Dr.Vapesのパンサーシリーズ初体験ですが、コアなファンがいる印象です。
メジャーどころで言うと、ピンク色のリキッドが特徴的な「Pink Panther」 でしょうか。カシスとコットンキャンディという面白そうなフレーバーです。
今回のPurple Pantherも以前からラインナップにはありましたが最近になってリニューアルされたようです。
新フレーバーとして3種類のグレープが33%ずつ配合されており、1%が秘密のフレーバーとのこと。
グレープ好きというだけで前情報ほとんどなしに購入してみましたが、お味はいかがでしょうか。
※電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。
リキッドスペック
リニューアル前のもとは若干デザインに変更があるようです。
ラベル下部に「NEW RECIPE」とあります。
レッド、ダーク、グリーングレープと3種類ですね。サイトによるとダークグレープっていうのはコンコードグレープのことで、ウェルチとかに使われるあれですね。
VG:PG比は78:22です。
細かく刻んでいますが、これが最もトリックをするのに向いている比率だそうで、パンサーシリーズはこれで統一されています。
パンサーシリーズって60mlで1本3,000円くらいするので、その半額くらいのリキッドが増えてきた昨今だとちょっとお高めなリキッドっていう感じですが、トリックに使うにはなかなか贅沢です。
イギリス産ですよ。
リキッドの色はほぼ透明。
透明とはいってもタンクに入れたりして日の光に当ててみると、輪郭がうっすら紫がかって見えます。室内だと透明にしか見えません。
ピンクパンサーがド派手なピンクなのでこれも紫だったりするのかなーと思ってましたが、意外と普通です。
以前のものはもうちょっと色がついていたみたいですね。
ラベル上部にはスクラッチコードがついており、Dr.Vapesのサイトで正規品の確認ができます。
リキッドにこれがついているの珍しいですね。それだけクローン品が出回ったりするということでしょうか。
小江戸工房のSex On The Beachでクローン品が出回った時にその見分け方なんかが拡散されていたこともありましたが、こうやって管理してもらえると安心感があっていいですね。品質管理の自信を伺わせます。
キャップを開けて匂いを嗅いでみると、なんか芳香剤っぽい感じです。
グレープって言われれば「あぁ…」ってくらい。
吸ってみる
環境
高抵抗(MTL):Ammit RDA カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
高抵抗(MTL):1.12Ω 13w
味があんまり出てこないですねぇ…。ちょっと甘いかな?
香りもあまり立ってきません。 強いて言うならブルーベリーガムみたいなお菓子っぽい感じです。もしくは芳香剤。
中抵抗(RDL):0.51Ω 30w
甘みが出始めました。
グレープというよりカシス。少しクセのある感じ。
低抵抗(DL):0.32Ω 50w
かなり甘いです。
吸った後にベタつくような砂糖みたいな甘さ。
綿あめだわこれ。コットンキャンディです。
香りはまぁグレープと言えばグレープかな?
圧倒的甘さにグレープっぽい何かでアクセントを加えました。みたいな感じですね。
人によってはここでも芳香剤。
まとめ
高抵抗~中抵抗はダメですね。
もうガッツリ低抵抗で吸うのがいいと思います。
感想にあった「果汁感」とかは残念ながら自分には分かりませんでした。
あととにかく甘いです。甘くて甘くてちょっと自分には厳しいかなーと思ってましたが、せっかくちょっと奮発したリキッド買ったんだし美味しく吸いたいと思ってアレに入れてみました。
アレ
Taifunパイセン
(Taifun GT4 with SteamTuners nano kit)
我が家のフレーバー番長です。
自分の手持ちのアトマの中でも抜群に味を出してくれるお方です。
セッティングは以下のとおり。
ワイヤー:DEMON KILLER Alien Clapton 0.3*0.8+32ga 内径3.0mm 5巻 0.5Ω
コットン:Cotton Bacon Prime
出力:40W
これで文字通り台風みたいに荒々しいミストでガッツリ味出してくれるんですよね。
これで吸ってみましょう。
・・・
めっちゃ濃い!甘い!
試飲環境の低抵抗よりもさらに濃い味です。
そこに芳香剤を少し脱却したグレープの渋みっぽさがアクセントを加えてきます。
そして余計に甘い。
これだとやっぱり継続的に吸えないので、1mlに対し1滴くらいの清涼剤を添加するとかなりちょうど良くなりました。
清涼感が後味のべたつく甘さをすっきりさせてくれます。
もともとICEバージョンも出ているので、最初からそちらを選んでもいいかもしれませんね。
試飲のときは「失敗した」と思ってたんですが、Taifunで運用をしていたらいつの間にか20mlくらい吸ってました。
個人の好みとしては手放しで美味いとは言えないんですけど、なんか吸っちゃうんですよね…。
ちなみに20ml吸ったときのガンクはこんな感じ。
キレイすぎないですか…。
吸い方の影響も当然あると思いますが、にしても驚きです。
ガンクつきにくいって触れ込みは見かけませんでしたし、味の感じからいくとガンクモンスターっぽいのにこの状態をキープしてくれるのは嬉しい誤算でした。
味についてはフルーツ系というよりはスイーツ系に近いのかなとは思いますので、フルーツ系だと思って手を出すと期待を裏切られるかもしれませんが、これはこれで面白いリキッドだなぁと思いました。
リピートするかは微妙ですが、コアなファンがつく理由が垣間見れた1本でした。