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HESLIFEは台湾のリキッドメーカーで、フルーツ系やお茶系、スイーツ系まで幅広いラインナップを展開しています。
個人的な思い出でいうと、ここが作っていた「Apple Yakult」と「Guava Yakult」がめちゃくちゃ好きで吸ってました。
商品名どおりヤクルトを思い出す乳酸菌感とそれぞれのフレーバーに加えて、ほどよい甘さと清涼感が抜群に美味しかったのですが、廃盤になってしまったのかここ最近めっきり見なくなりました。
ヤクルト系のリキッドは個人的に大好きで、外しちゃったやつは結構地獄なんですが美味しいやつ見つけるとドハマりします。ただ、なかなか生き残らない印象なんですよね。
今回はそんな名リキッドを生み出してきたHESLIFEのシャンパンリキッドになります。
Blanc(ブラン)とはフランス語で「白」という意味で、blanc de blancsは「白の中の白」、つまり白ブドウでできたシャンパンという意味です。
逆にNoirは「黒」という意味なので、blanc de noirsだと「白の中の黒」、黒ブドウでできたシャンパンって意味になりますね。
巷ではマスカットっぽいと聞いたことも合ったので、マスカット好きとしてはずっと気になる存在だったのですが、年末のBaseで15％OFFクーポンが出てたのでMr.Vape川崎さんで購入させていただきました。
※電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。
リキッドスペック
SHOP紹介文より。
さっぱりとした口当たりと芳醇な香りが特徴的なシャンパンリキッドです。
オシャレなラベルですよね。
シャルドネとワイングラス、ワイン樽が描かれていて落ち着いた上品な印象を与えてくれます。
反対側には詳細が書かれています。
成分とか「子どもの手の届かない所に」とか基本的なこと書いてあるだけなのにフォントのおかげか雰囲気がありますね。
それとこのラベル用紙、少しだけ厚みがあるというかツルッとした手触りでリキッドチャージなどでボトルを少し潰してもよれにくいです。ラベルがシワシワ～ってなりにくいのはヨシ！
自分の記憶違いだったら申し訳ないんですが、確かこのリキッドもともと30mlの小さなボトルしかなかった気がします。
それがショップさんやユーザーさんの尽力で60ml化にこぎつけたような経緯だったような。素晴らしい熱意です。それだけ愛されているリキッドということですね。
キャップを開けて匂いを嗅いでみると、白ぶどうをベースとしたワインっぽさを感じます。
いやコレほんと白ワインぽいんですよ。爽やかなアルコール感みたいな。
VG：PG比は60：40。
そこそこサラッとしているのでジュースホールが小さめなRTAやPODでも供給は問題なさそうです。
リキッドの色はぶどうの果肉を想像させる濁った黄色。美味しそうです。
吸ってみる
環境
高抵抗（MTL）：Ammit RDA カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w
中抵抗（RDL）：Wasp Nano RDTA（末広Cap） Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.49Ω 30w
低抵抗（DL）：Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
コットン：資生堂 クレド・ポー・ボーテ
高抵抗（MTL)：1.12Ω 13w
まず感じるのが香りの高さ。花の香りっぽいフローラルさがあります。
ただ芳香剤のようなキツさではなく、中心にいる白ぶどうを優しく包んでくれるベールのようなやわらかさです。
MTLでエアーを絞ると清涼剤による冷たさが舌に当たり、香りの抜けと相まって炭酸をイメージさせます。
甘みはほんのり感じる程度。この辺は吸い疲れしないですね。
個人的にはこの辺好きですね。
中抵抗（RDL)：0.49Ω 30w
エアーの量も増えてミスト量が増えたことで、清涼剤を喉で感じるようになって、のどごしがかなり良くなりました。
甘みも増しますが後には引かない程度。
高抵抗と比べて香りが少し弱くなりました。
低抵抗（DL）：0.30Ω 50w
甘いです。甘いんですが、人工甘味料っぽい甘さになってしました。
あの後味がちょっとくどいというかクセのある感じ。
この辺だと甘さばかり先行してしまってほとんど香りを感じられないですね。
個人的にはこのリキッド、低抵抗より高抵抗のほうが好きです。
試飲まとめ
「マスカット」っていう想像をするとちょっと違ったかなって印象です。まぁマスカットなんて一言も書いてないんですけどね。
でもこれシャンパンリキッドとしてすごいよくできてると思います。
シンプルかと思いきや意外と複雑なフレーバーです。
色んな香料いっぱい入っているというよりは、いくつかの香料を丁寧に重ね合わせているようなそんな感じ。
香りがめちゃくちゃいいんですよね。「香り高い」ってやつ。
このリキッドのセールスポイントですね。
運用環境
試飲した感じ、エアーを絞って出力かけると香りを感じなくなって、エアー多めに取り込んであげると甘みと香りが出てくるので、ミスト温度は低めな方がいいのかなって印象でした。
なので温度管理で運用してみることにします。
Bishop RTA
ワイヤー：NiFe48 26Ga 内径3mm マイクロ 8巻 0.33Ω
コットン：KENDO COTTON GOLD
MOD：IAIDO（DNA60）
出力：18W～25W
エアフローピン：1.6mm×2
今までNiFe48ってスペースドでしかやってこなかったんですけど、マイクロでもいけるらしいと聞いたので今回はマイクロでやってみます。ミストの出方としてはスペースドよりマイクロの方が好みです。
ではいってみましょう！
・・・・
うまく制御が効いてくれているみたいです。
想像通り210℃くらいだと香りがうまく立ってくれました。
甘みも程よく出てくれてバランスがいい。
試飲環境で言うと高抵抗と中抵抗の間くらいでしょうか。
ここだと高抵抗の時より甘みが出てきているためか、白ぶどう部分が強調されてよりフルーティーなワインになりました。
清涼感は強くなく、いいアクセントになってます。
そこまでエアーを絞ってないので炭酸感はありませんが、清涼剤のおかげで「冷やした白ワイン」って印象です。
260℃まで上げると香りが飛んでしまいました。
どうやら240℃くらいまでにしておいた方が良さそうです。
だいたい10mlほど吸ってみましたが、ガンクは付きにくいと思います。
この環境とは別のタンクでも5mlくらい0.8Ωの18WでVWモード運用してみましたが、そちらでもやっぱりガンクがつきにくかったので、温度管理と言うよりはこのリキッドの性質ですかね。
全体まとめ
美味しかったですね。
よくあるシンプルなフルーツ系で、「ストレートな味！うまい！」ってのも大好きなんですが、こういう「味の構成を楽しむ」っていうリキッドもいいですよね。
前者は爆煙とかハードチェーンでパカパカ吸って「うん！うまい！」とかやるのが満足感高いんですが、今回のようなリキッドは落ち着いた環境で、ミストを吐いた後の余韻を感じるようにじっくり楽しみたいです。
間接照明で少し雰囲気を作ってから、ソファーにどっしり座って遠い目をしながら「…フゥ～…」ってやるのがオツですね。
そういったちょっと上品な吸い方の似合うリキッドです。
【Blanc De Blancs】はMr.Vape 川崎さんで2,400円で販売中です。
