ステルスVAPING

レビューはいくらあっても困らない。非喫煙者がコソコソVAPEするためのブログ

VaporShock【Revolver H】MODレビュー

VaporShockから出ていたハイブリッドメカニカルチューブです。

「出ていた」というのも、既に生産はしていないようで、国内で新品の入手は極めて困難です。ざっと調べた感じ国外でもなさそうかな?
そもそも国内で取り扱っていたのもPure Vapor Japanさんだけだったと思います。

今回自分が入手したのもセカンドハンド品です。

ここから

ここまでの期間わずか1週間。
こんなんベイパー全員が持ってる性(さが)じゃないですか。
VAPE始めてほんとに財布の紐緩くなりましたね。
ウチで一番高いVAPE製品になりました。

スイッチがね、ずっと気になってたんですよ。
メカチューブの命じゃないですか。そこの機構が良さそうで、押し心地の良さそうなボトムスイッチをずっと求めてました。
金額的な意味でもともと眼中になかったんですが、そんなんね、射程圏内に入ったらいっちゃいますよね。

ということで、もう新品販売はないプロダクトですが、せっかくのハイエンドなので備忘録的に残しておこうってやつです。
「ハイエンド」の定義ってのもマチマチだと思いますが、入手困難でこの値段ならハイエンドでいいでしょ!ハイエンドということにしましょう!
これで自分もハイエンドユーザーです!!!

ちなみにセカンドハンド品ですので、美品状態で付属品もすべてあるはずですが、新品のものと状態が異なる場合があります。
あらかじめご了承ください。

※1 電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。
※2 本製品は、バッテリーの出力をバイパスで引き出すメカニカルMODとなっています。加えてハイブリッド接続となっており、取り扱いにはある程度の知識が必要となりますの十分ご注意ください。

  

パッケージ

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筒です。簡素です。

スペック

材質:ステンレス
スレッド:ハイブリッド接続
直径:22mm
高さ:83.5mmくらい(18650Ver)
   56.5mmくらい(18350Ver)
重さ:130g
スイッチ:ボトムスイッチ(ロック機構あり)

外観

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質感は光沢のないヘアライン仕上げです。
飾ったり見た目を楽しむとすればピカピカに磨いたポリッシュっていうのも非常に魅力的なんですが、ヘアライン仕上げだと指紋や汚れが目立ちにくいし、アトマイザーの質感とも合わせやすいので、日常的に使いやすいです。

デザインとしては上部にスリットがありますが、これは後述する機構に合わせたものです。

今回のチューブの特徴の一つは「テレスコピック」だということです。
テレスコピックとは、重なり合った筒が伸び縮みする構造のことで、VAPEにおいては伸び縮みするチューブMODのことです。
1本のチューブで様々なバッテリーのサイズに対応できて、18350~18650くらいまで対応していたりすることが多いです。
筒の段差を活かしてMODデザインの幅も広がるなど独自の魅力もあります。

バラすとこんな感じ。

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基本的には手前の4つのパーツを使います。
このうち、右から2番目のパーツを右奥のパーツと換装することで、同じ18650バッテリーを使用するものの違ったデザインで楽しむことができます。

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こっちのほうがよりテレスコピック感ありますよね。
この大きくできた段差がパフする際にうまく手にフィットしてくれます。
見た目についてはアトマイザーとのバランスもあるのでお好みですね。

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アトマイザー接続部分です。ハイブリッド接続になっているので、ポジピンに直接バッテリーが接触します。
よく見るとさらに一段階窪んでおり、バッテリーの接触によるショートを防ぐための工夫がされています。

それとメカチューブは本体が電気の通り道になるので、パーツ点数が増えれば増えるほどパーツの繋ぎ目で通電ロスが生じることになります。
【Revolver H】ではかなり細かくスレッドが切られており、極力噛み合わせることで接触面積が増えているので通電ロスが減りそうです。まあこれがあるからどこまで体感できるか分かりませんし気持ちの問題ですな。

18650バージョン
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18350バージョン

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18350にするとこんなにカワイイ。
アトマイザーつけても手のひらにすっぽり握り込めるくらいコンパクトになります。
ただし、バッテリーサイズを切り替える場合にはエクステンションパーツの着脱が必要になるので、出先で切り替えた時はパーツを別で保管したりしなければならず、本体のみで完結できないのはちょっと面倒くさい。

スイッチ部分
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ここもメインの特徴のひとつですね。
バッテリーとの接点は通電性に優れたシルバーコンタクトです。
スイッチをパーツ内に押し込むKennedyのようなタイプではなく、ボトム部分全体がスイッチになります。
このタイプだと、そのまま立てて置いてしまうと何かの弾みでスイッチに荷重が掛かって通電してしまうことがありますので使用していない時の注意は必要ですが、押し込んだ時にフレーム部分に指が引っかかったりすることはないので、使用しているときはストレスフリーです。端っこの方押してもしっかり通電してくれるのでミスファイアはほぼないですね。
スイッチのスプリングは柔らかめながら、とりあえずロック解除したまま立てて置いても、すぐには通電しない程度には強度があるので、毎度寝かせて置くことまではしなくてもよさそう。

押し心地は軽めでスムーズです。
キシキシするような抵抗感もありませんし、スッ、スッと押し込める感じです。
ただしあまり強く押し込みすぎると時々スイッチが帰ってこなくなるときがあります。
ロック機構に干渉するのかバネが引っ掛かっているのか。
パフに強い力はいらないので、普通に使う分には問題ないです。

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ロックは独特の機構です。
スイッチ部の底面にはリボルバーのチャンバーを模したエングレービングが施されています。
それに合わせた溝もあり、スイッチ全体がシリンダーのようになっています。
底面の部を少し引っ張りながら60°ほど回転させるとカチッとロックの解除、さらに60°ほど回転させるとカチッとロック、というようにチャンバー1つごとにロックと解除が繰り返されます。
この動作がなんとも気持ちが良く、つい無意識にカチカチやっちゃいます。
溝があるのでスイッチを引っ張るときに指に引っ掛けやすいんですよね。デザインと機能性をうまく両立してます。
引っ張らないと解除できないので、まず誤作動で解除されることはないはずです。

この辺、内部がどうなっているのか分解してみましょう。

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おおまかにはこんな感じです。
目玉は一番左の部分。ここは更に分解できます。

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こんな感じです。
右の写真における左側のパーツの穴の部分に、右側のパーツの突起がはまるとロック状態になり、溝の部分にはまるとロック解除ということになります。

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こんな風にカチカチ回転しながらロックと解除が切り替わっていくわけです。
まさにリボルバー

特にグリス等の塗布はないんですが、引っ掛かり感のほとんどない実に気持ちがいい押し心地です。

フィッティング

18650バージョン

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Bishop RTA(4ml)

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Manta V2 RTA

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Manta V2 RTA

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Galaxies RDA(末広Cap)

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Requiem RDA

18350バージョン

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Bishop RTA(2ml)

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Hastur mini RTA

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Orbital RDA

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Requiem RDA

まとめ

22mmのチューブは初めてでしたが、細身で手に収まるサイズ感は、なるほど22mmにこだわる人がいるのも頷けます。

「所有感」というと個人差がありますが、少なくとも自分にとってはありました。
こういうのってそれなりの金額を出しているので、贔屓目っていうのはあるんでしょうねぇ。
実際の使用感としては、そこを目的に買っただけあって抜群に良いです。
スルスル回る精度のいいスレッドに、信頼性のあるロック機構や押し心地のいいスイッチと、運用するにあたってストレスになる部分がほとんどないです。
手がかかる子ほどかわいいなんて言いますが、この子は手がかからない上にかわいい。カッコイイ。
サッと取り出して、カチッとロック解除してパッと吸う。この一連の動作がすごくスムーズでスマートなんですよね。優秀なロックがこんなにも安心感あって「使う」ということの心理的ハードルをここまで下げてくれるとは思わなかったです。
テクニカルも本来そうあるべきですが、基盤の入っていないメカニカルは持ち運ぶ際は不意の事故を防ぐためにもなるべくバッテリーを外したいところ。とはいえ、ちょっとした持ち出しならその手間をかけたくないというのもまた心理。
このロック機構であれば収納の中で不意にロックが外れることはまずありませんし、運用がだいぶ楽です。
何よりスイッチがまじで気持ちいい!!
メンテナンスも楽で、総じて優秀な子って感じでした。