リキッドの味は濃くてはっきりしている方が好きです。
これは元々煙草を吸わない自分がVAPEを飴やガムの代替的に使っているからかもしれません。
複雑で繊細な香りを楽しむものよりも、濃ければ濃いほど満足感が得られる気がします。
一日中VAPEを吸える環境ではないし、短い休憩時間でガッとリフレッシュしたいから余計にそう思うのかもしれません。
これ食生活でも一緒なんですが、味が濃い食事を好んでしまいます。
体に良くないのは分かってるし、塩分取りすぎで薄味に満足できなくなっている自覚もあります。
そのせいで舌の繊細な感覚が麻痺しているのかもしれませんね。
これがリキッドの嗜好にも繋がっている気がします。
オフィスエッジさんが取り扱うフィリピンリキッドQUEENS LABの氷結シリーズに新しい仲間が加わりました。
ラインナップで1番人気のある「氷結ホワイトグレープ」のノンメンソールバージョンです。
元々の氷結ホワイトグレープは、しっかりした味わいに強烈なメンソールの効いた夏向けのリキッドでした。
今回の無氷結はメンソールを抜いて、自分で好みの清涼感に調整できるようになっただけでなく、香料も約1.5倍の配合になっており、より濃厚な味わいになりました。
※電子タバコ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です。対象年齢に満たない方は使用をお控えください。
リキッドスペック
以下オフィスエッジさんの商品ページから説明を抜粋。
その名の通りメンソールなどは入っておらず
果汁感のある仕上がり。
当店拠点の岡山県名産のマスカットを
イメージして作られています。
PODデバイスでもおいしく吸っていただけるように
濃厚でありながら、さっぱりと吸っていただける
調合になっています。
※氷結ホワイトグレープと比べ
約1.5倍の濃厚さ【香料の配合分】
プレミアムの名に恥じない
果汁感たっぷりのマスカットを
口いっぱいにほおばってみて下さい。
ラインナップは15ml、60ml、120mlの3種類。
キャップを開けるとはっきりしたマスカットの香りが飛び込んできます。
VG:PG比は不明ですが、なんとなく70:30くらいな感じはします。
ちなみに、「マスカット」と「白ぶどう」は同じものを指すこともあり、具体的には白ぶどうというカテゴリーの中に「マスカット」という種類があるようです。
ぶどうは香りの違いで分類する方法もあるようで、大きく「マスカット香」「フォクシー香」「香りなし」の三種類に分類されます。
「マスカット香」はヨーロッパのぶどうが由来した香りで、それこそ「マスカット」の香り。また「ムスク」、つまりジャコウジカ(麝香鹿)やジャコウネコ(麝香猫)の香りに似ているそうです。ジャコウネコっていい匂いなんですね。
この「マスカット香」があるぶどうは、「マスカット」のグループに分類されます。
「フォクシー香」はアメリカのぶどうが由来した香りで、「ナイアガラ」や「デラウエア」がその代表品種です。香りをわかりやすく表現すると、ぶどうジュースの香りです。
また、「白ぶどう」の分類でありながら、「マスカット香」がしない「ハニービーナス」などはマスカットではないとされるようです。
吸ってみる
環境
高抵抗(MTL):Ammit RDA カンタルA1 26ga 内径3mm 7巻 1.12Ω 13w
中抵抗(RDL):Wasp Nano RDTA Ni80 24ga 内径3mm 6巻 0.51Ω 30w
低抵抗(DL):Pyro V3 RDTA Ni80 24ga 内径3mm 7巻 デュアル 0.32Ω 50w
高抵抗(MTL):1.12Ω 13w
吐き出すときにマスカットの爽やかな香りが広がります。
甘さはくどくなくさっぱりしていますが、味の輪郭をしっかり感じます。
上記で言うまさにマスカット香ですね。
中抵抗(RDL):0.51Ω 30w
高抵抗より甘みが増します。
しかし味の輪郭が少しぼやけた感じになってしまい、どちらかというと中途半端な印象。
ぶどう風味という感じ。
低抵抗(DL):0.32Ω 50w
ここまで出力を上げるとさらに甘みが増します。
ただし、香りは飛んでおらず、大量のミストにしっかりとぶどうが載ってきます。
輪郭は薄れた感じがしますが、それを凌駕するように物量で押されるので、ミストを吐き出すときには結果的に白ぶどうをしっかり感じます。うまい。
後味の甘ったるさは少なく、さわやかなぶどうジュースを飲んでいるような満足感があります。
まとめ
かなり美味しいです。
初見で120ml買いましたがあっという間に60mlを消費し、半分になってしまいました。
個人的には高抵抗で吸うか、低抵抗で思いっきり炊いた方が美味しいと思います。
ただし、低抵抗で吸えばいいのかと思ってProfile M RTAのメッシュで吸ったところ、思ったより味が出ませんでした。なので、きめ細やかでシルキーなミストで吸うというよりも、スピットバックがガンガン来るくらいの粗めのミストで吸う方が合っているのかもしれません。
ちなみに、最も美味しく吸えた環境はPODでした。
使ったのはこれ。
POTENTO Xの1.0Ωカートリッジです。
POD自体そんなに多くは持っておらず、これもプレゼントキャンペーンで当選したもので、とりあえず使ってみるかという気持ちでしたが、なんとこれが一番美味かった。
自分のビルドスキルの低さは当然あると思いますが、これで吸った時の衝撃はかなりありました。
ほどよい甘みに、RBAでは出てこなかった酸味、そして華やかに広がるフルーティーな香りがとてもバランスが良く、60ml消費したうちの8割方はPODで吸ってます。
POD想定で調整したのでは?というくらい相性がいいです。
POD代もバカにならず、最近は低抵抗RBAで吸った時の満足感も気に入ってるのでそっちメインですが、しっかり味わいたいとなるとやはりこの環境を使ってしまいますね。
この辺りは好みもあると思いますが、味自体は万人に好まれる味だと思いますので、自分のようなフルーツ好きはぜひ。