってくらい。
ただ、食べたことないのになぜか味の想像ができちゃう。不思議。
そもそも名前も知らなかった。知ってたらたぶんこのネーミングになっちゃうね。仕方ないね。

正面には例のゾウさんとバーコードっぽいなにか。

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サイドは大きくVG:PG比が書かれていますね。
70:30ってことなんですが、結構サラッとしてる感じしますね。
60:40くらいのつもりでいる方がいいかもしれません。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、わかりやすい「ヨーグルト風味のお菓子」の香りがします。個人的にはヨーグレットとかハイチュウとかを連想しました。

吸ってみる

環境

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高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA(末広Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.12Ω 13w

甘酸っぱい酸味の効いたヨーグルトです。
乳臭さはなくて、甘みはほんのり感じる程度なので本当にお菓子のフレーバー部分を切り取った感じです。個人的にはハイチュウに一票。
甘ったるくないし酸味がアクセントになっててどんどんチェーンできちゃいますね。

中抵抗(RDL):0.49Ω 30w

フレーバーが濃くなり始めました。
甘みはそこまで変わってないんですが、ヨーグルトの香りが強くなって酸味が少し和らいだ感じです。
とはいえミスト量のためか、ミストを吐いた後に鼻の奥に酸味が残るので吸いごたえはかなりあります。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

もっとフレーバーと酸味感が濃くなってきました。
この辺まで来るとリアルなヨーグルトに近いです。ただの酸味だけじゃなくて、ほんの少しの苦味っていうか、単純に「甘いのと酸っぱいの!」って感じじゃないです。
上には透明の水分(ホエイ)の浮いているようなヨーグルトを食べてる感じ。
甘さはしっかりあるんですけどキレがいいですし、この酸味と苦味のおかげでモッタリ感なく吸えちゃいますね。

試飲まとめ

シンプルでヨーグルト苦手じゃなければほとんどの人が受け入れやすい味だと思います。
「ヨーグルトのお菓子の味」って言われたらほとんどの人が連想できるんじゃないかな。
ご多分に漏れず自分も大好き。
個人的には高抵抗か低抵抗に振っちゃった方が良かったですね。
高抵抗の香りの部分をスッキリ楽しむ感じか、低抵抗のヨーグルトをほおばる感じか。

運用環境

ということで運用はこんな感じにしてみました。

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Kennedy RDA 25mm

ワイヤー:Ni80  23Ga 内径3.5mm  5巻 0.21Ω
コットン:COTTON BACON PRIME
出力:4.2V×4.2V÷0.21Ω≒84W


やはり低抵抗と言えばKennedy。
ガツンとドストレートに味を感じたいときはうってつけ。
ちょっと抵抗値低めになったかな。バッテリーはSamsungの30T使います。
パカパカ吸っていきたいと思います。

 

・・・・

うまぁ・・・!!

だいたいここのリアクション一緒になっちゃうんですけど事実なんだからしょうがない。
これだけ焚いてもフレーバーは飛ぶことなくしっかり酸味とほんのり苦味も残ってくれてます。
酸味ってある程度出力掛けるとなくなっちゃうリキッドも多いんですが、このリキッドは飛びませんね。いや、明確な酸っぱさというよりは「酸味感」て感じかな。

これにちょっと清涼剤とかメンソールとか足してあげてもかなりオススメ。
更に後味のキレが良くなるし、ドリンク感というか、のどごしも良くなってますますチェーンが捗ります。

ガンクなんですが、この手のリキッドにしては全然つかなかったですね。
以前吸ったヤクルト系リキッドなんかはものすごい勢いでガンクがついたんですが、コレは全然。とりあえず5mlくらい吸ってみてもこんな感じです。
もしかしたらMTLとかで吸うとまた変わるかもしれませんが、この環境だとこのくらい。

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全体まとめ

ヨーグルトフレーバーは数あれど、その中でもレベルの高さを感じました。
「ヨーグルト系」とか「ヤクルト系」って一歩間違えるとすごいクセとかエグみみたいなものが出てきちゃったり、ビルドについても「低抵抗だと美味しいけど高抵抗だと臭さが出ちゃう」なんてことも多いんですが、これに関してはかなりとっつきやすいですね。どの抵抗値で吸っても日本人に馴染み深い味って感じで扱えると思います。
甘みはあれどベタつく感じでもなければ人工甘味料チックでもなく、割とスッと抜けてくれるので、吸い飽きたりすることなかったですね。
それどころか気付いたらもう残り僅かで、慌ててレビュー書き始めました。
というかレビュー書きながら吸ってたらなくなりました。

今回はオフィスエッジさんで購入しましたが、VSCMOD japanさんの本家ショップでは最初から清涼剤が入っているバージョンも取り扱いがあるようです。ぜひそちらも試してみたい。今は在庫切れみたいなので入荷されたらいってみよう。

 

MONSTAVAPE【Wick Kiwwie】リキッドレビュー

「ステルスVAPING」のリキッドカテゴリーはこちらから。

MONSTA VAPE。
もう日本では言わずと知れた一大ブランドになりましたね。

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出典:ベプログショップ

このMONSTA VAPEと日本の大手VAPEショップであるベプログさんのコラボリキッドです。

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出典:ベプログショップ

このコラボは第2弾で、第1弾はカシオレフレーバーでした。

というかそもそもMONSTAVAPE自体未体験でした。
MONSTA VAPEが勢いに乗り出した頃はちょっとVAPEの頻度を控えてたっていうのもあって手を出していなかったんですが、方々でやれ「うまい!うまい!」なんて聞いていたので気になってたんですよね。
フルーツ系を主体にラインナップしていて個人的にはストライクゾーンど真ん中のはずなんですが、タイミングを逸したこともあってなかなか食指が伸びず。

そんな折、今回発売されたキウイフレーバーとあってはついつい飛びついてしまいました。
キウイ好きなんですよね。「もう毎日食べたい!」ってほどじゃないんですが、急に食べたくなるときが来たり。
以前他のキウイリキッドも吸ってみたのですが、VAPEにおけるキウイも好きだったみたいで、ストックには置いときたいなって。

 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。

リキッドスペック

SHOP紹介文より。

【MONSTA×ベプログコラボ 第二弾!】
キウイ大好きベイパーのスタッフが、「毎日吸っても飽きない濃厚キウイリキッド」を MONSTA VAPEに懇願!

最初のサンプルが完成するまでになんと約1年。
試行錯誤の末、ようやく出来上がった
「Wick Kiwwie」は、見事に神フレーバー!

【フレーバー】
フレッシュキウイの酸味、キウイソースのような濃厚な甘さ、あんまり隠れていないストロベリーが神マッチング。

これこそ毎日吸っても飽きないパーフェクトなキウイリキッド!

キンキンな清涼感ではなく、程よいメンソールに仕上げているので、
爆煙でガンガンお楽しみいただけます!

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カワE。
MONSTAVAPEシリーズはリキッドごとにキャラクターが描かれているようです。
今回のこの子はキウイモチーフ。
アメリカンポップっていうんですかね。キャッチーで思わず目に留まっちゃう感じ。
それとこのシリーズは外箱付きです。
ボトルの保護になりますし、「ちょっとお高いやつ感」が出ますよね。それにこの箱結構丈夫なんですよ。内側までしっかりプリントしてありますし。値段安いのに外箱までつけて大丈夫なのかしら。

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反対側。「コラボしてるぜ!」
字がめっちゃ小さいけど、もう反対側にはいろんな言語で注意書きされてます。
日本語の記載もありますが相当ギリギリ。だいたい内容想像できるからか補完して読めますな。英語は無理っすね。

キャップを開けて匂いを嗅いでみると、完全にキウイ。
あの独特のフレッシュな青さや甘酸っぱさを連想させます。
ここだとまだイチゴはいませんね。

VG:PG比は70:30。
標準的な粘度なんで、冷えちゃうとちょっと固くなって供給しにくくなるかもしれません。たぶんよっぽどハードチェーンしなければ大丈夫なはず。

リキッドの色は緑か黄色っぽいの来るかと思いきやスッキリ透明。

吸ってみる

環境

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高抵抗(MTL):Ammit RDA  カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 0.9Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA(末広Cap) Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.49Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン:資生堂 クレド・ポー・ボーテ

高抵抗(MTL):1.12Ω 13w

イチゴ出てきましたね。
とはいえメインはキウイ。イチゴはアシストです。
キウイもイチゴも本物の果実感というよりはとろりとしたソース感というかジャム感のようなフレーバーです。青っぽさは皆無。
アシストとは言っても隠し味ってほどではなく、キウイ7:イチゴ3くらいのバランス。隠れているわけではなく横並びでこの比率くらい。
両者が表にいます。
清涼感は「喉が冷えるなー」って感じで、MTLで吸う分清涼感もギュッとなって舌に当たります。
この時点でしっかり味と甘さを感じます。

中抵抗(RDL):0.49Ω 30w

控えめながら、キウイの青っぽさが出てきました。
この青っぽささキウイの特徴で、好きな人はたぶんコレが好きで、嫌いな人はコレが嫌いっていう部分だと思います。
連想するのはグリーンキウイ。ゴールデンより酸味を感じるやつですね。
香り的にグリーンキウイを想像するんですが、実際に酸っぱいわけじゃなくて、「これ酸っぱい匂いするから酸っぱく感じる」っていう存在感。
ここでも比率は同じくキウイ7:イチゴ3って感じ。
甘さが際立ってきてます。
清涼感は結構出てきてて、吸ったあとに水飲むと「冷たっ!」て感じる程度には強いです。

低抵抗(DL):0.30Ω 50w

甘いです。焚けば焚くほど甘くなってくる。マレーシアリキッドの本領発揮です。
結構甘いんですが、キウイ感と清涼剤のおかげか後味はそこまでしつこくなくチェーンできます。
キウイは酸味感の演出というよりは甘さを引きずらせない役目をしてる感じですかね。
清涼感はチェーンし続けてると頭が少しキーンとしてくる程度には強いです。
ここまで来てもキウイとイチゴの比率は変わらないですね。
一貫して味の出方は安定しています。
香料が飛ぶことなくしっかり味を出してくれますね。

試飲まとめ

あんまり味がブレないですね。どんな環境でも安定した味の出方をしてくれます。
フルーツ系って高抵抗でうまく味が出てくれなかったりするのもあるんですが、リキッド自体のパンチ力なのか高抵抗でもしっかり味が出てきます。
風味とかじゃなくてしっかり甘みの乗った「味」。キウイとイチゴのバランスを保ちながら、高抵抗ではより「ドロり」とした感覚のフルーツ感があって、低抵抗ではジューシー。リアルに寄ってるわけじゃないんですが、キウイの果汁にイチゴのソース混ぜて飲んでる感じ(謎)。

運用環境

高抵抗も低抵抗もどっちも美味しくて甲乙つけがたいんですが、当面は低抵抗環境でいってみます。

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Taifun GTⅣ RTA

ワイヤー:DEMON KILELR Alien KA1 0.3*0.8+32Ga 内径3mm マイクロ 4巻 0.42Ω
コットン:TITANIUM FIBER COTTON
MOD:PARAMOUR
出力:40W

我が家で一番フルーツ系が得意な子です。
ジュースコントロール次第ですが、バカでかいジュースホールで鬼のようにリキッドを供給してくれるので、ハードチェーンしてもまったくイガらずにウェッティなミストを出してくれます。
甘みも乗りやすいので、出力かけて吸いたいフルーツ系はいつもコレ。
コイツでガツンといってみましょう!

 

・・・・

 

うっま!!

この環境でもイチゴいますね。
イメージとしてはキウイにイチゴソースかけて食べてる感じ。さっきと言いたいことは一緒ですな。
まず舌に当たるのがイチゴのピューレが入っている濃厚なソースで、味わっていくうちにベースとしてどっしり構えているキウイがジワジワ顔を覗かせ始め、最後に冷えた果汁が口の中を流れていく感じ。
単体でも美味いものを合わせてみたらお互い主張しまくったけどやっぱり美味かったってところ。

ちなみにガンクについては、だいたい10mlほど吸ってみたのがこんな感じ。

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なんか赤っぽくなりましたね。
もっとガンキーかと思ってましたが、味の変化もあまりないし頑張ってくれてます。
というかこのビルドで吸うとだいたいガンクがつきにくいんですよね。
リキッド供給が潤沢だからか、エアー量と熱量のバランスが取れているからか理由は色々あると思うんですが、長持ちする環境もあるよってことでご紹介です。

全体まとめ

「キウイはやっぱりあの青っぽさと酸味だよな!」っていう方はもしかしたら肩透かし食らっちゃうかもしれませんが、イチゴをガッツリ加えたことでリキッドとしての完成度は上がったと思います。
冒頭で以前キウイリキッド吸ってたって書きましたが、その場では美味しくとも単調なフレーバーでずっと吸ってるとちょっと飽きが来ちゃったり、キウイ独特のクセが気になったりしました。
今回の【Wick Kiwwie】は、キウイ独特のクセこそ抑えめですが、イチゴが大きく主張してくることで飽きにくくなってます。
もともとキウイ好きなんでちょっと贔屓目に見ちゃってるところがあると思いますが、本人が気に入ったのでヨシ。レビューってそんなもんです。
MOSNTA VAPEは初めてでしたが、噂に違わず濃厚でポテンシャルが高かったです。
値段も60mlで税込み1,680円とかなりお手頃だし他のも試してみようかな。